今が最盛期のフルーツであるブドウを食べよう。 ブドウが身体に与えてくれる働きとは何か?? 【食養生】

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はーい。こんにちわー。

元気堂です。

夏も終わる頃になると、スーパーにはブドウが出ているをよく見かけます。最近では、皮まで食べられたり、種もなく食べやすい改良がされてきています。子供から大人まで嫌いな方が少ないフルーツかと思います。

ただし、子供の場合は喉に詰まらせる可能性もあるため、注意が必要ですね。

そんなブドウを、この旬な時期に取ることで、身体にもたらす効果について話したいと思います。

生のブドウも良いが、干しブドウのここが凄い!!

基本的に、生のブドウを食べることが多いかと思います。しかし、それは現代の物流のおかげでもあります。ちょっと昔であれば、どちらかというと携帯食として食べられていました。

ブドウは、昔から旅には必需品の食べ物なのです。その加工品の中でも日持ちもする干しブドウは旅人にはマストアイテムだったと言われます。今でも、ワインやジャムなどの加工品でも愛される作物です。そんなブドウは最古の果物であり、エネルギー補給や疲労回復には即効性があります。

成分は、ブドウ糖や糖質であり、特にブドウ糖は直ぐにエネルギーとなるので、夕飯のデザートとしても朝のフルーツとしても、夏バテがでるこの時期にはピッタリとなります。また、仕事や学業において、1番疲労するのが脳となります。脳への直接の栄養には、ブドウ糖が即効性があるため、現代社会においてオススメでしょう。

また、夜にはワインなどでポリフェノールを多く摂取したり、リラックス効果により精神面や健康面にも働きます。特に、赤ワインに含まれるポリフェノールはそ、悪玉コレステロールを下げ、血栓予防・心臓病などのリスクてくれる働きがあります。

ただし、注意点は飲み過ぎです。何事も適切な量を保ちましょう。

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なんで、干しぶどうが良いのか??

それは、干す事で、旨味や栄養が濃縮されるからです。糖分は5倍・ミネラル(マグネシウム5倍・カリウム6倍・カルシウム10倍・鉄分20倍など)がアップします。栄養満点で、水分が抜けてかさばらないなら、旅のマストアイテムである理由も頷けます。

また、皮をそのまま食べる事で、食物繊維とマグネシウムが多くなったことで、便秘にも効果が出てきます。

東洋医学的にも、気血を補い、喉の乾きを潤します。滋養強壮にいいって事ですね。また、。利水作用もあり、体内の余分な水分を排出するのを促します。これにより、冷えによってむくみやすい方にもオススメです。

干しぶどうのようなドライフルーツに似た生薬で、大棗(たいそう)というものがありますが、こちらは1日3個食べると、老い知らずと言われます。身体を滋養してくれるので、ブドウともに、これからの時期に取り入れると良いでしょう。

東洋医学では、肝にも良いのがブドウ!!

ブドウは、【腎液を滋養し、肝の陰を益す】という言葉があります。

これは、滋養強壮があり、五行説の腎・肝を労る食べ物という事となります。腎は、老化に関わり、肝はストレス・解毒・目などに関わります。また、酸味は肝臓・胆嚢・眼にいいとされます。

これらを補ってくれるブドウは、夏で疲れた身体をサポートする果物なのです。

ブドウは、肝腎陰虚という症にもってこいだと考えられます。

■ 肝腎陰虚とは??

まず、肝血が不足する事で、腎の栄養が低下します。これにより、、腎陰虚(腎陰の不足)を引きおこします。そのため、肝血虚+腎陰虚の症状である腰痛・下肢がだるい・骨が脆くなる・脱毛・白髪・耳鳴りなどの老化現象が出てきます。また、肝血虚で出るような耳鳴り・頭痛・目の乾きや視力障害などが伴います。

治療としては、補腎薬が基本となり、六味丸系を基本として考えます。六味地黄丸は、腎を補うために作られた漢方薬なので、腎を元気にする事で、肝を労ります。肝の眼症状が強い場合は、杞菊地黄丸の方がオススメとなります。

まとめ

今回は、秋が旬であるブドウに注目しました。ブドウは、色々と加工された物が多く、日々の生活にも取り入れやすい食べ物です。旬であれば、生を食後のデザートにしても良いでしょう。季節が違えば、ドライフルーツやジャムでも十分かと思います。

また、酒好きには、ワイン・つまみに干しぶどうが良いでしょう。干しぶどうが苦手ならクラッカーにクリームチーズとブドウジャムも食べやすいかと思います。

秋は、実りが多く、旬な食材が豊富です。ブドウだけでなく、取り入れると、健康にも繋がります。

以上、参考になれば幸いです。

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