⑩ 【臓腑弁証・肺・大腸証】 東洋医学って、少し興味あるけど、難しそう・・・。分かりやすく解説。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

今回は、肺と大腸です。これも、心の時と同じく、表裏関係が気になる所です。他の肝、胆・脾、胃・腎、膀胱は、なんとなく理解できると思います。

肺と大腸の表裏関係に当たる??そう思いませんか?

肺と大腸の表裏関係について。

肺には、粛降と宣発という作用があります。この作用により、気・血・津液を分散させます。

粛降とは、下の方へ・内の方へと作用する働きです。

宣発とは、上の方へ・外の方へ作用する働きです。

例えば、この粛降と宣発により、体内の汚れた空気(濁気)を外へ出し、外の綺麗な空気(清気)を体内へ運ぶ事が出来ます。これは、皆さんが知っている呼吸となります。

また、営養や水分を、肺を基準に上や下に運んでいきます。そして、不要な水分は汗や尿で外に出していきます。

そのため、気・血・津液に深い関係が出てきます。

綺麗な空気(清気)は、食事などの営養から【宗気】となり、それが血とともに【営気】となり、その一部が身体を防衛する【衛気】となる役割があります。

しかし、ここまでの話だと、大腸との関係は??と思いませんか?

大腸の働きを見ると、肺に似ている所があります。大腸は、小腸からの固形物が運ばれます。そこでは、余分な水分・電解質を体内へ再び吸収して、不要な物は便として体外に出していきます。

あれ??っと気づいた方もいるかと思います。この作用は、肺の粛降と宣発と似ています。肺と大腸の表裏関係が少し納得できたら幸いです。

臓腑弁証【肺・大腸証】

この証は、8つに分類されていきます。肺は、良くある風邪と関わりがあるので、皆さんも興味があるのではないでしょうか?

自分の風邪がどれに関係しているかを知ることで予防や治療方法が見えてきますので、少し多いですが学んでいきましょう。

①肺気虚

肺の気が不足した症状。息切れ、呼吸しづらい、風邪引きやすい、動くと汗ばみやすい、喘息などが特徴的です。それに、気虚症状の疲れやすい、顔色が悪いなどの症状も伴います。

②肺陽虚

肺気虚に冷えが加わる状態。痰が薄く、サラサラしている、寒がり、手足の冷え、むくみ、尿が薄くて多いなどの冷えの症状が加わります。

③肺陰虚

肺の陰液の不足した状態。つまり、潤いが不足した状態です。空咳、痰が絡む、喘鳴、痰自体は薄く少ない、声がれなどの症状が特徴的となります。それに加え、陰虚症状の寝汗、手足のほてり、微熱、口渇なども伴うことが多いです。

④風寒犯肺

風邪や寒さが肺に攻撃して、病を引き起こした状態。いわゆる風邪の時の症状です。

咳、透明で薄い痰、サラサラした鼻水、鼻づまり、頭痛、関節痛、寒気などの症状が起きます。

⑤風熱犯肺

風邪や熱が肺に攻撃して、病を引き起こした状態。これも、いわゆる風邪の時の症状ですね。風寒によるか風熱によるかで、対処も状態も違います。注意したい所です。

、ネバネバの黄色の痰や鼻水、喉が赤い、咽頭炎、口渇、発熱、寒気、じっとしていられないなどの症状が起きます。

風邪は風邪でも、寒と熱で症状が異なります。ここは、頭に入れておくと対処しやすいです。

風寒であれば、温めてあげることが大切となり、風熱であれば氷嚢などで冷やす事が必要です。

⑥痰湿阻肺

痰湿が肺に停滞して、肺の機能を阻害する症状。大量の痰、咳、白っぽい痰、痰が出てもゴロゴロする、胸苦しさなどの症状が出ます。

⑦痰熱犯肺

熱が肺に籠もることで、肺の津液(潤す力)を消耗して、痰を作ってしまう症状。

熱症状が強く、激しい咳、ネバネバの黄色い痰で粘りが強い、時に血痰、呼吸が荒い、胸痛などに、口渇、発熱、便秘、尿が濃い、冷たいものを欲しがるなどの伴います。

⑧大腸湿熱

湿熱が大腸に停滞して起こる症状。

便がすっきりしない、肛門の灼熱感、下腹部痛などの激辛料理を食べたときに起こるような症状を伴います。

または、痔が腫れて痛む、痔出血などのお尻関係の症状がでます。

以上、参考になれば幸いです。

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