9月の台風が1番、縦断する確率が高い!! 気圧変動による気象病に対しての予防・対処法とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

秋も台風シーズンという事で、大雨や強風は、普通に生活していても、危ないし、通勤通学も大変になります。実は、日本列島に近づくのは、7・8月よりも9月に傾向が多いそうです。そのため、引き続き雨具が必要になるかと思います。

そして、台風が近づくと言えば、低気圧になっている事かと思います。低気圧により体調を崩してしまう方も多いでしょう。いわゆる気象病とも言いますね。

この気象病は、今や当たり前だと思っている方もいますが、10年前では、あまり認知されていなかったように思います。環境が身体へ影響を起こすことが、認知され始めたのを感じます。

私の経験でも、次のような失敗談もあります。身体が弱い方や敏感な方は、雨などの気圧変動で、体調を崩すことは良くありますよ!!と伝えた時に、『私の病気は、天候で左右されない!!』と怒られた事があります。

この時の反省点は、きちんと、どのような経緯で、気圧変動が身体に作用をするのかを伝えれば良かったと思います。

その経験を生かして、今回は気圧変動について話したいと思います。

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気圧変動はよく聞くけど・・・。その変化は、どこで感じ取っているの??

人体では、この気圧を感じるのは、どこが反応しているのでしょうか。多くの方は、何となく感じるから・・・。そんな感じかと思います。

例えば、よく雨が降ると、古傷が痛むという言葉を耳にします。これも、なんとなく身体が反応している一つでしょう。他にも、めまい・耳鳴りなど人によって、その症状は様々です。

この事から身体が敏感に、気圧を感じ取っているのが分かります。しかし、その変化はどこなの?? こう疑問に感じませんか??

その答えは、耳なんです。耳の内耳の前庭という部分が、気圧の変化に作用している言われます。

気圧がおこると、そのストレスが自律神経に作用し、交感神経が働きます。つまり、気圧変動とは交感神経が強く作用する原因となります

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交感神経が強く働くと、どうなるの??

基本的に、昼間に行動している人が多いかと思います。その時に、活動的にさせる働くのが交感神経となります。

交感神経が働くと、アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌されます。そうすることで、各部位で応じた反応が出ます。

心臓に作用すれば、心拍数が上がり、脈拍数も増えます。血管に作用すれば、血管が収縮(縮こまる)します。すると、血管内の圧力が高まり、血圧も上がります。

正常な働きであれば、活動するためには必要な作用です。血圧が高くなることも、栄養が豊富な血液を各部位へと運ばないといけないからです。

しかし、その働きが過剰となる事で、気象病となってしまうのです。

交感神経が高ぶる事で、不整脈・動悸・血流障害からのメニエール病・高血圧・気管支を狭めることから喘息のような症状など様々な症状が現れます。

また、気圧が下がると身体の中では、ヒスタミンの分泌が高くなると言われます。そうすると、炎症作用を促進させるので、古傷の痛みや蕁麻疹なども起こりやすくなります。

経験談になりますが、救急センターで仕事をすることがありますが、雨の日や天気が良くない日には、動悸や高血圧・蕁麻疹や喘息などのアレルギー症状の方が増える気がします。 ※ これは、あくまで個人的な感想です。

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こんな方は、気圧変動に弱い体質かも!?

普段は、乗り物よいなどを起こさない人でも飛行機や新幹線などでは体調を崩す方がいます。このような方は、気圧を感じ取りやすい方です。

なぜなら、飛行機は、上下の動きで気圧の変化が変わる乗り物ですし、新幹線は、トンネルを通る際に変動が起きます。

毎回、困ってたんだ!でも、仕事で飛行機と新幹線は欠かせない・・・。

それなら、どうすれば良いのでしょうか?

規則正しい生活をしましょう!! 自律神経を整えるのが一番です。

ゆっくりお風呂に浸かったり、早寝早起き、食事はバランス良く、適度な運動などを取り入れましょう。

しかし、そのような生活をしていても気象病になる方は、耳周りをマッサージしたり、漢方薬などで体質改善をする必要があります。

自律神経を調節する事に、オススメ漢方薬3選!!

■ 補中益気湯

疲れやすく、食欲がない、手足が怠い方にあい、気虚という元気がない状態に使います。身体の調節する力が低下するために、気圧変動というストレスに対処が出来ない方には、こちらがおすすめです。その他にも、虚弱体質・休むと病気の状態が楽になる・子宮脱や脱肛など本来の位置からズレている場合にも良いでしょう。

■ 加味逍遥散

神経過敏、イライラなどがあり、元々自律神経が乱れている方には、こちらが良いでしょう。特に、病状が精神的なストレスで悪化するような方に合います。その他にも、入眠障害・首肩こり・頭痛・更年期障害などにも使われます。

■ 小柴胡湯

肝胆系の疾患にも使われ、特に耳周りに走る経絡である胆経に効果があります。突発性難聴・耳鳴りも良いでしょう。また、この漢方薬は、風邪薬としてよく使われます。吐き気・口が苦い・食欲低下の胃腸病や咽頭炎・扁桃炎などの風邪にも良いでしょう。

その他にも、精神的なストレスにも効果があり、胸脇苦満(胸から脇にかけて、何か詰まったような苦しさ)・寒熱往来(悪寒と発熱を交互に繰り返す)・みぞおちで動悸が起こるなどの症状には、ファーストチョイスとなります。

まとめ

気象病は、人によって強さも、出る症状も変わりいますので、体質から見直すのが一番だと思います。

紹介した漢方薬でも、補中益気湯と加味逍遥散を両方使うタイプもいます。心配な方は、相談してもらえたら嬉しく存じます。

まずは、生活を見直して改善しない時には、東洋医学の出番です。試してみると、意外と即効性もあります。一手段として考えておきましょう。

以上、参考になれば幸いです。相談した場合は、以下のホームページからアクセスしてもらえると助かります。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

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