2022年 6/21は、夏至の日。夏至の日は、何をするのか?? 知って元気に迎えよう!! 

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

夏至が近づいてきました。けど、そもそも夏至って何??

意外と、知ったかぶりになっている方もいるでしょう。 

夏至とは、一年で太陽が出ている時間が一番長い日の事を指します。この日は、田植えの時期でもあります。

そのため、関西地方では、イネが上手に根付くようにタコが食べられる風習があります。

太陽が一番出ているので、植物だけでなく人体にも、陽気の影響が出てくる頃かと思います。身体の中に陽気が強くなりすぎるというのは、身体の中の熱が強くなる事があります。(陽気=身体を温める作用)

その場合は、身体を潤す事が大切な時期となります。一番酷い状態になると、身体を冷やす陰液が消耗され、熱中症などを引き起こす可能性もあります。

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まずは、旬な食材を食べよう!!

この時期は、さっぱりとしたものが美味しくなります。特に、きゅうり・すいか・トマトなどは旬であり、身体を潤し清熱作用・滋潤作用があります。食事から改善すると、上手に夏を乗り切れるようになるでしょう。

そのため、ビールが美味しく感じるでしょう。ビールは、冷やす力が強いですが、飲み過ぎれば胃腸の機能を低下させ、二日酔いの元となるので注意しましょう。

また、高温多湿の日本の夏に、油物の取り過ぎも胃腸に負担がかかるので、副菜としてサラダは欠かせないかと思います。

身体が熱していないかをチェックしよう!!

■ 尿が黄色く濃い。臭いが強い。

■ 舌が赤く・舌苔が黄色い。

■ 身体がほてる。熱感がある。

■ イライラ・怒りっぽい。焦燥感。

■ 口渇感・多飲・冷たいものを欲する。

■ 口の中が粘る・苦みを感じる・口臭が強い。

■ 便秘。辛いものや油物で悪化。ウサギうんち・便がベトつきや粘り気がある。

■ 皮膚がカサカサ・痒みが強い・発疹。

いかがだったでしょうか??

いくつか当てはまっていたら、身体の陰陽のバランスつまり潤す力と温める力が崩れているかもしれません。

この場合は、身体の中の熱取り除き、滋潤する事が必要となります。

漢方薬では、このような場合にも多くの種類が存在します。

例えば、温清飲という漢方薬です。

温清飲は黄連解毒湯+四物湯で構成されています。このうち、黄連解毒湯は清熱剤として使われ、四物湯は補血剤となります。補血剤は陰陽で言う陰に属し、滋潤作用があります。

あくまで、一例となります。熱病が強い場合は、黄連解毒湯のような清熱瀉下剤をより含んだものが良いでしょう。滋潤作用の低下があり、そこまで熱症状がない時には、生脈散・四物湯・六味地黄丸・麦門冬湯などがおすすめとなります。

そんなに、多くの事を言われても何が良いのか・・・。分からない!!

このような方も多くいるでしょう。

そのため、今回は1つに絞って、おすすめを紹介しましょう。

■ 生脈散(生脈宝)

生脈散は、麦門冬・人参・五味子で構成された漢方薬で、気陰を補う漢方薬です。人参で、元気を補う事で胃腸などを健康にし、麦門冬で滋潤作用を高めます。五味子は、汗などで陰液が大量に消耗するのを避けます。

そして、以下の漢方薬は、生脈宝と言い、黄耆もプラスした漢方薬です。黄耆は、身体を元気にする補気薬に分類されます。また、衛気という身体を防衛する力を高めたりしてくれます。

身体が弱っている方・夏バテ治療や予防には、おすすめです。

私の考えでは、強い熱症がなければ、身体に栄養を補充して治療する事が良いかと思います。その方が、身体には負担が無く、安全に使用できるからです。

また、清熱作用の薬は、ステロイド・解熱消炎剤などがあるため、東洋医学をするなら補法が一押しとなります。

まとめ

夏は、始まったばかりです。身体に異変を感じたら、早めに対処する事で、夏バテ予防になります。また、夏を越えて秋においての養生に繋がっていきます。

日々の生活を少し見直したり、注意するだけで健康維持は変わります。

興味ある方は、試してもらえたら嬉しく思います。

以上、参考になれば幸いです。

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

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