春の食材を知って、取り入れよう。 シャキシャキ食感のタケノコを使って食養生。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

3月となり、まだ肌寒いですが、季節は春となりました。そんな季節の食べ物といえば、タケノコとなります。名前の通り、竹の子供を意味しています。タケノコは、竹の種類を問わず、竹の芽の総称として使われています。

たけのこは、竹の子とも書きますが、筍とも書きます。竹に、旬(しゅん)と書かれます。これは、約10日ほどで竹へと成長してしまい旬が早いのも象徴しています。そのため、子供の成長もタケノコのように比べられ、あっという間に大きく育っていきますね。

そんなタケノコは、場所により少し旬がズレます。多くの方のイメージは、春だと思います。しかし、最も早いのは九州・四国と言われ、12月中旬から始まり、4月頃まで楽しめます。また、種類により4月中旬~6月まで収穫されます。そのため、意外と一年を通して食べる事ができます。

そんなタケノコの栄養とは??

■ 食物繊維

タケノコといえば、シャキシャキとした食感が良いのが特徴です。そのため、食物繊維が豊富となります。一昔では、栄養素が何もないと言われる食材の代表格でした。しかし、現代は生活習慣病などの予防に大切な食物繊維が豊富で見直されています。

また、食物繊維でも不溶性食物繊維であり、消化液では溶けないため腸の掃除をしてくれます。そのため、腸内環境を整える効果があり、便秘解消つまり解毒効果を発揮します。

身体の老廃物を排出することで、美容だけでなく、コレステロールの吸収・血糖値の上昇を抑える効果も期待されています。消化器官で膨張する効果があり、満腹感が得られるので過食気味の方にもオススメでしょう。

■ ビタミン類

人には欠かせないビタミンも含有量は少ないけども入っています。疲労回復のビタミンB1・新陳代謝の促進、脂肪燃焼効果があるビタミンB2などがあります。美容や老化防止に良いビタミンEも含まれます。

■ チロシン

チロシンというアミノ酸の1種があり、これがタケノコの節にある白い塊に含まれます。ドパミン・ノルアドレナリンの原材料になり、脳の機能には欠かせません。東洋医学的には春は、ストレスの季節でイライラ・抑うつなどの自律神経が乱れやすいので、旬のタケノコは食べると良いとされます。

※ しかし、食べ過ぎもNG!!

オススメの栄養素も食べ過ぎると、身体に悪影響です。これは、何事にもいえますね。やり過ぎはNG!!

不溶性食物繊維を摂りすぎると、返って便秘や下痢になる恐れも・・・。これは、腸内に長く溜まることで、腸内の水分を吸ってしまい便が硬くなったり、腸の働きを促進しすぎる事で、腹痛や下痢を引き起こす事もあります。

また、チロシンには、メラニン色素を多く作りだす作用があるので、シミ・そばかすの原因にもなります。

普通の量を食べる分には起きにくいので、あまり気にしなくても良いでしょう。大食いなどには、不適な食材でもあります。

東洋医学的には、どのような働きがあるのか??

春の季節となり、陽気(熱)が身体に溢れている場合には、タケノコが良いでしょう。タケノコには、身体の熱を冷ます働きがあるので、興奮して寝れない・色々考えすぎてしまい寝れないなどの不眠症にも使われます。

また、熱を除くので二日酔い予防にも良いとされます。

漢方薬では、上記のような不眠症には加味逍遥散・抑肝散・柴胡加竜骨牡蛎湯などが用いられます。東洋医学では肝の季節でもあるので、肝を滋養しつつ身体の熱を取る漢方薬が良いでしょう。

そのため、イライラ・モヤモヤして寝れない場合には、加味逍遥散や抑肝散などがファーストチョイスとなります。

加味逍遙散と抑肝散の違いが気になる所でしょう。どちらも肝の気を整えるのが特徴ですが、ちょっとした違いがあります。

肝の病として、始めになるのが肝気鬱結です。この肝気鬱結は、現代でいう自律神経失調症に当たります。つまり、精神的ストレスによる症状であるイライラ・抑うつ・胸脇部の張り・ため息が増えるような症状を生じます。

人に気を遣う日本人は特になりやすい症となりますね。これに、熱が籠もっっている場合には加味逍遥散が使われます。

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では、抑肝散は、どのような場合に使うのかが気になる所でしょう。

抑肝散は、肝気鬱結よりも肝陽上亢肝火上炎という症に使われます。つまり、肝が炎上しており身体の熱が暴走しているような状態です。加味逍遥散で取れないような怒り・イライラ・目が血走ったり、恫喝してしまうような状態や口渇感・尿が濃く黄色い・便秘なども生じます。

身体の熱を取る漢方薬としては、 加味逍遥散 < 抑肝散 のイメージでしょう。

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まとめ

旬を迎えるタケノコですが、不眠気味や自律神経の乱れをきにする方は、食事に取り入れてみてはいかがだったでしょうか??

タケノコが苦手な方は、上記で紹介したような漢方薬もオススメです。春は、気の巡りが乱れやすいので、リラックスして過ごす事をオススメします。

以上、参考になれば幸いです。

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