これからが旬な里芋を食べよう!!漢方生薬でも使われる食材の効果とは!?【食養生】

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

9月となり、秋がどんどんと深まっていきます。秋と言えば、食べ物も熟成し、実りが多くなります。

そんな旬な食べ物一つである里芋について話していきたいと思います。

サムネイル画像

里芋と山薬の違いは?? その栄養とは??

山薬は、山の薬と書かれる位、漢方薬では生薬で使用されます。この山薬は、里芋と同じ物です。ただ、その呼び名が違うのは、里で取れるか山で取れるかの違いだとも言われます。

世界に600種以上あり、日本では長芋や自然薯、銀杏芋、大和芋などが食べられています。

とろろや煮物、揚げ物などで食され、饅頭やカルカンなど菓子の原料にもなっています。また、国内外を問わず日本料理、薬膳料理の材料としても人気がありますね。

古くから日本では親しまれており、これからの寒い季節やお節にも、煮物や芋煮汁なんかにしても、美味しい食べ物ですね。

この里芋には、水溶性食物繊維やでんぷんを多く含まれています。また、基本的に、芋類はカリウムが多いので、むくみ予防などに効果があると言われています。

身体の余分な水分が抜けると言うことは、冷えの予防になったり、倦怠感の予防にもなります。

また、血圧を下げたり、コレステロールの吸収を抑える働きもあると言われています。

サムネイル画像

漢方薬の効能から見る、どうか??

山薬は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属の植物であり、本州以西の丘陵地や雑木林に自生するつる性の多年草です。

地下の芋は、根と茎の中間の性質をもつ担根体(たんこんたい)と呼ばれる部分です。年ごとに新生交代して伸長成長するもので肉は白色で堅くてもろく、粘性があります。秋に葉が落ちてから、掘り出して乾燥させたものが生薬の山薬となります。

使用する生薬の部位は食べているのと同じ担根体であり、まさに医食同源です。強壮、強精薬として胃を丈夫にし、精力をつけます。

■ 山薬に、人参や白朮といった生薬を足せば、下痢を止め、健康な脾胃を促します。

代表的な漢方薬として啓脾湯・参苓白朮散があります。旅行先で、胃腸が弱り、下痢をしてしまう方には常備薬ですね。

■ 山薬に熟地黄や山茱萸といった生薬を足すと、老化防止に使われる八味地黄丸や六味地黄丸という漢方薬となります。良く、加齢による頻尿などに使用される漢方薬です。

■ 山薬単体では、発汗・熱による脱水症状の口の渇きを治すとも言われいます。

まとめ

山薬(里芋)は、胃腸にも良く、風邪の時の口の渇きにも良いので、秋冬の風邪の時に食べるのもいいでしょう。とろろ芋でも構わないので、食欲が無い場合の豆知識として頭の隅に入れておいいてもらえたら、嬉しいです。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA