金柑(キンカン)が実る季節!! 風邪対策だけでなく、生活習慣病の予防にも食べるべき理由とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

寒くなると、コタツでミカンが定番となる季節ですね。
この時期には、ミカンのような柑橘類が旬となる事が多いでしょう。その中の1つに、キンカンがあります。

キンカンのど飴などのイメージが強い果物かと思います。
のど飴に配合される位、身体に良い効果がある事が想像できます。

しかし、実際にはどのような栄養・効果があるのかはご存じでしょうか。
今回は、旬となるキンカンについて触れていきましょう。

キンカンとは何!?

キンカンは、昔から咳・のどの痛みに効果的であるとされ、親しまれています。
栄養素には、柑橘系に入っているビタミンC・ビタミンE・食物繊維など様々な栄養成分を豊富に含んでいます。

柑橘類の中では珍しく、皮が柔らかいため皮ごと食べることができ、甘みと少しの苦みを持つことが特徴です。
旬は、温室栽培のキンカンは11月末より収穫が始まり、3月まで収穫されます。

蜂蜜漬け・ジャムだけでなく、ドライフルーツ・果実酒など多くの方法で食べられるのも特徴でしょう。

また、金橘(キンキツ)という生薬名を持っているため、薬としての使われてきた歴史もありますね。
先ほども触れたように、咳・咽頭炎などにも使われるので乾燥するこの時期にもピッタリな果物と言えましょう。

キンカンの効能・効果とは!?

■ 生活習慣病の予防・改善

キンカンに豊富に含まれるビタミンC・β-クリプトキサンチンには、血中の悪玉コレステロ-ルを減少させ血液をきれいにする働きがあります。
ヘスペリジンには血圧を下げる働きがあるため、高血圧の予防に!!

また、ペクチンには急激な血糖値の上昇を抑える働きがあり、血糖値が影響する糖尿病の予防したり、β-クリプトキサンチンには高血糖が原因となって起こる肝機能障害を予防する効果もあります。

■ 便秘を解消 / 免疫力の向上

キンカンに豊富に含まれるペクチンは強い粘性を持っており、腸内の有害物質を吸着させて排泄する働きを持っています。その上、腸内の善玉菌を増やし、整腸作用も有します。

腸内環境が良くなると、免疫力も高まります。腸内には体内の約7割の免疫細胞が存在しているからですね。
また、ビタミンCが豊富なため、血液中の白血球(特に好中球)を活発にさせ、体外から侵入してきた細菌・ウイルスなどを撃退します。
ビタミンC自体にも直接戦う力もあるので、嬉しい成分でしょう。

さらに、含まれるヘスペリジンは体内でのビタミンCの吸収率を高める効果があるので、相乗効果も!!
ちなみに、ビタミンCは美肌作用もあり、乾燥時期にも良いでしょう。
美肌に必要なコラーゲンに必要不可欠な要素でもあります。

■ 冷え性を改善

血管を拡張し血行を良くする働きを持つビタミンE・毛細血管を強化して血流を良くする働きを持つヘスペリジンが豊富に含まれています。
そのため、血行不良の対策としても良いので、身体の熱を全身へ運びやすくなります。
首肩こり・冷え症の原因には、血液循環の低下があるので、この予防にも繋がります。

■ 疲労回復の効果

キンカンには、クエン酸が豊富に含まれます。
クエン酸は、乳酸を分解しエネルギ-に変換します。つまり、疲労の蓄積を抑制し、疲労の回復を早める効果があります。

また、精神ストレスでも乳酸が増えてしまいます。精神的なストレス対策としても、金柑のど飴などがあると良いでしょう。
その上、ビタミンCには、ド-パミン・GABAなどの神経伝達物質・ストレスをやわらげる副腎皮質ホルモンの合成をサポ-トする働きがあります。

これらの効果によりストレスに対抗したり、興奮状態を鎮静する働きもあります。

まとめ

これからは、乾燥時期がつづき風邪を引きやすいので、予防としてオススメですね。

生活習慣病の予防としては、のど飴などの甘味が多いものだと、糖尿病などに逆に良くないので注意しましょう。

庭にキンカンがある場合には、薬用部位である果実を、刻んで乾燥しましょう。
面倒な場合には、 皮付きのまま刻んで砂糖煮にしたものが民間療法として使えます。解熱・咳止め・咽頭炎対策に、生姜とともに金柑生姜湯もオススメとなります。

以上、参考になれば幸いです。

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