血液型で、脳梗塞になりやすい?? 脳梗塞リスクが高くなる血液型とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

血液型には、性格判断・占いなど使われたりなど、様々な用途があります。その中でも、なんと血液型により病気のリスクも異なるかもしれません。この研究は、米メリーランド大学のBraxton Mitchell氏らの研究によるものとなります。

その病気とは、虚血性脳卒中つまり脳梗塞となります。 脳梗塞と聞くと、少し怖い病気を想像する事でしょう。確かに、迅速な処置をしないと死に至る病気でもあります。

そんな病気になりやすい可能性がある血液型を知りたくはないでしょうか?? 

今回は、虚血性脳卒中(脳梗塞)について話していきましょう。

まずは、虚血性脳卒中(脳梗塞)とは、どんなもの??

虚血性脳卒中は、脳へと繋がる血管(血液を供給する動脈)が詰まる事で生じます。その結果、脳へ血液が足りなくなり、4.5時間ほど供給できないと、脳細胞が死んでしまいます。

脳への血管は、内頸動脈と椎骨動脈で行われております。左右にある椎骨動脈は、後頭部で脳底動脈となります。内頸動脈と脳底動脈は、大脳動脈と数本の動脈に枝分かれしていきます。これが、輪っか状に見えることから、ウィリス動脈輪と呼ばれます。

ちょっと、難しくて意味が理解出来ないよ・・・。 このように、感じてしまうと思います。

そのため、環状道路をイメージして下さい。所々に、インターチェンジや入り口・出口があるかと思います。あれと、同じです。ウィリス動脈輪という本線から、枝分かれすることで、脳へ血液を運んでいます。

このどこかで、事故封鎖が起きてしまうと、大渋滞が起こるように身体でも大きな問題が生じます。基本的には、詰まっても、抜け道(側副動脈)があり、大渋滞(脳梗塞)を避けるようになっています。しかし、この抜け道も人により異なるため、細い方だと十分な流れを保てずに、渋滞(梗塞)が起きてしまうのです。

しかし、渋滞回避のために道路工事をするように、人の身体も同じ事をしています。それは、新しい動脈を作って脳梗塞から守る働きがあります。しかし、これは急な梗塞でなく、ゆっくり生じている場合に限ります。

人の身体も、工事期間は必要となります。

虚血性脳卒中(脳梗塞)が起こる原因とは??

① アテロームが血管を狭くする

アテロームとは、中性脂肪やコレステロール、カルシウム、細胞の死骸などから作られた蓄積物の事を指します。これにより、さらに脂肪などが蓄積することで、動脈を塞ぐほど大きくなります。塞がないまでも、血流が落ちる事で停滞する血液が多くなり、血栓ができやすくなります。

すると、狭くなった動脈に血栓が詰まる可能性が高くなっていきます。

② アテロームや血栓が飛んでくる。

アテロームの破片・動脈の壁にできた血栓などが剥がれると、血流に乗ってどこかに飛ばされます。それが、脳への動脈に詰まることで、発症します。また、①の状態では一層詰まりやすい状態でしょう。

③ 心臓から脳へ運ばれる。

心臓は、血液という栄養だけでなく、異物も運んでしまうことがあります。主に人工弁や心内膜炎によって生じた血栓が原因となります。これが、②と同じく運ばれることで生じます。

先ほどまでの例えで言えば、道路工事していて幅員減少している所に、故障車・事故車が詰まってしまうようなイメージとなります。そうなると、道路が封鎖されるので、車の流れ途絶え大渋滞を引き起こします。

なんとなく、虚血性脳卒中(脳梗塞)についてイメージが出来たかと思います。それでは、その病気になりやすいかもしれない血液型について話していきましょう。

結論から言うと・・・。

A型の方は、脳梗塞のリスクが高い!!

えぇーーー、私はA型だ・・・。どうすればいいの・・・。

安心して下さい。あくまで、4つの血液型の中では高い傾向があるだけです。脳梗塞は様々な原因があります。例えば、健康なA型と生活習慣病を持つB型では、B型の方がリスクは高いでしょう。このように、他の要因もあるためA型だけが原因ではありません。

今回の研究結果では、O型は他の血液型よりも、脳梗塞のリスクがやや低い結果です。反対にA型の人は脳梗塞が多い傾向となり、特に60歳未満での発症との強いとされます。他の血液型よりも16%リスクが高い結果となりました。

しかし、血液型によって脳梗塞のリスクが異なるのは、どうしてでしょうか?

O型以外の血液型は、血栓形成に寄与するフォンウィルブランド因子(VWF)や第VIII因子のレベルが高いことが知られています。つまり、血栓を作りやすい要因をO型よりも持っている事となります。

また、60歳未満に起こる脳梗塞は、高齢者の脳梗塞と比べると、血液凝固の強さが関与していると考えられると言われます。

東洋医学で考えると、瘀血体質が関係している。

瘀血体質とは、血の流れが悪くなり、滞っている状態です。血というのは栄養を意味しており、この流れが低下している状態です。

この血の役割には、血液のように各場所への栄養を運ぶため、これが届かないと様々な症状が生じます。例えば、顔面蒼白・爪が脆くツヤがない・髪もツヤがなく抜けやすい・筋肉が衰えたり、こむら返りなども起きやすい・経血量が少ない・無月経・周期が遅れる・口唇が紫・刺すような痛みを感じるなど

人により、現れる場所は異なりますが、原因は瘀血にあります。東洋医学でいう【異病同治】となります。異なる病気(糖尿病・高脂血症・無月経・皮膚炎・肩こり・頭痛など)でも、治療は同じという意味となります。反対に、【同病異治】という言葉もあるので、全てが瘀血が原因と考えるのは避けて下さい。

また、瘀血に対しての治療薬にも種類が多くあります。簡単にあげると、桂枝茯苓丸・桃紅四物湯・通導散・折衝飲・丹心方などがあります。

自分に合ったものを選択することが1番なので、専門家の意見も取り入れると良いでしょう。無難な所では、田七末がオススメです。

現代病の救世主となるか!? 田七人参(三七)が持っている力とは。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

まとめ

虚血性脳卒中(脳梗塞)は、血管が寒さで狭くなる冬には起こりやすいため、今後も注意していきましょう。もし、怪しいと思ったら迅速な処置をしてください。

A型の方は、少しだけ他の血液型よりもリスクが高いかもしれません。しかし、日本人でも同じ事が言えるかは不明でしょう。なによりも、生活習慣病だったり、タバコや飲酒の方がリスクを高めるかと思います。まずは、生活スタイルを見直していきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:「Neurology」に8月31日掲載

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