ジャンクフードが止まらない・・・。高カロリーな食事を選んでしまう訳とは!? 

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

皆さんは、フライドポテトはお好きでしょうか??
ポテトチップス・ポテトフライなどのジャンクフードは、いまや身近な食品かと思います。

そんな美味しくて、高カロリーな食事ですが、ある物質が食欲を高めるようです。

それは、終末糖化産物(AGE)!!

終末糖化産物(AGE)!? あまり聞いた事がないワードでしょう。
では、この終末糖化産物(AGE)とは、どんなものなのか!?

終末糖化産物は、Advanced Glycation End Productsを略してAGEと呼ばれます。
これは、タンパク質と糖が加熱されてできた物質のこと指します。つまり、身近な物質である事が分かりますね。

しかし、この終末糖化産物は、人体に強い毒性を持ち、老化を進める原因物質とされています。
これが血管に蓄積すると心筋梗塞や脳梗塞、骨に蓄積すると骨粗しょう症、目に蓄積すると白内障にも・・・。

つまり、健康にも美容にも良くない物質が、終末糖化産物となります。
なるべくなら、身体にはない方が良いとされますね。

では、どのような過程で身体に蓄積するのか!?

体内に蓄積する原因は、2通りある事が知られています。

① 自分自身で作り出す!

血液中に、糖分であるブドウ糖が過剰になっていると、人間の体の細胞・組織を作っているタンパク質に糖が体温で温められると合体します。これを、糖化と言います。

この糖化がどんどん経過する事で、元のタンパク質に戻れなくなった状態を終末糖化産物(AGE)となります。

基本的に、体内のタンパク質が糖化しても、初期の段階で血液中の糖の濃度が下がれば元の正常なタンパク質に戻ることができます。

体内でできる終末糖化産物(AGE)の量は、血糖値×持続時間で表すことができます。
血糖値が高いほど、糖とタンパク質が結びつくため、より多くの終末糖化産物(AGE)が生じます。

この期間が長ければ長いほど、蓄積が進む事となります。
身体の老化が進む要因となります。つまり、糖尿病などの方は特に、血液中の糖の管理が重要となりますね。

② 体外から摂取!!

どちらかと言えば、こちらが重要でしょう。
先ほども触れましたが、終末糖化産物(AGE)はタンパク質と糖が加熱されてできた物質!!
つまり、日々の生活で、飲食物から取り込んでしまいます。

クレープ・ホットケーキ・お好みやきなどでは、小麦粉(糖)と卵(タンパク質)などを使うでしょう。
そこで焼いている表面は、きつね色になります。これが、目に見える糖化ですね。

そのため、糖化している食事を取り過ぎるのも、健康に影響が出る事がわかるでしょう。

身体に悪い終末糖化産物(AGE)が、食欲を高めている!?

さらに、悪い事にこの終末糖化産物(AGE)は、食欲を高める上に健康的な食品選択を妨げる事が判明!!
これは、米国バック加齢研究所の研究結果となります。

皆さんも、気が付かない内に経験をしている事でしょう。
調理で言うメイラード反応が、ここでいう糖化となります。このメイラード反応は、食べ物を美味しくする方法であり、焼きおにぎり・焼きプリン・焼き魚・ステーキ・ハンバーグなど挙げれば限りないでしょう。

つまり、食生活では除く事は難しいかと思います。
この終末糖化産物(AGE)は、もちろん体外へ排出はある程度可能です。
しかし、加齢・持病などによりその能力が低下します。蓄積する事がより進み、健康への被害は大きくなる事がイメージできるでしょう。

今回の研究では線虫を用いていますが、この線虫でさえ、終末糖化産物(AGE)の誘惑や被害から逃れることはできなかった事が判明。

そこで、いったいなにが線虫の過食を引き起こしているのか!?
このメカニズムを明らかにするために、よく知られた終末糖化産物(AGE)のいくつかを純粋な形で分離して線虫に食べさせた結果、そのうちの2種類の終末糖化産物(AGE)に過食を引き起こす作用のあることを発見!!

さらに、そのうちの1つMG-H1について検討を重ねると、チラミン依存性経路という生化学的信号経路を通じて過食を引き起こしていることが分かったようです。

これらの事から、食事内容を改善する事が過食・肥満を予防できる可能性があるとされます。
また、食事量も自分の意志ではなく食品によりコントロールされているかもしれません・・・。

まとめ

食材を美味しくする調理法も、取り過ぎれば毒になる事が判明したようですね。
薬も食事も取り過ぎれば、身体に悪さを起こします。

そのため、適切な量を食べていく事が大切でしょう。
また、あまり茶色の食事だけでなく、野菜・果物もバランスよく取りましょう。

健康的な食事バランスで、健康を保持していましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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参考文献:『eLife』誌に発表

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