はーい。こんにちわー。
元気堂です。
良く便秘で悩んでいる人が来院されます。多くの人は、病院で何年も薬を服用しており、それでも年々と出なくなっていると訴えています。
今回は、悩んでいる方に必見。便秘が癖になる理由や解消法を話していきます。
便秘と浣腸。
頑固な便秘には、浣腸を使用している方もいるかと思います。しかし、浣腸をすれば出るからと、それが当たり前となっていませんか??
浣腸に頼ると、自力による排便力がなくなっていきます。それは、何ででしょうか??
腸の内容物を一掃するために浣腸をしようする場合、浣腸の成分はグリセリン・石けん水など様々です。
浣腸の成分が、直腸粘膜を爛れさせ、直腸部の神経に異常を起こす事があるからです。そのため、直腸の筋肉が萎縮し、蠕動運動が低下していきます。その結果、負のスパイラルとなり、便秘が悪化していきます。
そのため、救急的な使用は問題ないですが、日常的に使用は控える方が良いでしょう。
それじゃあ、処方された便秘のための飲み薬なら平気だよね!?
平気な処方もありますが、安易に頼るのは良くないでしょう。子供の時は、頼らなくても出てたはずです。健康な腸に戻す必要があります。
漢方薬にも、センナという生薬があります。便秘の方なら聞いたことがあるかと思います。病院であれば、センノシド・プルゼニドなどに当たります。
皆さんは、漢方なら平気でしょ!?そう思う方がいるでしょう。しかし、センナ製剤は、服用すべきで無いのが、私の意見です。
センナというのは、腸を無理矢理に刺激することで、蠕動運動を高めて排便を促します。しかし、それを常に服用し、刺激することで腸がその刺激に慣れてしまうのです。
それが続くと、より強い刺激で無いと運動をしないため、普通の食事よる刺激では排便が出来なくなるのです。
そうなる前に、改善することが必要です。
何をすれば良いの?解決方法を知りたい。
身近な食材から試してみよう。
やはり、ゴボウがおすすめです。
食物繊維が豊富であり、これは消化・吸収されません。そのかわり、胃腸をきれいに掃除してくれ、腸内細菌の悪玉の増殖も防ぎます。ゴボウは、腸内の好気性細菌の発育を促し、ビタミンの合成を活発にさせます。
でも、食物繊維なら、ゴボウじゃ無くてもいいんじゃない??
ゴボウをおすすめする理由が、きちんとあります。
ゴボウの食物繊維は、他の野菜と比べ、極めて高い水分保持作用があります。それが、腸内をすっきりさせ、心地よい排便へと促します。ゴボウの食物繊維にはリグニンという物質があり、抗菌作用があります。これが、大腸癌の予防としても注目されています。
おすすめの漢方薬。
しかし、食物繊維を取り過ぎても、すでに腸が動かない方は、漢方薬に頼るべきでしょう。
腸の動きを取り戻す漢方薬として、大建中湯・桂枝加芍薬湯などがあります。
また、ウサギのように便がコロコロになっている場合は、水分が必要となります。
その場合は、麻子仁丸を使用すると良いでしょう。
以上、参考になれば、うれしいです。