あなたは、音楽が好きですか?? 音楽と身体の関係を知って、健康体を作ろう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

NO MUSIC NO LIFE (音楽なしでは、生きられない。)といった言葉があるように、音楽と人の関係は、密接と言えましょう。しかし、皆が好きな音楽は異なるし、得意不得意もあり、興味がなかったり、そもそも好きじゃない方もいるでしょう。

私も、あまり得意ではないので、音楽には疎く、普通の人よりも興味はない方です。

しかし、音楽というのは、心身共に大きな影響をもたらします。人によって、思い出の曲などがあり、涙を流すほど感動してしまう経験を持ち、このような事は当たり前と思うかもしれません。

音楽がもたらす心身の影響とは??

■ 直接的な影響

耳から入った音楽は、脳を刺激し、全身に影響を及ぼします。これにより、自律神経系に作用するため、心拍や血圧が変化したり、興奮・鎮静、リラックス効果などが現れます。もちろん、不快な音楽では悪影響もあります。

基本的には好きな音楽を聴くことが多いため、心へ良い影響となり、感情・知覚・認知機能を活性化させます。

最近では、認知症患者に対し音楽療法が取り組まれています。これにより、認知症患者が自分の介護者と言語以外の方法で交流する力を高めること判明されました。これは、「Musical Bridges to Memory(音楽がつなぐ記憶への架け橋)」と名付けられ、認知症患者の興奮・不安・抑うつといった精神症状を緩和させる研究結果が報告されています。

つまり、認知症の介護をしているなら、音楽療法を取り入れる事がオススメとなります。

また、かなり認知症が進行した段階になるまで、音楽を楽しむ能力には影響しないと考えられています。認知症になっても、音楽を理解し反応することもできるため、それに合わせて踊ったり、演奏したり、一緒に歌を歌ったりすることもできると言われます。

この音楽療法の結果、音楽を楽しんだ後のグループでの会話時間には、認知症患者と介護者の間でアイコンタクトを取る頻度が高まり、注意の散漫さ・攻撃性が弱まり、陽気な様子が見られるなど、認知症患者の社会性が高まることが観察されました。

その反対に、音楽療法を行わなかったグループは、コミュニケーションが減少する結果となったのです。

先ほども記述しましたが、音楽を聴く事が、直接的な影響として感情・知覚・認知機能を高めます。

■ 間接的な影響

音楽を聴くことによって、その聞いてた時期や聞いていた環境により、記憶や感情も思い出されます。歌詞や音楽に共感するのも、その時に重なる出来事があるからでしょう。この思い出す作用が、脳へ刺激となるので認知機能の改善にもオススメ。

音楽に疎い私でさえ、入学・卒業・入社など区切りである時に音楽は思い出に残っています。

■ 社会的な影響

他人とともに音楽を楽しむ事で、人のつながりが生まれることもあります。身近な所では、盆踊りのようなお祭りが良い例でしょう。老若男女が一緒に踊ることもあれば、祭りで流れる音楽で癒やされる方もいるでしょう。また、自分が好きなアーティストのライブであれば、気が合う仲間を見つけるのも簡単かと思います。

自分に合う音楽をチョイスして、健康になろう。

音楽には、多種多様な形態があり、速度・リズム・メロディー・音の高さ・ハーモニー・歌詞などで受け取る印象はガラッと変わるでしょう。歌詞を変更する替え歌では、本来の曲とは、まったく違う印象になるのが良い例かと思います。

基本的には、アップテンポの曲 ⇒ 気分を高揚させる効果があり、ゆったりとした落ち着いたリズムの曲 ⇒ リラックス・鎮静効果があるといわれています。なんとなく分かるイメージでしょう。小さい頃に寝るときに、アップテンポを流す事はないでしょう。落ち着いたオルゴールが多いかと思います。

人によっては、好き嫌いがあるので、これが1番良い音楽だ!! このような事がないので、自分のフィーリングを信じましょう。万人に効果がある音楽はありませんが、心理状態やストレスに対してのオススメできる原則があります。

例えば、

イライラ・鬱々した気分 ⇒ 激しめの曲を選ぶ事で、気もちが発散できると言われます。

気持ち沈み、落ち込んでいる気分 ⇒ ゆったりと穏やかな音楽が良いでしょう。

ある程度、落ち着いた頃で、気分が安定した場合 ⇒ 少しずつテンポを上げていくと、元気が出ると言われます。

あくまで、参考程度で、自分が今聞きたい音楽を聴くのが1番良いでしょう。

まとめ

認知機能の改善には、音楽療法が1つの手段となります。介護が辛い場合には、一緒に楽しい音楽を聴いてみるといいかもしれません。

また、音楽で気分を発散することで、心身ともに健康に役立ちます。海外では、音楽療法士という職業もあり、治療の一つとなっています。大きなストレスを抱える患者(特に子どもの患者)に対して、好きな音楽を演奏したり、一緒に歌ったりすることで、交感神経の緊張がほぐす効果があると言われます。

また、音楽を聴くことに没頭すると、快楽ホルモンであるドパミンが分泌されることも知られています。これにより、痛みを感じる神経への情報伝達が鈍くなると考えられています。

音楽を上手く付き合うと、良いメリットが一杯あることが分かるかと思います。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:「Alzheimer Disease and Associated Disorders」に8月25日発表

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