類は友を呼ぶというが、体臭で友を本能的に選んでいるかもしれません。仲が良い友人は体臭も近いかも・・・。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

体臭を気にしている方は、多くいるでしょう。しかし、その体臭のよって、気の合う人に出会うかもしれません。海外の研究において、出会ってすぐに意気投合するペアは、体臭が類似している可能性の高いこと判明したのです。

人も動物の一つなので、犬などよりも嗅覚が弱くても無意識下で、友人を選んでいるかもしれません。今回の研究では、人の嗅覚を模倣した電子鼻により、特定の香りを検知し分析しました。これにより、初対面でも気の合う人たちを予測できることも示されたそうです。

この研究結果は、視覚や聴覚だけでなく、嗅覚も友人を作るのに、役立っているだろうと結論を付けています。また、赤ちゃんを例にして考えると、新生児の時には、まだ目がはっきりとは見えないが、鼻は効く事が分かっています。母親と母乳のにおいは新生児は好むのも頷ける結果でしょう。

体臭は、遺伝的構造の中でも、特に免疫機能と相関関係にあり!!

体臭から自分に近い遺伝子を持つ人を見つけて、その人を助けることは、自分の遺伝子を残すことにもつながると言われます。体臭により、仲間・友人を見つけている可能性があるのです。

しかし、それとは逆に友人や仲間は、似た体臭を選ぶ傾向にあるようですが、異性に対してはどうやら違うことも分かっています。

体臭は、セックスアピールと深い関係がある事は、多くの研究で証明されています。

体臭というのは、HLA(白血球抗原)つまり白血球の型と相関関係がある事が解明されています。HLAとは、体内に侵入した異物を免疫細胞が見分ける手助けをしてくれています。簡単にいえば、異物はここですよーーっとマーキングしてくれているのです。

そんなHLAの型が、体臭に影響を及ぼしています。好きな匂い・安心する匂いがする男性を、女性が選ぶ傾向となっています。そして、興味深いことに、自分のHLA型とは全く違うHLA型の男性を選ぶというのです。

これは、別々の遺伝子の配合により、強い遺伝子や免疫機構となるように本能的な行動でもあります。年頃の女性が、父親を避けるのもHLAが似ているからでしょう。友人のような関係性を構築できたら、避けられることも少ないかもしれません。

年頃を過ぎれば、意外と仲良くなるのも、仲間意識からかもしれませんね。

体臭は、病気の診断にも使われている!!

東洋医学でも、五行説の中の五臭というのがあります。それだけでなく、例えば、糖尿病になると「甘いにおい」がするといわれる。これは、糖がうまく代謝されなくなって、代わりに脂肪がエネルギー源として使われるようになったからです。そのため、アセトン(ケトン体)という物質が多く作られるため、甘酸っぱいケトン臭と呼ばれる体臭が起こります。

その他にも、胃もたれなどの胃腸障害があると、吐く息に酸っぱいにおい・腐敗臭が混じることもあります。

体臭も健康を計るためのパラメーターにもなるので、普段と違う臭いを感じ取ったら、注意をしていきましょう。

まとめ

今回は、体臭について話させて貰いました。人それぞれ、体臭はあるかと思いますが、人間関係・健康や病気などを見つけるのに有用な手段です。

しかし、臭いが気になる方は、体内をデトックスすることが大切です。身体に毒素が溜まると、自分自身も気になる体臭へと繋がります。早めに対処すると、病気の予防にもなるので体質を改善していきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:「Science Advances」に6月24日掲載

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