はーい。こんにちわー。
元気堂です。
11月にもなり、寒さに少しずつ慣れてきた所でしょうか。そんな時に、より健康的な生活を送るためには、日々の生活が重要となっていくでしょう。特に、運動・睡眠・食事は、基本的なことであり、自身の健康に直結するかと思います。
特に、1番乱れやすいのは、食事が多いのではないでしょうか。きちんとした栄養を取らないと、身体に気力が沸かないため、食事の見直しが大切でしょう。
今回は、今が旬であるカブについて話していきましょう。カブは、1年の中でも、食感がやわらかな3~5月・甘みが強くなる10~11月という特徴を持ちます。そのため、今は、甘味が強く旨味がたっぷりの季節となります。
また、カブというと白い根の方を注目してしまいますが、実は葉の部分も食用として美味しく食べられます。簡単な料理として、お浸しにするだけで1品増えるのでお手頃かと思います。
カブの栄養と効能を知って、食事に取り入れよう!!
カブは94%が水分であり、栄養素が少ないのでは?? このように思う方もいますが、ビタミンC・カリウム・食物繊維・消化酵素であるアミラーゼが豊富に含まれています。春の七草の1つでもあり、胃腸の機能を整える野菜としても有名でしょう。
また、葉も栄養価が高く、ビタミンB₂・ビタミンC・葉酸・β-カロテン・カルシウム・鉄・食物繊維も豊富に含まれています。
根も葉も、どちらも身体に良い栄養素がたっぷり含まれるのが、カブの特徴とも言えます。また、この栄養素の中でもビタミンCやβ-カロテン(ビタミンA)は、強い抗酸化力を持っています。日々の生活で、ストレスや油物などの食事で、身体が酸性に傾きやすい人にも、オススメとなります。
また、体内でに活性酸素つまり酸化が起こると、病気や老化、肌トラブルが引き起こされます。カブを積極的に取る事は、美容にも影響するので冬の肌トラブルなどにお困りの方は、カブが必須となるでしょう。
その他にも、妊娠時に必要な葉酸が含まれます。葉酸は、造血ビタミンと呼ばれ、胎児の成長に深く関与しています。サプリメントだけでなく、食事から取り入れたい時にも、良い働きをしてくれます。
カブに含まれる栄養素の効能・効果とは??
■ βカロテン
βカロテンは、皮膚や粘膜の健康を保って免疫力を高めてくれます。体内では、ビタミンAに変換されます。βカロテン=ビタミンAのイメージで覚えておくと良いでしょう。人参などの緑黄色野菜・葉の部分に多く含まれています。他にも、抗発がん作用や呼吸器の健康を守る働きもあります。
■ ビタミンC
カブの根と葉ともに含まれています。コラーゲンの生成をサポートするため、美容好きには欠かせない栄養素でしょう。先ほどもお伝えしましたが、体の酸化を防いだり、疲労回復や風邪予防にも効果的です。
■ カルシウム
カルシウムといえば、骨や歯の基礎となります。また、血液凝固系や心臓などの筋肉の運動にも関わる栄養素でもあります。
■ 食物繊維
腸内環境と整えて便秘を改善したり、生活習慣病の予防にも食物繊維は役立ちます。
■ アミラーゼ
アミラーゼは、消化酵素の一つです。消化酵素とは、栄養を効率的に吸収するために、消化促進させる役割があります。アミラーゼは、唾液などに含まれ、炭水化物の一つであるデンプンの分解を行っています。
注意点は、熱に弱く酸化しやすいことでしょう。まあ、消化不良や胃もたれ・胸やけ・食欲不振などに効果があることから胃薬にも含まれています。
■ ミネラル
マグネシウム・リン・鉄・カリウムなどの様々なミネラルが含まれています。特にカリウムは体内の余分な水分を排出する作用があり、むくみに効果的です。
■ ビタミンB群
エネルギー代謝に関わっています。B1は、炭水化物の代謝、B2は、脂質の代謝に作用します。ナイアシンは、不足する脳、神経、皮膚などに異常をきたす栄養素です。
■ イソチオシアネート
イソチオシアネートは、アブラナ科のキャベツやブロッコリーなどに多く含まれており、口にした時に感じる辛みのもとでもあります。消化機能を高めたり、殺菌効果があります。
カブが身体にくれる効能・効果とは??
■ 健胃効果
アミラーゼにより、デンプンの分解を促進して、消化機能を高める働きがあります。消化を助けて、胃酸をコントロールすることで、胃もたれや胸やけを予防する効果があります。また、辛み成分であるイソチオシアネートは、胃酸を促進して、胃の健康を保つ働きがあります。
■ 生活習慣病を予防
ビタミンCやβ-カロテンには、血中の悪玉コレステロールの酸化を減少させる働きがあります。また、カリウムには、余分なナトリウムや水分を排出するため、血圧の上昇を抑える働きがあります。この事から、高血圧・動脈硬化・浮腫などの生活習慣病の予防に効果があるとされます。
■ 免疫を高める効果
ビタミンCは、血液中の白血球・特に細菌やウイルスと闘う好中球に多量に含まれています。そのため、体外から侵入してきた細菌やウイルスなどを撃退する上で、ビタミンCは無くてはならない成分でしょう。また、ビタミンC自体も、細菌やウイルスに対抗する働きがあります。
β-カロテンは粘膜を丈夫にする事で、異物の侵入を妨げ、免疫力をアップさせる働きがあります。
■ 貧血を予防する効果
鉄や葉酸は、赤血球をつくるために欠かせない成分となります。この赤血球は、酸素を全身に運ぶ役割があり、不足する事で、貧血症状を引き起こします。よく女性が鉄剤を服用するのも、これが1つの理由です。顔面蒼白・動悸・息切れ・倦怠感・立ちくらみなどがあれば、貧血を疑っても良いかもしれません。
■ 便秘や下痢を解消する効果
食物繊維が豊富に含まれており、腸内の善玉菌を増やし、腸の調子を整える働きがあります。また、強い粘性を持っており、腸内の有害物質を吸着させて解毒を促してくれます。
まとめ
カブを食事に取り入れる事で、身体には良いこと尽くしではないでしょうか?? 寒い時期には、煮物や味噌汁だけで無く、クリームシチューにもピッタリな食材です。
皮ごと食べられる食材のため、剥く手間も必要ありません。まだまだ、旬なので今日からでも取り入れてみては、いかがだったでしょうか??
以上、参考になれば幸いです。