
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
東洋医学である陰陽五行説では、夏は火のエネルギーの時期となります。
照りつける太陽は、じりじりと熱く火のイメージは共感できるかと思います。
また、人間の身体では、心臓・小腸の働きが活発化していきます。
そのため、過度の火のエネルギーが溜まると、心臓・小腸に影響が出やすくなっていきます。
この対処法の1つとして、旬である食材などが役に立ちます。
例えば、スイカ・きゅうり・トマトなどは瑞々しく、身体に潤いを与え身体の蓄熱を排熱してくれます。
その他に、注目したいのが、苦味!!
■ 苦味がある食材の効能とは。
苦味のある食材の効能は、鎮静・止血・強心・消炎などがあり、活発化しすぎて熱が籠もった心臟・小腸の働きを抑える役割があります。
沖縄でゴーヤが有名なのも、この効果があるからでしょう。
苦味のある食材は、小さなお子さんなどは特に味覚が鋭いので嫌がるかと思いますが、子供は大人よりも四肢が短く熱が籠もりやすいので上手く取り入れたい所ですね。
苦みを緩和する方法としては、火に通す事で甘味が増えるので炒めたり、揚げたりするだけでも変わっていきます。
そんな際に、オススメなのは豆腐となります。
豆腐は苦くはないでしょ!! このように、思う方も多いでしょう。
にがりを使用した豆腐が同様の効果があります。
また、豆類は陰性つまり潤す力を高める食材です。その上、豆腐には水分も豊富なので、身体の排熱を促します。夏バテで食欲がなくても、食べやすい食材の代表ともいえます。
豆腐のトッピングとしても、以下の食材を加えるとより良いかと思います。
■ キュウリ
キュウリは、水分が豊富であり、利尿作用があります。そのため、夏の暑さで消耗した身体の潤いや熱を補ったり排泄する働きがあります。また、脾胃は湿気を嫌うので、それを未然に防ぐことで胃腸の不具合にも効果を発揮します。
手足がむくみやすい方には、キュウリが良いとされるのも、この働きがあるからです。
■ ミョウガ
ミョウガは、独特な香りと苦みは、食欲が落ちている時には欠かせません。東洋医学では、苦みは熱を抑える役割があり、良い香りには理気作用(ストレスを流す作用・鬱滞を取り除く)があります。
これにより、ジメジメしとた雨が続いてる時期で起こる体調には、ピッタリなのです。
また、ミョウガには解毒作用があり、昔から夏バテ予防にも使われます。疲れたときに出る口内炎・風邪などにも治療・予防にも使用されてきました。
■ シソ
シソは、薬膳料理で使われる食材の一つです。解毒・鎮咳・精神安定・健胃作用などの多くの効果があります。体力が低下すると、神経が過敏になってしまいます。そのため、ストレス性の咳には速い効果を発揮するとも言われます。
シソの精油には、細菌などの繁殖を抑える抗菌作用もあるので、食べ物が腐りやすいこの季節には保存においても優秀な食材と言えましょう。
ミョウガと同じく、香りが良いので食欲増進にも働きます。
■ 胡麻
胡麻には、カルシウム・ミネラルが豊富で、鎮静作用があります。精神的なイライラにも良く、身体の疲労だけでなく精神疲労の改善に良いでしょう。
また、ごま油など油分を含むので、皮膚や髪の毛などのかさつき・便秘にも潤いを持たす作用があります。
セサミンが含まれるので、抗酸化作用により老化防止に役立ちます。
まとめ
夏の食養生として、苦味を上手く取り入れてみてはいかがでしょうか。
特に、豆腐は消化しやすく加工されています。
夏バテによる消化機能を改善する事で、体力を戻し食材に含まれる水分やミネラルにより、余分な熱・毒素を追い出していきましょう。
以上、参考になれば幸いです。