
はーい。こんにちわー。
元気堂です。
まだまだ、残暑もある時期であり秋というイメージが近年はなくなってきましたね。
そんな時に、秋の花粉症として注意したいのが、ブタクサ。
ブタクサ花粉の飛散時期は8から10月であり、今がピークといってもいいでしょう。
スギ・ヒノキに次いで多い花粉症と知られており、春の花粉症と同じアレルギー症状に悩まされる方も多くいます。
そして、米ジョージ・ワシントン大学医学部のAlisha Pershad氏らによるこの研究結果では、地球温暖化によりアレルギー性鼻炎などの症状が長引いてしまし、昔よりも症状が悪化する可能性があると言われています。
ブタクサは、二酸化炭素などの温室効果ガスの影響が大きい都市部において成長・開花が速くなり、より多くの花粉を生産する傾向があると判明しています。
これにより、花粉の飛散量の増加に伴い曝露量も増えるので、アレルギー性鼻炎の症例・症状が増えると考えられています。
しかし、秋になると1つ問題なのが、風邪・花粉症の見分けが付きにくい・・・。
■ 風邪と花粉症の見分けるには??
厄介なのが、屋外で起こる花粉症によるものです。花粉は、蜂や蚊のように目で見れれば、対処し易いのですが残念ながら見えません。
そのため、まずは予防が大切となります。
今の生活では、手洗い・うがい・マスクが当たり前となり予防としては良い状態でしょう。
ですが、それでも症状が出てしまう事があります。この時期だと、風邪??それとも、花粉症??
非常に判断が難しいかと思います。
特に、秋の花粉は、春のスギ・ヒノキなどより粒子が細かく、鼻でブロック出来ず、咽頭まで届くことがあります。そうなると、喉のイガイガ・鼻炎の症状が強く出やすいです。良くある風邪の引き始めのような症状ですね。
それなら、どうするの? 下手に風邪は引けないよーーーー!!
■ 3つの判断の材料があった!?
(他にもありますが、分かりやすくするため3つ絞らせて貰いました。)
■ 発熱
花粉症の場合は、高熱になる事は少ないです。良くて微熱でしょう。そのため、熱が治まらず上がっていく場合は、風邪の可能性が高いと思われます。
■ 鼻水のタイプ
風邪の場合は、免疫系が戦うため白血球などが混ざった濁った鼻水(黄色、緑黄色)になります。花粉症の場合は、水鼻(透明、白色)となります。
■ 目の痒み
花粉症は、目に花粉が直接当たるので、痒みが現れます。風邪の時には起こらないので、見分けがつきやすいと思います。
■ 漢方薬でオススメは、小青竜湯!!
これは、風邪・寒邪による鼻や咳の症状には、小青竜湯がファーストチョイスとなるでしょう。
風邪が原因でも花粉が原因でも使える事が、オススメですね。
小青竜湯は、麻黄などが含まれ身体を内側から温めてくれます。また、鼻炎や咳に効果がある生薬で構成されるので、花粉症にはピッタリと言えましょう。
もし、鼻塞など鼻が通らない場合は、辛夷・蒼耳が入った漢方薬も考慮に入れましょう。
蒼耳散・葛根湯加辛夷川芎湯などに切り替えるか、併用がおすすめです。
■ まとめ
研究結果でも、これからは飛散量が増えることでしょう。
そんな時には、生活習慣を見直して症状の軽減を図りましょう。それでも、駄目なら漢方薬の出番です。
例えば、以下のような直ぐに取り入れられるものからでもOK。
■ 身体を冷やさない!!
■ ビールはほどほどに!!
■ マスクなどで暴露予防!!
これでも、症状が強い方は、漢方薬を取り入れていきましょう。
眠気を引き起こす生薬が入っていないので、仕事や勉強の際にも使いやすいのも特徴でしょう。
以上、参考になれば幸いです。
漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)
参考文献:「The Laryngoscope」に4月9日掲載