ビーガン食を取り入れる事で、減量効果を高めよう。肥満や2型糖尿病の食事療法に、おすすめな理由とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

欧州の肥満学会で、ビーガン食を取り入れる事で、肥満や2型糖尿病の管理状態が改善する可能性があるという報告があったのです。

とは言え、急にビーガン食にするのも大変でしょう。そもそも、ビーガンっって言葉は聞いた事があるけど、あまり分からないよ・・・。今回は、ビーガン食について知っていきましょう。

ビーガン食とは、一体どんなもの??

ビーガン食は、植物性食品のみを摂取する最も厳格なベジタリアン食の事を言います。これだとベジタリアンとの違いがよく分からないかと思います。

ベジタリアンとは、肉や魚介類などの動物性食品を食べず、野菜などの植物性食品を食べる人のことです。日本では『菜食主義者』とよばれています。しかし、卵製品と乳製品を食べるか食べないかが本人の判断にゆだねられています。

これに対して、ビーガンとは、肉や魚、卵製品、乳製品を一切食べず、野菜・豆類・穀物などの植物性食品を中心にした食生活で、『完全菜食主義者』と呼ばれます。

つまり、卵製品・乳製品を食べるか食べないかで、ベジタリアンかビーガンかが分かれます。

ビーガン食を取り入れると、どんな結果が起こりうる??

今回の研究では、肥満(BMI25kg/m2以上)や2型糖尿病患者を対象に、ビーガン食を約3ヶ月以上継続しています。また、ビーガン食のみ・ビーガン+地中海料理・ビーガン食の食事介入無しに分類されて研究されています。

すると、ビーガン食を取り入れたグループでは、体重の減少・HbA1cの低下・総コレステロールやLDL(悪玉)-コレステロールも低下したのです。しかし、中性脂肪や血圧の変化幅は、ほとんど差がなかったという結果となりました。

この結果より、ビーガン食を少なくとも3ヶ月続けると、体重減少・2型糖尿病患者の血糖値が改善する可能性のある事が判明しました。ビーガン食の特徴として、脂肪の含有量が少なく、食物繊維の含有量が多い事により、カロリー摂取量が低下して体重が減少すると考えられています。

ここで、朗報なのが全てをビーガン食にしなくても、ある程度の効果があることです。1日サイクルで朝昼は仕事などで行動しているので、カロリーの消耗をしているでしょう。そのため、夕食だけビーガン食にするだけでも、カロリー摂取が抑えられるので、効果が期待できましょう。

和食は、ビーガン食を作りやすい!!

ビーガン食を取り入れたい!! けど、なんだか難しそう・・・。そのような声が聞こえてきそうですが、和食である精進料理は、まさにビーガン食なのです。精進料理とは、野菜や豆腐などの植物性の食材のみで作った料理をいいます。

煮物・がんもどき・おでん・野菜の天ぷら・きんぴらゴボウ・蕎麦など、意外と身近な料理があります。肉や魚を使わなければ、簡単にできるでしょう。また、味噌や醤油などは大豆から出来ており、調味料にも困りません。

ダイエットにも、おすすめのため1日1食だけでも取り入れてみると、だいぶ体つきが変わってくるでしょう。けれど注意点もあります。

それは、継続することです。今回の研究結果も最低3ヶ月と証言しています。軽めから始めるのであれば、もっと長い期間かかると思います。 継続は力なり!!といったものですね。

まとめ

今回は、ビーガン食による減量効果や2型糖尿病の改善についてでした。少なくとも、無理のない範囲で取り入れるだけで健康管理が大きく変わるかもしれません。

悩んでいる方は、今日からでも改善に役立ててもらえたら、嬉しいです。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:欧州肥満学会(EASO2022、5月4~7日、オランダ・マーストリヒト)で報告。ステノ糖尿病センター(デンマーク)のAnne-Ditte Termannsen氏らの研究。

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