糖尿病であるなら、きちんと低血糖症状を理解しておこう!! ブドウ糖は、必ず携帯しよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

糖尿病という病気は、よく耳にする事があるかと思います。しかし、その逆の低血糖については、あまり知られていないのではないでしょうか??

実は、日本において糖尿病関連の死亡の中でも、重篤な低血糖で死亡する確率は高いと言われます。特に、高齢者にその傾向が高いのです。高齢になると、薬の飲み忘れ・多く飲んでしまったりなど自己管理がうまく出来なくなるリスクもあるからです。

年間で、この重篤な低血糖の発生率は、どのくらいか??想像は付くでしょうか??

なんと、年間でも2万件とされており、その中でも死亡や重篤な合併症が起こるのは、約1000件/2万件にも及びます。意外と多い数字かと思います。また、低血糖の前駆症状を感じている方は、6割もいるそうです。

今回は、低血糖の症状や対処法について話して行きましょう。

低血糖とは、どんな症状・・・?? 糖尿病って、どんな状態の事をいうの??

低血糖というのは、身体を維持するための血糖値が低下したために起こる症状です。

体内には血糖値を維持するためのホルモン(グルカゴン・インスリンなど)があります。基本的に糖尿病の方は、血糖値を下げるインスリン分泌の低下・それを感受する細胞に原因が起こります。※ 1型・2型などで原因は異なります。

身体の中の血糖値が70 mg/dl以下になると、血糖値を上げようとグルがゴンなどが分泌されるため、肝臓などに蓄えられているグリコーゲン(糖)が分解されて血糖値を上げます。その逆に、血糖値が高い場合には、インスリンが分泌されて、血管から細胞や筋肉へエネルギーを移行させます。

そのため、このインスリンの分泌が低下すると高血糖の状態になります。また、インスリンが出ていても、それに応じる器官や細胞がインスリンに対する抵抗性つまり反応がなければ、血管から糖を移行するのが難しくなります。

このような事が起こき、一定以上の検査値を越えると糖尿病と診断されるのです。

つまり、身体の中では血糖値は、維持されているのは1番なのです。高すぎても、脳梗塞・動脈硬化などの原因にもなりますし、低すぎれば生命活動を維持できなくなります。

低血糖の症状としては、腹が減る・吐き気・発汗・冷や汗・疲労感・頻脈・不安・不快感・動悸・振るえ・昏睡など多くあります。皆さんも、一度くらいは経験しているのではないでしょうか??

お腹が空くと、腹が減ってイライラややる気が出ない・疲れやすいなど軽めな低血糖症状とも言えます。ただし、重篤になると、明らかに身体に異変が出るので早めに気が付くことが大切です。

昔、大学で習った低血糖の覚え方を紹介しておきましょう。それは、低血糖のはひふえほです。

は:腹が減る・吐き気・冷や汗・発汗

ひ:疲労感・頻脈(動悸)貧血

ふ:不安感・不機嫌・ふるえ

:下手したら昏睡

ほ:放っておくと死

最後の方は、無理やり感がありますが、このはひふえほの流れで症状が出るので、覚えやすいかなと思います。

何故、このような低血糖症状が起こるのでしょうか?? それは、以下で説明しましょう。

低血糖状態になるとインスリン分泌が抑制され、糖を作り出すためにアドレナリン・ノルアドレナリン分泌が亢進します。それにより、グルカゴン分泌も促されます。しかし、高齢者では自律神経が亢進した症状(心悸亢進・発汗・蒼白など)、中枢神経症状(頭痛、眠気、痙攣・昏睡など)が一気に加速します。

低血糖に対しては、予防の準備が大切!!

まずは、直ぐにブドウ糖を摂取せよ!!これに限ります。

ブドウ糖がおすすめな理由は、単純に吸収が早いためです。身体へ糖が吸収されるには、多糖類が分解され、二糖類になります。また分解される事で、単糖つまりブドウ糖になり、そこで、やっと吸収されます。そのため、ブドウ糖や砂糖、ブドウ糖を含む清涼飲料水を携帯するか手の届くところに置いておきましょう。

また、人によっては、α-グルコシダーゼ阻害薬を服用している場合は、ブドウ糖が必ず必要です。α-グルコシダーゼ阻害薬とは、ブドウ糖への分解を遅らせる作用があるため、甘い物でも多糖類・二糖類では時間がかかってしまいます。

次に、重要なのが休む事です。低血糖状態では、運転や立っていると事故や転倒によるリスクが高くなります。

まとめ

意外な事実だったかもしれませんが、糖尿病の方は低血糖になりやすいのです。高すぎても低すぎても、駄目・・・。このように大変と思うかもしれませんが、備えあれば憂いなし!!ブドウ糖をもっているだけで、低血糖のリスクは大幅に避けれます。

また、低血糖のはひふえほは、知っておくと万が一の際には役立ちます。糖尿病でなくても知っている事で、家族や友人を助けることが出来るかもしれません。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA