【再投稿2】東洋医学の基礎を学ぼう。【血】

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

前回は、気について話をしました。今回は、血ですね。東洋医学は、気・血・津液・腎精の言葉を理解すると、その後は理解しやすくなりますので、頑張ってついてきてください。前回の気を見ていない人は、一読してください。専門用語が少し入ってきます。

■ 東洋医学の基礎:【血】

血というと、血液をイメージすると思います。まさに、その通りです。ただ、少しだけ解釈が異なるのが東洋医学です。

血の概念は、栄養素を豊富に含んだもので血管から、全身を流れ、各器官に栄養を運びます。

食事(水穀の精微)より作られ、営気の働きで、水分(津液)の一部と微量な精とくっ付き赤色になります。

つまり、 血=津液一部+微量な精 (+は、営気)

この血は、気(宗気)の推動作用や臓腑(心)により身体の隅々まで運ばれます。

肝では、貯蔵され、需要に応じて調節(気の推動作用)が行われています。血管内に絶えず漏れ出ないで流れるのは、脾の固摂作用によるものです。

血の流れには、気の推動作用・心・肝・脾の働きが深く関わっていきます。

気の推動作用の失調は、血の流れを停滞させ、患部が紫暗色にさせ、ズキンっとした鋭い痛みを起こします。打撲や骨折の時が良い例でしょう。また、脾の固摂作用の失調は、血液が漏れ出ます。そのため、皮下出血・不正出血などの出血症状を起こさせます。

■ 血の作用は4っつあり。

① 栄養作用

これは、そのままです。栄養不足になれば、けいれんや爪が脆くなり、痩せたりなどが起きます。

② 滋潤作用

各器官へ潤いを与えます。皮膚の乾燥や口渇などの乾燥状態を防ぎます。

③ 神志の物質的基礎

ここから急に、難しく思う方もいるでしょう。これは、精神活動の栄養源ですという意味です。

今回は、軽く触れますが、神志とは、5行論において分けられる【心】に関与します。【心】の栄養には血が欠かせません。そのため、血が十分にあれば、精神・情緒の安定します。良くあるのが、月経時にイライラや落ち込む事です。これは、まさに血の不足が精神に影響を及ぼしています。

④ 血は精に転化する。

血は、気の気化作用により精になります。

さきほどは、 血=津液一部+微量な精 (+は、営気) でした。今回は、精=血×気の気化作用と考えてください。

以上が、血の作用になります。前回の気と血を理解すると、どんどん東洋医学を理解するのは楽になりますので、手助けになれば、うれしいです。

次に、この血が異常を来すと何が起こるのかを考えていきましょう。
血が不足することで起こるのが血虚証。血の停滞で起こるのが、瘀血証。

ここまでは、気の時と似ています。しかし、血はこれだけじゃ終わりません。
血に熱の症状が加わった血熱証。それとは逆に、寒の症状が加わった血寒証があります。
また血虚証のうち、滋潤作用の低下を血燥証があります。

なかなかボリュームがありますが、細かく説明しますのでついてきてください。

■ 血の異常が起こす症状。

【血虚証】

血の不足により、現れる症状。顔色が悪い・めまい・不眠・出血などが原因になる。

① 営養作用の低下

血色が悪い・疲れやすい・めまい・手足のしびれ・唇や爪がうすい・月経が遅れる・または早い・月経量が少ないなど、重度では無月経・不妊・流産しやすい。

 滋潤作用の低下 【血燥証】

皮膚がカサカサ・かゆみ・口渇あるが飲めない・コロコロ便・フケが多い・ダツも・ツヤが無い。

③ 神志の営養不能

不眠・眠りが浅い・多夢・不安感。

【瘀血証】

血の流れが停滞したことにより起こる症状。特徴としては、刺されるような鋭い痛みがあり、または絞られるような痛みがある。顔色や皮膚が黒ずみ・口唇が暗紫色となる。青あざも出来やすく・鮫肌っぽくなる。

月経・・・月経前・初期に痛みがあり、周期が遅れ気味、塊をともなうなど症状。

【血熱証】

血に熱の症状が加わる症状。
発疹ができやすい、月経は早まる。粘り気が出る。出血しやすい。ニキビや吹き出物は、化膿しやすく赤い。

【血寒証】

血に寒さが入り込んだ症状。
激しい痛みが出る。按摩が嫌い。温めると減痛。凝滞する性質があるので固定痛を引き起こす。

■ まとめ

今回は、血の概念から血の異常についての基礎です。
気と同じく、ここまで理解すれば根本的な東洋医学が分かってくるかと思います。

以上、参考になれば、幸いです。

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