朝起きたら、腕が動かん・・・・!! もしかしたら、橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)かもしれません。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

朝起きたら、手が動かない・・・! そんな事があったら、とっても驚きですね。しかし、これは誰しもが起こりうる出来事なのです。

それは、橈骨神経麻痺です。橈骨神経の圧迫によって起こる症状となります。

橈骨神経麻痺とは、なにか?

橈骨神経は、手の甲の感覚手首・指を伸ばす運動に支配しています。そのため、ここが麻痺すると手の甲が痺れたり、手が伸ばせないので下垂手(かすいて)と呼ばれる状態を生じます。

下垂手とは、手首を反らしたり、指を指すような動作が出来なくなり、垂れている状態を言います。伸ばす運動を支配している橈骨神経が動かないためですね。

ちなみに、親指から小指のMP関節つまりコブシの部分です。ここが伸びないので、パーが出しづらく物をつかむ動作に影響が出ます。つまむ際は、人間は指を無意識に伸ばすからです。

また、橈骨神経は指先の支配はしていないので、第一・第二関節を伸ばす事はできます。

なんで、このような圧迫が起きてしまうのか??

原因として最も多いのが、二の腕から肘にかけての圧迫です。

橈骨神経は、二の腕の骨をぐるっと回り込むように走行しています。そして、この二の腕の真ん中~肘にかけては何も守ってくれていないので、圧迫されやすいのです。

学生の頃に、腕を枕に寝ていることで腕が痺れた事は無いでしょうか?? これが酷くなると、橈骨神経麻痺に発展します。

例えば、深酒をして熟睡し、自分の頭や椅子の肘掛けなどで圧迫され続ける事で、朝には動かない・・・。なんて事で生じます。また、腕枕でも橈骨神経麻痺は起きるので、ほどほどにしないと朝方は大変な事になるでしょう。

基本的には、数週間~2ヶ月程度で治ることがほとんどと言われます。意外と長くて、生活に支障が出てしまうかと思います。そして、本当に治るのか不安も感じてしまうでしょう。

その他にも、橈骨神経は筋肉の中を走っているので、圧迫される可能性があります。例えば、肘から手にかけて生じれば、後骨間神経症候群とも呼ばれたりもします。

とはいえ、治療としては圧迫を改善する必要があるので、その周りの筋肉の収縮や血流も関わっていきます。

ツボを押して、リハビリをしよう!!

ツボへの刺激で、神経への血流循環を良くし、麻痺している神経の回復しましょう。鍼灸治療でアプローチする事が多いですが、自宅でツボ押しでリハビリも効果があります。

橈骨神経麻痺に使うツボは、その神経が走っている所であり、手の陽明大腸経となります。代表的なツボは、手三里・合谷・外関・温溜・曲池・臂臑となります。

まとめ

これから暖かくなり、ビールの美味しい季節でもあります。飲み過ぎで、橈骨神経麻痺を引き起こさないように気をつけましょう。

腕を圧迫しないようにすれば、大丈夫ですが寝ている時の体勢は気が付かないものです。もし、発症した際には、早めに病院や鍼灸治療が必要です。

以上、参考になれば幸いです。

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