
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
気・血とやってきましたが、残るは、津液と腎精です。
この基礎用語を理解すれば、東洋医学は断然分かりやすくなります。
今回は、津液・腎精です。頑張ってついて来てください。
気血を忘れた方は、一度、前の記事を読めば大丈夫です。知った気でいる方が後々分からなくなるので、気をつけてください。私自身も、復習はしていますので恥ずかしくないですよ。
■ 東洋医学の基礎:【津液】について。
津液とは、食事(水穀の精微)から作られるもので、体内に存在する必要な水分の事です。
そして、気の推動作用や臓腑の働きで、身体全体に運ばれます。
脾の働きで、食事(水穀の精微)から作られ、まずは肺に送られます。そして、肺が全身に運び、不要な水分は膀胱で排泄されます。
しかし、一部は膀胱から吸収されて、腎の気化作用(気の力で他の物質に変化させる作用)で、三焦を通り肺に戻されます。
※三焦とは、上・中・下に分かれ、心臓舌から横隔膜(胃の上)が上焦・横隔膜からヘソ(上腹部)が中焦・ヘソより下(下腹部)の下焦の事です。
さきほど話した通り、気の推動作用と臓腑の中でも、肝の疏泄作用(肝気の作用のひとつ)が津液の流れに関与しています。
このことから、肺・脾・肝・腎(膀胱)には、深い関わりがあります。
■ 津液の作用とは!?
①津液は、全身を潤す。
②津液は、間接、靱帯・筋肉に潤いを与え、身体の動きを円滑にします。
③津液は、気化作用により、血に転化する。
津液=血×気化作用。まえに、精=血×気化作用と述べました。(血について参照。)
気化作用は、材料を元に、身体の必要な物へ変化させることが分かりますね。
■ 東洋医学の基礎。【腎精】について。
精というのは、東洋医学において、全ての物質の基本となります。特に、腎に蓄えられていますので、腎精とも呼ばれます。
基本的に父母から受け継ぐ物を【先天の精】。食事(水穀の精微)から作られる物を【後天の精】と呼ばれます。
余談ですが、先天的な障害などは、この先天の精が不足で起きるとも言われます。加齢によるものは、後天の精の不足です。
■ 腎精の作用とは!?
①性機能・生殖能力の維持。
精は、性行為・妊娠・出産などに関与します。
②成長・発育を促進。
精は、生命エネルギーと思って良いでしょう。少なければ、成長が遅れ、早く消費すれば老化が進みます。
③精は、血に転化する。
ここでも、出ましたね。気化作用が。血=精×気化作用。
まとめると、血・津液・精は、気化作用によりお互いに作れます。
④精は抵抗力を高める。
以上が、基本となる気・血・津液・腎精の話となります。この基本を頭に入れて置くことが大切です。
次は、津液の異常によって生じる状態について触れていきましょう。
■ 津液の異常によって、起こる症状とは??
津液の不足により起こる症状を津液不足証といいます。これが進むと、手足のほてり・のぼせ・寝汗といった熱の症状が出てきます。これは、潤す力が減ったために起こる熱のため、虚熱といい、この症状を陰虚といいます。
また、津液の流れが停滞すると水湿証といい、これに寒さが加われば、寒湿証となります。逆に夏が加われば、湿熱証となり、水湿が固まって凝縮した症状は、痰飲証と言います。
【津液不足証】
津液の不足により、乾燥状態が出てきます。口唇・喉の乾き・目の乾き・コロコロ便・皮膚がカサカサといった症状が現れます。
【陰虚】
津液不足だけで無く、血・精も不足することで、潤す力が低下し、身体を温める力が強くなり熱症状が現れます。陰陽は、お互いに制御し合っているので、どちらかの均衡が崩れると症状に出てきます。
シーソーや天秤をイメージするといいかもしれません。
その均衡が崩れるので、ほてり・寝汗・のぼせ・顔の紅潮・尿の色が濃い・便が硬い・微熱などが現れます。
【水湿証】
体内の水分の代謝障害によりおこります。身体が重く感じられ、むくみ。腹水、尿量が少ない、めまい、嘔吐など身体に余分な水分が入った状態となります。
【寒湿証】
水湿証の症状に、寒がり、冷え、湿気や冷たい物で症状の悪化など寒さによる症状が加わっていきます。
【湿熱証】
水湿証の症状に、口が苦い・くさい・尿が黄色く濁る・便がベトベトする、関節が痛く腫れる、黄疸などの熱による症状が加わっていきます。
【痰飲証】
水湿が固まって凝縮したもので、痰、気管支ののゴロゴロ感、胸が苦しい、身体が重い怠い。
これに寒さ症状が加わると寒痰証となり、白色の薄い痰、手足の冷え、寒がりといった症状が現れます。
熱が加わると熱痰証となっていきます。黄色い粘り気のある痰、口渇などの症状となります。
■ まとめ
ここまで理解すると、自分自身の体質で何が悪さをしているかを把握出来る方も多くなっています。もし、まだ分からない場合は、最初からサラッと見てもらえれば、ピンっと来ると思います。
以上、参考になればうれしいです。