
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
最近では、東洋医学が見直されています。でも、表現が曖昧でわかりにくい・・・。
理解する前に、諦めてしまう方もいるでしょう。そんな方にも、分かりやすく解説をしていきます。
■ 東洋医学の基礎:【気】
【気】というのは、東洋医学の基本の言葉ですが、実際なんなの??確かに、広い概念があり、わかりにくい。
でも、皆さんは小さな頃から、目にしているかと思います。
それは、ドラゴンボールやHUNTER×HUNTERなどの漫画です。ドラゴンボールであれば、スカウターで戦闘力などの気の強さが数値化されて分かりやすいですね。これがあれば、健康数値も見られて、楽しそうです。
話をもどしますが、【気】には種類が存在します。
■ 気の種類。
① 元気
これは、皆さんもイメージしやすいかと思います。元気は、臓腑の働きを助け、身体の機能を発揮させます。生命力の源であり、真気・原気とも呼ばれます。不足すれば、様々な機能の低下が起きてしまいます。疲れたときには、身体が動かないのも、これが不足しているからですね。
この元気は、父母から受け継がれる(先天の精)。さらに食事(水穀の精微)などから補われていきます。
② 宗気
宗気とは、肺と心に関与します。肺とともに、呼吸を行い、心とともに血液の循環を助けてくれます。この宗気は、その役割から胸中に存在していると言われます。また、呼吸から得られた空気(清気)と食事(水穀の精微)から作られます。
子供の時に、喘息が多いのも、宗気不足が関係しています。
③ 営気
営気とは、栄養する気と言っていいでしょう。食事(水穀の精微)から作られて、全身を血液(血)とともに栄養します。そのため、営血とも呼ばれます。
④ 衛気
衛気とは、防衛のための気と思うと分かりやすいです。これも、食事(水穀の精微)から作られ、体内体外を絶えず流れています。そのため、身体の表面を守り、風邪(外邪)が体内へ入るのを防衛します。
また、体内の管理もし、体温の維持を促し、皮膚・筋肉・組織などを温めます。
⑤ 臓腑の気
臓腑の気は、その名の通り、臓腑を機能に作用するものです。食事(水穀の精微)・空気(清気)・元気と父母からもらったもの(腎精)により作られます。
⑥ 経絡の気
臓腑の気と同じで、名の通り、経絡に作用する気であり、作られ方も同じです。
以上、この六種類の気の総称が【気】と言います。これを読んで思うのが、気の不足は、全身に問題を起こすという事でしょう。そして、食事・空気・親からの受け継いだもので作られています。
ここまでは、気の種類と役割を話しました。次に、気の働きについて、細かく話したいと思います。
■ 気の働きには、六つあり。
① 推動作用
この働きは、歩いたり、走ったり、話すなどの全ての行動に関与します。
■気は、血液(血)・水(津液)・排泄物を押し流す。
全身に水分や血液が行き渡す作用・身体の老廃物や排泄物を体外に出す作用も、この推動作用が関与します。
■気は臓腑に働きかける。
動きに関与するので、内臓の作用にも勿論、関与します。
行動する為には、必要な作用ぐらいで覚えておきましょう。
② 温煦作用
体温の維持に関与する作用です。種類で言えば、衛気が関与しています。
人間は、身体が冷えると死んでしまうので、重要な作用です。
③ 防衛作用
名前の通り、防衛作用で、これも衛気が関与します。
④ 固摂作用
これは、維持・保持作用や漏れないようにする作用といえます。
内臓が下垂しないように保ったり(脱肛・子宮脱・胃下垂防止)、血管から組織へ水分が漏れ出ないようにする作用です(浮腫防止)。また、多汗・尿漏れ・月経が早くなるのを防いだりします。
⑤ 気化作用
気の力で、物を変化させる作用です。食事(水穀の精微)から血液(血)・水分(津液)などを作りだし、体内に不要な水分を尿・汗に変化させます。
⑥ 営養作用
気の営気が関与します。大量の栄養を含み、血液(血)を作りだします。
以上が【気】についての解説です。そして、この働きが低下することで様々な症状が生じます。
■ 気の異常による症状の分類。
気の病気には、おもに気の不足による気虚証と、気の流れが停滞する気滞証がります。
気虚証は、気の温煦作用(身体を温める作用)の低下を陽虚証といい、気の固摂作用(維持したり、漏れ出ないようにする作用)の低下を気陥証・気不統血証に分かれます。
※気の作用が、分からないときは【気について】参照してください。
■ 気の不足による症状。
【気虚証】
気の不足で起こる症状。最大の特徴は、疲れやすいという事です。
① 推動作用の低下
動きが緩慢・疲れやすい・息切れ・なまあくび・疲れると症状悪化。
② 温煦作用の低下 【陽虚証】
顔色が青白い・冷え・水下痢・尿が薄いなどの冷寒症状を伴う。温めると症状が良くなる。
③ 防衛作用の低下
風邪を引きやすい・汗っかきなどの症状。
④ 固摂作用の低下
【気陥証】
腹を下しやすい・胃下垂・脱肛・子宮脱・内臓下垂・尿漏れ・汗っかきなど症状。
【気不統血証】
上記に加えて、不正出血・生理が長い・鼻血・皮下出血といった出血症状を伴う。
⑤ 気化作用の低下
汗が出ない・尿が出ない・むくみなどの症状が伴う。
⑥ 営養作用の低下
痩せる・疲れる・気力の低下。
※このどれか一つが現れると言うよりも、様々な症状が合わさること多いです。疲労で悪化。休息で和らぐという特徴を持ちます。また、舌が淡い色となり、歯の跡がつきやすい(歯痕)、大きくなりがち。
■ 気の停滞による症状。
【気滞証】
気の流れが損なわれ、停滞する症状。特徴は、張りや痛みです。
流れが悪くなるために、ゲップやオナラが頻繁に出る。それが出ると体調が良くなる。喉に何か詰まっているような症状や張りを感じる。痛む場所は、移動しやすい。精神的な状態で、症状は変わりやすい。
■ まとめ
気の概念から気の不足・働きの低下で生じうる症状を簡単にまとめています。
これが分かれば、東洋医学がある程度理解しやすく、自身で勉強しやすいかと思います。
以上、参考になれば幸いです。