もう便秘とは、お別れしましょう。健康的な腸を取り戻しませんか?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

加齢と共に便秘になる方が多くなり、それにより悩みも抱えていることでしょう。
普段みていると、男性よりも女性に多い気がしますが、実は加齢により性差は少なくなります。

これは、東洋医学では陰が関与していると思われます。
女性は、生理もあり月に1度は血を失います。血は、陰の区分されるので潤いなどに関与があります。

これにより、血虚になると便が硬くなったり、ウサギのようなコロコロ便になる事も・・・。
そして、加齢により起こるのが腎陰虚です。

腎は、生命活動など様々な症状があります。
その中の1つに水分代謝に大きく関係しています。これにより、加齢によっても便秘が生じやすくなります。

では、この便秘と言う症状はどのような目安で、病気となるのか!?

便秘って、どのくらいの事を指すの?
1日でない事は、便秘とは言わない!?

まずは、便秘症と言われる概念をお話しましょう。

【便秘症】
便秘とは、大腸内に便が停滞して、排便が順調でないことをいいます。
そして一般的には、3~4日以上も便通がなく、そのために不快感をともなうものを便秘症としています。

あくまで、一般的なので、1日に出ないのが不快感を示すのであれば、便秘と考えてもいいと思います。ただ、あまり気にしないことをおすすめします。

【治療】
まずは排便の習慣をつけることです。
便意がなくても、一定の時間帯にトイレにいく習慣をつけるといいでしょう。
適度な運動、散歩、リラックス法などが腸の運動を促進します。
食事としては、繊維の多いものをとるようにしましょう。


*東洋医学では、生もの・冷たいものの過食は、逆に胃腸の運動を妨げるとしています。

糖尿病や肝臓病などの疾患をお持ちの方は、食事内容などは、かかりつけの病院で相談してください。

《西洋医学》
整腸剤または下剤による対症療法が中心。
人によっては、下剤により腹痛・下痢などが起こります。

【漢方】
西洋医学では、体質の強弱に関わらず、下剤を投与します。
漢方では、各個人の便秘の状態に応じて、漢方薬が異なります。
必ずしも下剤を使用しません。
病院や市販の下剤で、腹痛・下痢を起こす方は、漢方薬が必要な方が多くみられます。

【タイプ別漢方】
1)大食漢タイプ:防風通聖散、大柴胡湯、瀉心湯など
2)冷え性タイプ:桂枝加芍薬湯、大建中湯、小建中湯など
3)コロコロ便タイプ:麻子仁丸、潤腸湯など

多くは、冷え症タイプとコロコロ便のタイプです。また、これが合わさったような混合タイプです。

自分のタイプがどれか、分からないよ!!?良く聞くセンナじゃ駄目なの??

センナは、CMで馴染みのある商品がある位に、大変広く飲まれています。

病院でも、「センナは漢方薬だから安心」と考え、安易に処方するドクターもいたりします。実際、センナは漢方薬ではありません。ドクダミやゲンノショウコウなどの民間薬です。

東洋医学的には、センナは控えた方が良い!!

センナの怖さを知る者にとっては、頭の痛いことがあります。
それは、センナは最も強力な下剤ですから、長年飲んでいると、腸が段々と自力で動かなくなります。その結果、センナ依存を引き起こします。一生センナ頼りの生活が待っているのです。このやり方では、便秘は決して治りません。またセンナは、体を冷やしますので、女性にとっては非常に怖い植物です。

漢方を専門とするドクター、漢方専門薬局では、便秘でセンナを処方することはまずありません。
ですから、いろんな場所で便秘薬をもらう際には、成分にセンナが入っているかいないか、確認してください。

結局、何を服用すれば良いのか?教えて!!

私たちが良く使用するのは、麻子仁丸・大建中湯・桂枝加芍薬湯です。

コロコロ便には、麻子仁丸。
麻子仁丸は、便に潤いをもたらす働きがあり、腸には優しい漢方薬となります。
まずは、麻子仁丸で症状が改善すれば、こちらから始めるのが良いでしょう。

ガスが溜まる・しぶり便など腸がうまく動いてない場合は、大建中湯・桂枝加芍薬湯を使用します。
蠕動運動が過敏だったり、動きが悪い時には大建中湯または桂枝加芍薬湯がオススメ。

腸を温めるだけでなく、動きを正してくるので膨満感・ガス溜まりなどがあれば、麻子仁丸よりもこちらを試してみましょう。

最後に、腸内環境を整えると得られる効果とは!?

■ 便秘・下痢が改善

悪玉菌により、腸の蠕動運動の低下を抑えられます。腸内環境が良くなることで、善玉菌の割合が増えますので、腸の働きが正常化します。

■ 免疫力が向上

腸管の免疫系は、免疫細胞の70%が存在しているといわれています。そのため、腸内環境を整える=免疫力の向上が考えられます。

■ 動脈硬化を予防

善玉菌により、脂肪細胞を燃焼させて血清コレステロールを低下させる働きがあります。血管の壁に付着した悪玉コレステロールにも働いてくれるため、動脈硬化を予防できるため、心筋梗塞や脳梗塞の予防にも良いでしょう。

まとめ

まずは、便秘で悩んでいるのであれば体質改善を図りましょう。
腸内環境が整える事で、免疫力も向上するのでドンドン身体が元気になります。

日頃の食事には、発酵食品であるチーズや納豆・キムチ・漬物もオススメです。また、食材としては玄米やキノコ類豆類・根菜類などの食物繊維が豊富なものが良いでしょう。

また、腸腰筋というインナーマッスルを鍛えると、腸が刺激されやすくなり蠕動運動が活発になります。ストレッチするだけでも鍛えられるので、取り入れてみてはどうでしょうか。その他にも、睡眠が大切です。リラックスしていると、副交感神経が優位になり、腸だけでなく内臓の働きが活発になります。これにより、睡眠中に便を結腸まで運んでくれます。

結局は、規則正しい生活を心がける必要があるので、どれか1つずつでも取り入れて行くと、身体の健康状態にも変化が見られるかと思います。

以上、参考になれば幸いです。

これでも、便秘が酷い場合は相談してください。体質改善から考えていく方がいいと思います。

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