ストレス過多が、花粉症の症状を重くする!?花粉症とストレスの関係性とは?? 

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

花粉症が猛威を振るって、鼻水・くしゃみ・眼の痒みなどアレルギー症状に悩んでいる方が多いでしょう。人によっては、全身へのアレルギー反応が起きて、身体を掻きむしったりなろ酷くなります。

何故?? 春に花粉症が多いのか?? そんなの簡単じゃん。花粉が飛散するからだよ!! 

確かに、その通りでしょう。しかし、それ以外にも実は原因があります。この春の季節は、東洋医学では肝に該当します。肝というのは、とにかくストレスに弱い特徴があります。春は、新しい出会い・職場の移動だったり、寒暖差・気圧など多くのストレスに晒されやすい季節です。

また、肝は身体のデトックスといった解毒作用・血液を保管したりなど多くの役割を担っています。肝が弱る事で、眼や筋肉を滋養できないので、ドライアイから花粉などの刺激を強く受け、痒みを生じたり、筋肉が休まらないので疲れが取れないなども起こします。

そのため、花粉症は花粉の飛散量が多いだけでなく、自分自身を守る力が低下している事で強く症状が現れます。

いまや、国民の4人に1人が花粉症であると言われているので、春が待ち遠しいという方は減っているかもしれませんね。

そもそも、アレルギー反応とは何か??

もともとアレルギーとは、免疫反応が過剰に起こる事を指します。花粉症の場合は、花粉という抗原がトリガーになります。抗原つまり外来の異物を排除するために働くため、身体を守る上では大切な役割でしょう。

このアレルギーを起こしやすい原因には、やはりストレスが関係しています。ストレスに晒されていることで、元気が乏しい状態となるので、免疫を上手くコントロール出来なくなることで、過剰反応となります。

日々の生活で、身体を痛めつけてはいませんか??

例えば、夜遅くまでゲーム・SNSなどで睡眠不足・お酒や油物食べすぎで、食事が乱れている・仕事や対人関係のストレス過多なども原因となります。

これらの日々受けているストレスが、塵に積もったことで、ストレスに弱い季節の春に症状として現れます。

このような状態が続くと、アレルギーに対して過敏になりやすくなり、脳内でも誤作動を起こしやすくなります。ちょっとした刺激でも、過剰反応しやすくアレルギー発作を起こします。

今日からでも出来るアレルギー対策とは??

先ほども話しましたが、生活習慣の乱れを感じていませんか??それが、知らないうちに大きくなり、悪影響に・・・。

・ 仕事や家庭環境

仕事により、朝早く夜遅くまで仕事をしていたり、昼夜逆転していることもありましょう。また、自宅に帰っても仕事のことが頭から離れない事も・・・。
そして、まだ子供が小さく、子育てにより毎日が慌ただしく、休む暇のもなく生活に余裕がない事も・・・。

このような状態が続けば、身体が壊れてしまうので、体調が悪くなるも想像が付くかと思います。まずは、しっかり休む事が大切ですね。

・ 睡眠不足

夜更かしが習慣化していたり、夜勤の仕事などで慢性的に睡眠不足になっている人も多いでしょう。東洋医学では、23時~3時は、肝胆を休める時間であり、なるべく寝ていることが春の養生となります。

睡眠不足になると、イライラなど怒りやすくなりますが、この感情をコントロールしているのが肝となります。この怒りが続くと、肝が炎上するため身体が熱を帯び、眼の痒み・アレルギー皮膚炎の増悪にも繋がります。

基本的には、きちんと睡眠を取って起床したら15分程度、朝日を浴びるといいでしょう。この行為により、幸せホルモンであるセロトニンが分泌しやすくなり、夜寝る際にも睡眠に関係するメラトニンも分泌されやすくなります。

・ アルコールや食生活の乱れ

やはり、お酒の飲み過ぎは身体に負担をかけます。

特に、花粉症の方がビールなどを飲み過ぎると、鼻水などの症状を強くさせます。ビールは、身体を冷やす働きがあるので、水っ鼻・鼻づまりを引き起こすので、睡眠時の呼吸の妨げにも・・・。春は、花見などの宴会で飲む事が多いでしょうが、あまり飲まないで適量にしておきましょう。

酒は、百薬の長という言葉がありますが、少しのお酒は身体を温めるので、オススメです。

病院の薬を飲んでも辛い・・・。生活習慣をなかなか変えられない・・・。

このような方もいるでしょう。そのような場合は、漢方薬の出番となります。

既に、症状が出て辛い季節なので、体質改善というよりも症状の緩和に対して、漢方薬を紹介していきましょう。

体質改善として、気になる場合には以下のBlogを参照してください。

もうすぐ出回る厄介者・・・。花粉症対策を始める季節です。 早めに対応して、今年は上手く乗りきろう。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)

■ 小青竜湯

水っ鼻・鼻が垂れる・アレルギー性鼻炎のファーストチョイスです。身体を温める働きがある桂皮・細辛・麻黄・乾姜により血管を拡張させます。基本的には、身体が冷えているつまり縮こまっている(収縮している状態)を改善します。

また、半夏・五味子などで鎮咳・去痰作用を示したり、麻黄・細辛などが余分な水分を排出したり、粘膜の浮腫を改善することで、鼻炎を鎮めます。

■ ホノビエン

急性鼻炎・鼻水・涙目・頭重・喉の痛みなどの症状に使われます。麻黄が含まれていないので、胃腸に優しく子供・高齢者にも安心して使われます。

辛夷が含まれるため、鼻の通りを良くします。また、白芷・荊芥が鼻粘膜の症状を改善したり、眼の痒みなども鎮めます。

小青竜湯よりも幅広い方に使える事が特徴でしょう。

■ 荊防排毒散

皮膚炎などに使われる漢方薬ですが、清熱解毒作用があるので、痒み・喉痛みなどにも応用されます。眼の痒みが強い方には、荊防排毒散を試してみるといいでしょう。

小青竜湯と一緒に併用して、花粉症によく用いられます。

まとめ

花粉症でお悩みの方は、生活習慣が1つの原因かもしれません。まずは、どんな生活をしているかを確認してみましょう。

ストレス過多であれば、今から改善することで花粉症だけでなく、将来起こりうる病気の予防にもなります。

時間がなく、改善できない時にこそ漢方薬を試してみましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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