あなたは、片足で10秒間立つことが出来る?? 出来る出来ないで、寿命に関係しているかもしれません。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

片足で10秒くらい簡単だよ!! このように思う方が多いでしょう。しかし、歳を重ねるごとに体幹が落ちている事に気が付いていないかもしれません。

そんな簡単にもみえる片足立ちで、10年後の死亡リスクが判明するかもしれないのです。

有酸素運動能力や筋力・柔軟性などは加齢とともに低下していきます。何かしらの運動を継続していないと維持するのは難しいでしょう。しかし、バランス感覚は、60歳ぐらいまでは維持されていると考えられています。

ただ、前者は徐々に低下する事が特徴ですが、バランス感覚は、60歳を過ぎると急激に低下します。そのため、この片足立ちの検査は、60歳以降に行うことが大切でしょう。この片足立ちの検査は、両手を下げた状態で何にもつかまってはいけません。また、片足を上げた足は、その甲をもう一方の足のふくらはぎの裏につけて、その姿勢で10秒間維持できるかを検査します。

いやいや、イメージしただけでも簡単だよ。やらなくても、分かるよ!! このような方は、是非試してもらいたいと思います。検査結果では、約2割も出来なかったのです。意外と多く感じませんか。10人に2人は出来ないのです。

この出来なかった方は、肥満・心臓病・高血圧・脂質異常症・2型糖尿病など生活習慣病の発症も多い傾向も見られました。特に糖尿病については、3倍もの差が出たようです。ちなみに、10秒間の片足立ちができなかった人は、年齢を重ねる毎に増えていきます。

その結果、生活習慣病のリスクが高まるために、10年後の死亡リスクも高まる結果となったそうです。また、転倒リスクも高まる事も問題でしょう。転倒により、骨折や頭を打って入院すれば、維持してきた筋力もドンドン落ちていき、その失う速度は驚愕でしょう。人間は、1週間寝たきり状態になると15%の筋力が低下し、3~5週間で50%もの筋力が落ちると言われているからです。

やっぱり予防のためには、適度な運動が大切。

足腰が弱らないように、ウォーキングやヨガなど怪我をしにくい運動を取り入れると良いでしょう。これらを続けることで、生活習慣病の予防や転倒を引きおこすリスクが低下していくかと思います。

また、外の環境に身を置く事で得られる恩恵は多くあります。人間関係や自然とふれあいやすくなり、認知症の予防にも良いでしょう。

ただし、注意点はやる気の出し過ぎです。よぉーし、やるぞぉーーと、意気込んでしまうと大けがの基です。

東洋医学では、老化予防には補腎薬が重要。

五行説という考えにおいて、腎は生命に深く関与しています。この腎は、30代手前でピークを迎え、そこから死ぬまで緩やかに下がり続けます。そこをサポートしてくれるのが、補腎薬となります。

代表的なものだと、六味地黄丸となります。よく若い時に、成長が遅いなど未成熟であれば、この六味地黄丸が使われます。また、逆に40代になると、桂皮・附子を加えた八味地黄丸がオススメです。

加齢による症状には様々ありますが、この地黄丸系列は滋養強壮として使いやすく感じます。

その他にも、利水作用を高めた牛車腎気丸(済生腎気丸)・清熱作用を高めた知柏地黄丸・滋潤作用を高めた麦味地黄丸などがあります。どれも、最初に紹介した六味地黄丸から派生して処方されている漢方薬です。

また、食事も豆類などを取り入れたり、旬の食材を取り入れる事が大切です。豆類は、補腎作用があり御節料理の黒豆がそれに該当します。また、旬な食材は、その時の1番必要な栄養やエネルギーがいっぱい詰まっています。

まとめ

まずは、転倒に注意して片足立ちをしてみましょう。ふらついたり、10秒出来ていても、不安が残る場合は、これから改善していくと良いでしょう。出来なかったからと、諦めないでください。

あくまで、健康のチェックなので、改善するきっかけにしてもらえれば嬉しく思います。

以上、参考になれば幸いです。

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参考文献:「British Journal of Sports Medicine」に6月21日掲載

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