疲れ・ストレスから目の前がグルグル・・・。 東洋医学で目眩(めまい)を予防する方法とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

季節の変わり目・夏の疲れから自律神経が乱れたり、台風などの低気圧で生じるのが目眩(めまい)・・・。
症状によっては転倒も引き起こすので、充分に注意が必要な疾患でしょう。

多くの場合は、病院でも治療している事が多いですが、症状の緩和が見られない方も多くいます。
そのような場合には、漢方薬や鍼灸を試みると良いかもしれません。

特に、目眩の症状で多く診断されるのが、メニエール病であり30代~50代の女性に多いと言われます。

メニエール病の原因とは??

耳の内耳にある内リンパ液が関与しています。
内耳は、平衡感覚・聴覚に関わるために、ここのリンパ液が増えると、耳鳴り・めまい・難聴などの聴覚に異常が生じます。

メニエール病の特徴は、回転性のグルグルした感覚を伴っためまいという事です。

また、段階があり初期は、耳の閉塞感・めまいがあります。悪化すると、めまいの頻度が増え、難聴・耳鳴りなども慢性化する恐れがあります。

そのため、早期に改善する事が大切となります。

内リンパ液が増えることが原因のため、根本的にはここを改善する必要性があります。

では、東洋医学でのアプローチは、どう考えるか??

一番は、体質的に水分の流れが良くないと考えます。ここでの水分は、血流・リンパ液も含まれます。

そして、30代~50代の女性に多いと言うのが特徴です。主に、責任のある立場で仕事をしている人が多く、ストレスを感じやすいと言うのがあるでしょう。

しかし、あくまでストレスは要因の一つだと考えられます。ストレスだけが原因なら男女比は生まれないからです。

女性に多いと言うことは、月経という生理周期が関与している可能性があります。

多くの女性は、東洋医学において瘀血体質という血液循環が悪くなり易いと言われます。血流が落ちると、不要な水分・血液・リンパ液の流れが落ち、停滞してしまう可能性が出てきます。

また、これに冷えという状態が入ると、首肩こりが起きてより血流の低下を起こすので悪化しやすくなります。

その他にも、疲れから起きる場合もあり、その場合は虚弱体質から変えなくてはなりません。

東洋医学においてのメニエール病の主な3タイプを知ろう。

■ 虚弱・水分代謝が原因

この場合が、特にメニエール病に多いです。
水分代謝が起きる原因は、虚弱体質も関与していきます。元気な方は、血管から余分な水分が漏れ出ないように保っています。

この漏れ出ないようにする力が固摂作用と言い、この低下も関与します。また、陽気不足も伴う事があります。陽気とは身体を温める作用であり、虚弱というのは原因の一つとなります。

そのため、補気作用・水分代謝を良くする漢方薬が大切です。

メニエール病だと、良く水分代謝の漢方薬として、苓桂朮甘湯や五苓散などがよく使われますが、固摂作用も高めて治療する事が望ましいです。

その作用を高めるものは補気薬が一般的です。補中益気湯・四君子湯・六君子湯・黄耆建中湯などがあります。

補気薬と苓桂朮甘湯または五苓散の併用がおすすめです。

■ 瘀血が原因

血流を改善する事で、水分代謝も高め、冷えも予防していきます。また、ホルモンバランスも整えます。

そのため、活血化瘀薬がおすすめです。
当帰芍薬散・温経湯・桂枝茯苓丸などが使われます。特にオススメは、当帰芍薬散!!
当帰芍薬散、身体を温めて血の巡りを良くするだけでなく、水分代謝を良くする生薬も含まれています。

ホルモンバランスの乱れもあるなら、当帰芍薬散がオススメでしょう。

■ 混合型

上記の二つの原因が混ざった症状です。
そのため、補気薬・ 活血化瘀薬 ・水分代謝を促す漢方薬を混ぜて服用するのが良いでしょう。

個人的に良く使うのは、補中益気湯 合 当帰芍薬散 合 葛根湯です。
多くの方が首肩こり・頭痛・朝に倦怠感や低血圧などがあり、葛根湯を加えるとより効果が発揮させる事が多く感じますね。

まとめ

メニエール病は、もちろん女性だけでなくい男性にも起きます。
しかし、女性に多く出る傾向から瘀血の原因は関与していると考えられます。

また、意外と多いのが精神的なストレスから来る目眩です。
このような場合には、加味逍遥散を試してみると良いでしょう。気の巡りを良くするだけでも改善が見られるかと思います。

目眩は、転倒のリスクが高いので意外と危ない疾患です。
ちょっと、体調が怪しいと思ったら休憩もしくは早めに治療に取りかかりましょう。

早期治療は、慢性化も防げるので、自分の症状が怪しいと思ったら、病院・鍼灸院・漢方薬局などに相談をおすすめします。

以上、参考になれば幸いです。

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