
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
風邪といえば、なにかと1年の間に流行がありますね。
通年性で有名なのがコロナウイルスだと思います。
また、冬場と言えば、インフルエンザなど他のウイルスの感染しやすくなるのも特徴でしょう。
そんな時に、よく板藍根を使用する事があります。
板藍根は、抗ウイルス作用があり、風邪対策として知られています。そんな板藍根は、藍染めにも使われいる植物の根です。
【藍染め屋は、風邪を引かない。】
こんな言葉があると言われます。これは、藍染めの際に、皮膚から有効成分を吸収している事から言われるようになりました。
また、藍染めで世界的に使われているのが、ジーンズですね。
炭鉱などで藍染めのジーンズが使用されるのは、丈夫なだけで無く抗菌・防虫効果があるからです。
その他にも、日本では武士が鎧の下につける下着・農民の野良着などにも藍染めが使われていました。
古来から切り傷・虫さされから身を守ったり、マムシなどに噛まれないように、予め近寄らないようにする工夫だったそうです。
この原料である植物由来の生薬である板藍根が効果が無いわけが無い!!
そう思いませんか??
ちなみに、葉の部分も大青葉と呼ばれる生薬です。効果は、板藍根とほぼ同じとなります。
■ 板藍根とは、なにか??
確かに、東洋医学が好きでないと、板藍根の存在は知らないかと思います。
板藍根は、清熱・涼血・解毒という作用があります。簡単に言えば、熱冷ましです。
風邪の予防や治療に用いられるのは、抗菌作用の幅が広く、多種類の細菌の増殖を抑えたり、多くのウイルスの働きを抑制します。
そのため、インフルエンザの増殖も抑制することが報告されています。
予防としては、うがい薬として使う事ができます。治療としては、服用して抗ウイルス作用などで風邪を治す事が出来ます。
注意点は、日常的に服用しない事です。
熱や頭痛などの痛みもないのに、解熱鎮痛剤を服用する方はいないかと思います。それと同じです。
ちなみに、風邪を引いても横になっていれば、大丈夫な方は解熱剤などはなるべく服用しない方が良いでしょう。
この理由としては、風邪の撃退には発熱が大事!!
一般的には、発熱とは37.5℃以上の事を指します。何故、体温が上がるのかはウイルスや細菌などの外敵から身を守る防衛反応だからです。
ウイルス・細菌などは体温が低い方が繁殖しやすいため、発熱による体温の上昇により、働きが低下します。(ウイルスなどは体温40℃で死滅するとも言われます。)
そのため、脳は身体に対して身体に熱が籠もるように指令を出します。
血管を収縮することで、外部に熱が逃げないようにし、悪寒や寒気を感じさせる事で、筋肉のふるえにより熱を作り出したり、温かい飲み物や衣服により身体を温めるように働きます。
このようにして、外敵と戦うために有利な環境を作り出していきます。
つまり、高熱になるのは敵が生きにくい環境にするためであり、風邪でも体力がある場合は無闇な解熱剤の服用は控えましょう。
まとめ
漢方薬の原料は、身近にあるものが多いです。気になる方は、探してみるのも良いでしょう。
板藍根は、比較的使いやすい生薬です。
常備薬としておいておくと、もしもの時には役立つ漢方薬の一つでしょう。
以上、参考になれば幸いです。