6月から旬であるモロヘイヤの魅力を知ろう。 モロヘイヤを食べれば、疲れ知らず病気知らずに!!

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

6月になると、夏野菜が多く見られる季節でしょう。その中でも、野菜の王様と呼ばれるのが、モロヘイヤです。オクラのように、粘り気があり食欲が落ちていても、するっと喉を通りやすい野菜でしょう。

これから、夏の終わりにかけてまで旬となりますので、夏バテ防止・秋バテ予防にもピッタリでしょう。

しかし、王様と呼ばれているけど、何が良いのか?? 実際は、あまり知らない・・・。
そんな方もいるかと思います。
今回は、モロヘイヤの効能・効果について知っていきましょう。

モロヘイヤって、どんな働きがあるの??

夏と言えば、紫外線が強くて肌を傷めたり、クーラーなどで乾燥して喉を痛めてしまうなんて事も・・・。
そんな時こそ、モロヘイヤの出番でしょう!!

モロヘイヤは、緑黄色野菜に分類されます。緑黄色野菜といえば、β-カロテンが豊富なイメージはないでしょうか?? まさに、その通りです。

■ β-カロテン

βーカロテンは、皮膚・粘膜の健康に保つ働きがあります。これだけでも、夏に食べて紫外線予防に食べたくなるかもしれませんね。

まずβーカロテンは、体内でビタミンAに変換される栄養素で、皮膚・粘膜の保護だけでなく、抗酸化作用も持っています。つまり、保護する働きだけでなく、傷を付ける活性酸素を予防してくれます。

皮膚・粘膜の健康に対しての最強の矛と盾となる栄養素と言ってもいいでしょう。

そして、βーカロテンといえば、人参が有名でしょうが、モロヘイヤの方が圧倒的にβーカロテンが含まれています。

■ ビタミンC

強い抗酸化作用があるビタミンCも含まれています。また、コラーゲンの生成に欠かせない栄養素であり、肌を美くしくするためには、重要な役割を担っています。
また、植物性の鉄分の吸収を助けるため、貧血気味な女性には、一層オススメです。

そして、夏風邪予防になる免疫力を高める働きもあります。これも、モロヘイヤは野菜ではトップクラスに含まれています。

■ ビタミンE

ビタミンEにも強い抗酸化作用があります。老化の予防となる活性酸素をこれでもか!!と防ぐ働きがあるのが、モロヘイヤ!!

老化を防止するので、全身に作用するために、血管も老化しにくいので高血圧・動脈硬化のような生活習慣病の予防にも!さらに、血管拡張することから、血栓・血液の凝固を防いだり、赤血球が壊れにくくなります。

モロヘイヤは、他の緑黄色野菜の3倍以上のビタミンEが含まれています。この時点で、すでに王となるポテンシャルが分かるかと思います。しかし、さらにモロヘイヤが王様たる由縁があります。

■ 葉酸

葉酸と言えば、胎児の発育に必須であり、細胞の成長・再生に深く影響していきます。例えば、赤血球を産生したり、発育に重要なDNA・RNAの産生を助ける働きがあります。

そのため、胎児の先天異常のリスクを減らせることが分かっています。この時期に、妊娠している方は、モロヘイヤを積極的に取ると良いでしょう。
加熱することでカサが減り葉酸を多く取ることができます。その上、ほうれん草よりも葉酸を多く含んでいるのも魅力的でしょう。

■ 食物繊維

モロヘイヤに含まれるのは、水溶性の食物繊維であるマンナン・ペクチンです。便を軟らかくして、通じを良くします。不溶性の食物繊維と違い、腸を強く刺激しないので、安心して食べる事が出来ます。

また、不溶性の食物繊維は、多く取ると逆に便秘になるというリスクもあるので、その点も改善してくれます。腸が綺麗になるという事は、腸内環境を整えるために、免疫にも関与していきます。

最近では、ヤクルト1000のように 腸内環境の改善 = 免疫力の向上 というのは認知されてきています。

効率的に、モロヘイヤの栄養を取ろう!!

■ 油と食べると、より効果的!!

先ほど紹介したβ-カロテン(ビタミンA)・ビタミンEは、脂溶性のビタミンに分類されます。そのため、油と取る事で、身体への吸収が促されます。

※ 脂溶性ビタミンは、ビタミンD・A・K・Eです。これDAKE(だけ)と覚えましょう。

■ 茹でる際は、短時間!!

脂溶性だけでなく、水溶性のビタミン・水溶性の食物繊維も含むので、長く茹でていますと栄養がゆで汁に溶けていまいます。スープなどにして飲む場合は良いですが、軽く下ゆでする際には、気をつけましょう。

野菜の王様は、エジプトの王様に愛されていた!?

モロヘイヤは、高温の季節に良く育ち、エジプト・アラビア半島などでも、古くから食べられていました。そして、逸話の一つには、重病を患ったエジプト王がモロヘイヤスープによって治ったという話もあります。

モロヘイヤという名前はアラビア語で、王家の野菜という意味も持ちます。王様が愛した野菜なのが分かりますね。

また、モロヘイヤの生薬名は、長蒴黄麻(ちょうさくこうま)と呼ばれます。古来より栄養が豊富な事が分かっており、薬としてのイメージも根付いていたのでしょう。

東洋医学でも、補気つまり身体を元気に擦る働きを持ちます。そのため、免疫力を高めるとされています。
また、夏野菜特有の清熱作用があり、体の余分な熱・湿を取り除いてくれます。食養生としても夏に取るべき野菜でしょう。

まとめ

今が旬であるモロヘイヤに興味を持った方も多いのではないでしょうか?? モロヘイヤは、軽く下ゆでして、お浸しにしても美味しく頂けます。

また、エジプトの王のように、スープにして食べて王様気分を味わっても良いでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

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