旬食材である秋刀魚(さんま)が身体を滋養する!! 体力が消耗している方には、積極的に食べて欲しい理由とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

皆さんは、実りの秋である旬の食材を取り入れているでしょうか?? この時期の食物を食べることで、夏に消耗したエネルギーを回復する事が出来ます。また、風邪が流行する冬に対しての身体作りにもなるので、是非とも旬な食材を食べていくと良いでしょう。

今回は、その旬な食材の中でも、サンマについて話していきましょう。秋と言えば、油の乗ったサンマが出回り、私たちの食卓を美味しく彩ってくれることかと思います。この旬なサンマは、美味しいだけでなく、身体を滋養してくれる働きがあります。

サンマには、エネルギーの根源である元気という気を補う作用があります。そのため、気虚という症状には、ピッタリの食材なのです。気虚とは、元気ややる気が乏しい状態のことを指し、夏バテなども該当します。これが、慢性化する事で、虚弱体質になったり、食欲不振など様々な症状をもたらします。

この気虚に対して、元気を補充するのがサンマという訳です。また、消化吸収を担う脾胃の働きを助ける作用があるため、消化促進にも役立ちます。 そして、サンマのような魚の脂質は不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが豊富です。

血中コレステロールなどの増加を抑制し、脳の活性化を維持する働きがあります。その他にも、最近ではニキビを生成する物質の生成を抑制する作用もあると言われます。

今日の夕食は、サンマで決定!?

身体の疲れや食欲低下に、サンマがおすすめである事が分かってもらえたかと思います。しかし、注意点もあります。

サンマと言えば、焼き魚のイメージが強いでしょう。油がしたたり、大根おろしと食べれば絶品かと思います。しかし、あふれ出る油と共に、その栄養も1~2割も落ちてしまうのです。

そのため、実は刺身や煮物(煮汁ごと)がオススメです。

サンマは、女性には大切なビタミンが豊富だった!!

その大切なビタミンは、ビタミンB12です。他の青魚よりも約3倍も含まれてると言われます。

でも、ビタミンB12って、どんな働きがあるの?? このような疑問を持つことがあるでしょう。

ビタミンBには、多くの種類が存在していますが、ビタミンB12は、その中でも造血ビタミンとも呼ばれています。つまり、血液を作り出す手助けをしてくれているのです。女性は、男性と違い月経があるため、血液を失いやすい体質です。そのため、ビタミンB12が豊富である事は、身体を滋養する働きも強いという事です。

その他にも、ビタミンB6やB2も豊富で、皮膚や髪の毛に潤いを保ったりなど美容にも良いでしょう。

東洋医学でも、皮膚の潤いには血が関与し、不足すると血虚となり、皮膚がかさついたり、皮膚炎などの炎症を引き起こします。また、髪の毛は、血余(けつよ)という血が余った状態を指し、不足すると潤いや艶もなくなります。そのため、血が大切であり、サンマのビタミンB12などのビタミンB群は、魅力的な栄養素となります。

病院で処方されるメチコバール(メコバラミン)もビタミンB12です。

整形外科などで、末梢神経障害・糖尿病性神経障害・悪性貧血・筋萎縮性側索硬化症や痺れなどに対して、メチコバール(メコバラミン)などが処方されます。これがビタミンB12なのです。

ビタミンB12でも活性型ビタミンB12と呼ばれており、ダメージを受けてしまった末梢神経を修復する働きがあります。末梢神経というのは、タンパク質・リン脂質という成分で構成されています。この部分に、ダメージを受けた時には、修復する材料として、これらの成分を必要とします。

余談ですが・・・。

サンマは内臓も食べよう!! 
魚の内臓は気持ち悪い・・・。臭み・・・。虫とか変なものを食べてるから・・・。このようなイメージを持ってるかと思います。しかし、サンマの内臓が食べられるには、理由があるのです。

サンマには、胃や腸がありません!!

そのおかげで、食べ物を摂取しても、すぐに排泄されるので、体の中に排泄物が蓄積する事がほとんどない特徴を持ちます。
また、内臓に多く含まれているビタミンAやレチノールという成分は、細胞生成を促進し、肌の乾燥を防ぎ、乾燥やシワなどの予防やアンチエイジング効果が期待できます。

ここでも、気をつけるべき事は、内臓は傷みやすいので新鮮な物に限ります。時間経過した物は当たるといけないので食べないように心がけましょう。

まとめ

今回は、これからが旬であるサンマについてでした。美味しく、健康になれる食材です。是非とも食卓に取り入れて見て下さい。

サンマの小話も少ししておきましょう。実は、イメージにはないでしょうが、最近食べられ始めた青魚の一つなのです。少なくとも江戸時代(1600~1868年)には、その他の魚とされ、名称も曖昧でした。

食べられ始めたのは、第二次世界大戦後(1945年)とされています。そのため、鰯(いわし)・鯖(さば)のように、一文字の漢字ではなく秋刀魚(さんま)とされたそうです。

私自身もこの事を知ったときは、当たり前の魚も歴史がまだまだ新しいのだと驚きました。

以上、参考になれば幸いです。

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