はーい。こんにちわー。
元気堂です。
夏バテ・毎日疲れが取れなくなってきた時期じゃないですか??
そんな時に、精がつく物が良いと言われます。そこで、その代表であるニンニクについて話したいと思います。
ニンニクパワーの秘密とは!?
昔から民間薬としても、スパイスとしても使用されてきました。そして、このニンニクは、駆虫薬として漢方薬では使われてきています。
鰹のたたき・馬刺しでも、生のニンニクが一緒に出てきたり、レバーなどもニンニク醤油やニンニクの胡麻タレを使用していることがあります。
これは、寿司でいうガリ(ショウガ)と同じです。今より衛生面で問題がある時代から、予防としても料理として使用されてきていました。
多くの人は、ニンニクを食べると疲れが取れたり、パワーを貰ったりします。それは、何故でしょうか??
ニンニクには、アリシンという成分があります。
このアリシンは、強い殺菌力があり、食品のバクテリア・体内中の細菌やウイルスまでやっつける作用があると言われます。また、ビタミンB1の吸収力を高めてくれるのです。
このビタミンB1が不足すると、食事からブドウ糖を経てエネルギーとする力が低下します。そのため、不足の場合には、疲れ・やる気・食欲不振などを引き起こします。特に、脳はブドウ糖からエネルギーを貰うので、ビタミンB1は大切となります。
他にもスコルジンという成分があり、新陳代謝を活発にし、栄養分を燃焼させエネルギーに変えてくれます。免疫力を高め、疲れを取る作用があります。
大蒜という生薬と呼ばれるニンニクの効果とは!?
大蒜(にんにく)の薬効には、殺虫作用、鎮咳作用、止瀉作用、鎮痛作用、悪寒改善、消腫作用、解毒作用、解熱作用、皮膚再生、消化促進などがある言われます。
さきほどの現代的な考えとは、少し違う薬効も見受けられます。
しかし、根本は同じでは無いかと考えられます。大蒜によって、身体にエネルギー(補気)が得られれば、消化促進・皮膚再生・免疫力があがり、解毒作用や病気を追い出す作用も高まるからです。
また、東洋医学では、肺気虚という症状があります。
■ 肺気虚
喘息・息切れ・風邪をひきやすい・悪寒などの症状があり、この大蒜の薬効には合っているかもしれません。
また、気虚(身体のエネルギー不足な状態)は、胃腸の機能低下もあるので、消化促進にも良いと思います。
余談・まとめ
ニンニクですが、地方によっては、玄関先につらされているのを見たことはありませんか?
あれは、もともと魔除けや疫病除けとしての風習からきています。これは、結核や風邪・インフルエンザに効果があることを昔から知られていた事が起因しています。
そのため、疫病神を玄関先で追い払うためにつるすようになったと言われます。
また、仏教ではニンニクはほぼ禁止です。理由は、精力がつく食べ物のため、人の心を乱し魂を汚れ指す不浄の食べ物とされていました。
日本人は、仏教は多いですが、ニンニクを食べています。これは、修行僧ではないので問題ないと思われます。
以上、余談も含みましたが、参考になれば幸いです。