そろそろ春への準備を始めよう!! 春の養生で、通年の病気も予防しよう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

2月も後半に入り、もう少しで春が見えてきましたね。
そのため、これからは冬から春に向けての養生が必要でしょう。

冬は、腎の季節ですが春は肝の季節となります。
引きつづき腎を補う食材を取りつつ、春の食材・過ごし方を取り入れていきたい季節でしょう。

春は、養陰補肝が重要で、肝の働きをよくし、陰(血・津液)を養うと良いとされます。
ここで、これを意識する事で春に起こる疾患を予防できるかもしれません。

意外と、春はギックリ腰・怪我・眼の疾患も増える時期です。
これは、肝が筋肉や眼を滋養するためですね。

また、春はエネルギーを発散させるために、活動的になります。
これにより、人によっては頭痛・肩凝り・目が充血・怒りっぽい・イライラなどの症状も・・・。

まずは、肝を滋養する酸味 × 青食材を取り入れると良いでしょう。

 野菜

カブ・キャベツ・カリフラワー・春菊・せろり・ニラ・ブロッコリーなど、やはり青野菜が多い傾向となります。

 果物

苺・いよかん・オレンジ・金柑・デコポンなど酸味が多い果物が旬を迎えるようですね。

気をつける点は、少しだけ旬な物を食べていくことです。あまり固執すると返って、ストレスの原因となるでしょう。

特に、オススメは山菜であるセリ・ウドがオススメ!!

セリ科の植物は、香りがよく芳香に富んでいます。この香りが、身体の気の巡りを良くします。春にストレスでイライラ・鬱々しているなら、セリが良い食材となります。

ウドは、生薬でも使われており、独活と呼ばれています。食材では茎と葉を使用し、生薬では根を用いています。捨てるところがない植物でしょう。また、ウドもセリ科の特有の芳香をもっています。気血の流れをよくして、手足の痺れ・麻痺・痛みに使用されます。

肝が弱ると、気の巡りが悪くなり精神的に怒りを伴ったり、気血の巡りも悪くなります。
これらの山菜は、それを予防してくれるので、美味しく頂きましょう。

花粉症が強く出る人は、枸杞子・菊花がオススメ!!

枸杞子・菊花という目に特化した生薬となります。

枸杞子は滋補肝腎・明目で、目の症状や目の栄養に必要な肝腎を元気させます。
そして菊花は、清肝熱・明目に働き目の症状を改善します。

花粉症で眼の痒みが強い方は、目がドライアイ気味だったり、炎症が起きているので滋養しておくことで花粉への暴露も軽く済むことでしょう。

ちなみに菊花は、邪気を払う霊草でもあり、冠婚葬祭の花でも使われます。
現在でも、無病息災を祝ったり、子孫繁栄を祝う時にも使用します。その他にも、食用菊は栄養が豊富に含まれています。ビタミンB1・ビタミンEが特に多く含まれます。

ビタミンB1は、疲れ目によく、現代社会ではオススメでしょう。その他にも、筋肉の疲れを改善したり、眼の神経をサポートするなどの作用があります。また、花の綺麗さが食事を華やかにしてくれるので、そういった点でも食欲促進にも良いでしょう。

ビタミンEは、抗酸化ビタミンとも呼ばれます。そのため、老化や免疫力低下の原因となる活性酸素のはたらきを抑えてくれます。食事が外食に偏りがちな方は、このビタミンを摂取して欲しいと思います。

そこで、オススメは菊花茶となります。
手頃に始められるので、毎朝に飲んでみると良いでしょう。

まとめ

まだ、少し春の対策は早いと思うかもしれませんが、菊花茶のような手頃なところから始めると春の養生にも繋がります。
ちなみに、菊花が合うのは肝熱タイプと言い、目の充血・頭痛・めまい・イライラ・ホットフラッシュなども伴います。肝気が頭部へ巡る事で、頭にこもった熱症状を下へと下げることで、クールダウンさせてくれる働きがあります。

つまり、仕事や対人・家庭での悩みがある時は、リラックスにも使えます。

以上、参考になれば幸いです。

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