疲労には、ニンニク注射?? 実際には、どんなもの??         

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

皆さんは、ニンニク注射という言葉を知っているでしょうか??

これを聞くと、ニンニクエキスを注射で体内に入れるようなイメージはありませんか??

実際には、そのような成分は入っていないそうです。

えぇーー・・・何でニンニク注射っていうの?? 不思議に思いませんか??

ニンニク注射の成分は、ビタミンB群をメインに、ブドウ糖・ビタミンcなどが含まれたものです。そして、ニンニクに似たような臭いがする事とニンニクを食べた時のように元気になることから、ニンニク注射と呼ばれています。

サムネイル画像

ニンニク注射の効果とは??

■ 疲労回復

■ 筋肉痛の改善

■ 肌荒れ防止・回復

■ 二日酔いからの回復

ビタミンB群やブドウ糖などの栄養素が直接、代謝されないために効果は早く現れると言います。そのため、乳酸や二日酔いで現れるアセトアルデヒドの代謝を円滑に促します。また、多くのビタミンが入っているので、肌に優しく肌荒れの改善に役立ちます。

ビタミンの多くは水溶性のため、摂取しても直ぐに体外へ出てきてしまいます。

こんな経験はないでしょうか??

コンビニなどで売っているドリンク剤を飲むと、排尿時に尿が濃い黄色になっていませんか??

それくらい、直ぐに出てきてしまいます。しかし、一部のビタミンは脂溶性のため、身体に蓄積すると弊害をもたらします。(脂溶性ビタミンD・A・K・E これだけ脂溶性です。だけと覚えると分かりやすいかと思います。)

ニンニク注射はビタミンB群を中心としたものなので、蓄積はほとんどないので、安心して使えるかと思います。

サムネイル画像

注射かぁ・・・痛いのは、嫌だから他にはないの??

やはり、注射=痛いというイメージはあるかと思います。そこで、おすすめなのが漢方薬となります。

漢方薬は、ひとりひとりに合わせて調合するのが本来は、おすすめです。

それは、人によって体格・性別・既往歴などが変わるからです。

そう言われると、漢方薬は敷居が高くて始められない・・・。そんな声も聞こえてきそうですね。

そこで、ニンニク注射が必要なくらい疲れている方に、おすすめの漢方薬を紹介します。

慢性疲労には、この漢方薬が良い!!

■ 補中益気湯

慢性疲労の状態は、東洋医学において気虚という元気が乏しい状態です。そのため、それを補う補気薬という漢方薬がおすすめとなります。その中でも、代表的なものが補中益気湯となります。

気には、元気・温煦作用・固摂作用・防衛作用・営養作用・推動作用など様々な働きがあります。

その中でも、補中益気湯は 全般的に効果があります。そのような生薬構成のため、使いやすい漢方薬となっています。

■ 十全大補湯

上記の気虚という症状に、血虚という血液・潤す作用が低下したような状態です。

血液の病態が混じる場合は、こちらがおすすめです。貧血や術後で血液を失った場合は、血虚という病態になっている事が多いでしょう。その場合は、補血という治療も考慮に入れないといけません。

十全大補湯は、補気補血の両方に作用してくれます。

まとめ

今回は、ニンニク注射についてでした。ビタミンB群の注射であって、ニンニクは入っていない注射です。

慢性疲労がある方には、試す価値があるかもしれません。

また、注射でなくても内服で試すには漢方薬がおすすめです。

補中益気湯または十全大補湯が始めやすいでしょう。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA