明日の4/8は、お釈迦様の誕生日!! 花祭りで使われる甘茶は、アジサイと同じく毒性があるの!? 

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

梅雨時に花が咲くアジサイの葉は、お釈迦様の誕生日で使う甘茶の葉によく似ていることが有名です。実際に、ヤマアジサイの変種とされ、アジサイ属の植物としては同じくくりとなります。

そうすると、気になるのが毒性ですね!! 知らない方もいるでしょうが、アジサイの葉には、毒があります。

誕生日なのに、毒を盛られるなんて・・・。 このように、思ってしまうかもしれませんが、適量であれば問題はありません。確かに、普通のアジサイの葉は毒性があり、お茶として用いられません。

しかし、変種である甘茶では話が変わっていきます。

何で、甘茶を誕生日に使うのか??

適量と言うことは、毒性はあるって事だよね!? やっぱり誕生日には、相応しくないのでは??
さらに、追い打ちをかけましょう!!

この甘茶をお釈迦様にかけるのが、誕生日のメインイベントです!!

誕生日なのに・・・毒を盛られて、その上かけられるなんて・・・。なんだか散々だね・・・。
このように思ってしまうかもしれませんが、この行為がお釈迦様への信仰の表れなので、安心してかけましょう。

甘茶を用いる理由は、以下のような言い伝えからだと言われます。
中国では、【上に立つ者が良い政治を行うことで、平和な世の中となり、甘露が降る。】
インドでは、【甘茶は、神の飲み物であり、飲むと不老不死になれる。】

このような言い伝えから、甘茶が使用されています。

されでは、甘茶について、さらに知っていこう!!

甘茶の葉は、とても苦いため、そのままではお茶として使う事が出来ませんが、若葉を蒸して、乾燥・発酵させることで、砂糖の100倍~1000倍もの甘さ・ショ糖の400倍以上の甘さがあるとされます。

そのため、甘いお茶として、そのまま名前が付けられています。注意点は、あまり濃くしてしまうと中毒を引き起こします。厚労省でも2~3gの甘茶の葉に対して、1ℓの水で煮出すようにと注意喚起をされています。

この甘味は、フィロズルチン・イソフィロズルチンという成分により感じます。砂糖とは違い、カロリーが低く糖尿病の方の食事にも代用されているようです。

そして、甘茶には、甘茶メタノールエキス!! この成分が含まれ、花粉症などのアレルギー性疾患・ア トピー性皮膚炎に効果があるかもしれないと期待されています。

甘茶を飲むことで、改善できるかもしれない症状とは??

・ 生活習慣病の予防

先ほどのお伝えしたように、砂糖の代換えとして用いる事でダイエットにも効果があります。そのため、高脂血症・高コレステロール血症・糖尿病などに応用も!!

また、抗酸化作用もあり、内臓だけでなくアンチエイジングにも良いでしょう。

・ 鎮静作用

中枢神経の働きを穏やかにすることで、気持ちをリラックスさせます。そのため、春に乱れやすい自律神経にもオススメでしょう。

・ 口内環境を正常化

抗菌作用があるので、口内の菌の繁殖を抑えます。虫歯・口内炎・歯槽膿漏・口臭を予防を、美味しく飲みながら改善してくれます。

・ 抗アレルギー作用

花粉症・蕁麻疹・アトピーなどのアレルギー反応を抑えてくれます。飲むだけでなく、入浴剤としても使う事もできる上に、保湿・柔軟作用もあります。

まとめ

4/8は、お釈迦様の誕生日であり、花祭りが開かれます。
もし、甘茶を飲んでみたい方は、住まいの近くである花祭りに参加してみるといいかもしれませんね。

また、この時期だけでなく、甘茶には多くの効能・効果があるので、普段使いしてもいいでしょう。

注意点は、飲み過ぎたり、過度に濃くすると中毒を起こす可能性があります。

以上、参考になれば幸いです。

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