12月は、飲み会の季節!! そんな時こそ、二日酔いに注意しよう!! ウコンよりも試すべき漢方薬とは!?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

12月は、忘年会シーズンでどこも居酒屋が満員!!
しかし、そんな楽しい一時も飲み過ぎてしまうと・・・。次の日に来るのは、この世の地獄ですね。

二日酔いの度合いにもよりますが、二日酔いになると、あんなに飲まなければ良かった・・・。
このような気持ちにもなるかと思います。

では、何故このような症状が起きてしまうのでしょうか。

二日酔いの原因を知っておこう!!

二日酔いの症状として、疲労感・脱力感・口渇感・頭痛・吐き気・胃炎・食欲不振などがあり、このどれか1つでも起これば二日酔いと言っても過言ではないでしょう。
年末は疲労もピークに達している事でしょう。お酒でおこる疲労感にも気をつけたいところですね。

二日酔いの症状としては、24時間以内に改善されるのが特徴です。
これは、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドという有害物質によります。

これは、アルコールが胃・小腸で吸収されて、血液で肝臓に運ばれ分解されて出来あがります。
そして、このアセトアルデヒドも、酢酸という無害な物質に変換して、最終的には炭酸ガス・水となり排出されます。

この分解から排泄の過程が早い人がお酒に強いとも言われています。
反対に、お酒が弱い方は分解が進まなかったり、排泄が遅いので少量でも溜まってしまいます。

そのため、アルコールの度数・量が問題と言うよりは、分解・排泄能力が影響していると考えられています。

二日酔い予防としては、飲む前~終えた後のケアが重要!!

胃が空っぽでお腹が空いている状態だと、アルコールが胃に直接入るため胃の負担が増大します。
また、空腹時はアルコールの分解スピードが遅くなるので、胃の状態は悪くなる上に、二日酔いになりやすくもなります。

空腹時ですと、アルコールを分解する時に使われるNADという酵素が不足している状態となります。
少量でも食事をしている事でNADが増えるので、アルコールの分解を促してくれます。

また、お酒の度数には注意が必要ですね。
そのため、チェイサーなどで水分を取るように心がけましょう。胃内のアルコール濃度を下げる働きや水分量が増えるのでお酒の量を減らす効果があります。

飲酒が増える事で心配なのが、暴飲暴食です。
ここは、付き合いなどもあり食べる物が偏る事もあるでしょう。この対策としては、睡眠で少しでも改善を試みましょう。

多くのお酒を飲んだ次の日は、疲労感も出やすい・・・。
睡眠の質も下がるので、疲労はより出やすくなります。ここで、試して欲しいのが身体の右側を下にして横になる姿勢がオススメです。
こうすることで、胃の出口が下を向くので、消化されたものが腸へ流しやすくなります。

オススメのお酒・食事を知ろう!!
また、飲んだお酒の種類で、漢方薬を選ぼう!!

だいたいの乾杯の時に、使われるビール。お酒を飲む方は、ビールを飲む方も多いでしょう。

東洋医学では、こんな話があります。

札幌とミュンヘンは、東京に比べ湿度が低いと言われます。面白いことに、東京のビアホールでは、札幌やミュンヘンとは違い、トイレに入る回数が増えると言われています。

何故だと、おもいますか??

湿度が低いと、身体から水分が蒸散してしまうため、トイレにいく必要が減るからです。

他の国と違い、湿度が高い国である日本では、ビールの多飲は身体に余分な水分をためてしまいます。代謝が良く、排出できれば良いですが、ビールが身体を冷やす作用があります。
すると、胃腸は冷え、胃腸の機能が低下していきます。すると、むくみ・めまいなど水分代謝の低下で起こる症状が現れるでしょう。

日本の気候には、やはり日本酒が合う。

貝原益軒の『養生訓』によれば、夏であっても酒は温めて飲みなさいと書かれています。暑いときには、身体の中も炎上しています。冷たい物を飲む事は、火に水をかける行為だからいいじゃない・・・。

こう聞くと、良いように聞こえませんか? 私もそう思いました。

ただ、ほとんどの人間は、それを適正な量で飲めないのが問題です。冷えいうのは、本来持っている消化能力の低下をもたらすので、注意していきたいところですね。

年末は気温も低いので、一層注意が必要でしょう。

そこで、オススメなのが日本酒です。原材料が米だけあって、身体を温める作用があります。そのため、服用するなら日本酒がおすすめなのです。

ただし、食事の内容を変えることで例外を作る事もできます。

例えば、北海道の名物のジンギスカンなどの肉類というのは、ビールと相性が良いのです。
これは、ビール好きには、朗報ですね。

実は、肉類は陽性の食べ物であり、身体を温める作用があります。
特に、ラム肉は温める作用が強いと言われます。
よくよく考えれば、サラミやソーセージがビールには、合いますね。人は昔から自然に欲しているのかもしれません。

今回は、飲んだお酒の後に使える漢方薬を紹介しましょう。

■ 日本酒・原酒など(身体を温める作用のお酒)

身体に湿熱が溜まりやすく、熱性が強いので清熱解毒を促す漢方薬を飲むと良いでしょう。

例えば、黄連解毒湯・半夏瀉心湯・三黄瀉心湯などですね。
個人的なオススメは、半夏瀉心湯です。
急性・慢性胃炎にも使えたり、逆流性食道炎にも良いでしょう。濃度の強いお酒は、胃への負担も大きいので試してみると良いでしょう。

■ サワー・ハイボールなど(水分量が多いもの)

これも湿熱が溜まりますが、上記よりも水分が多く身体に蓄積します。
もちろん、湿熱という症状も出ますが、要らない水分を出す事で一緒に身体の蓄熱も排泄してくれます。

そのため、利水・清熱解毒作用がある漢方薬がオススメです。
例えば、半夏瀉心湯・竜胆瀉肝湯・茵陳五苓散など

上記と同じく、半夏瀉心湯でもいいですが茵陳五苓散の方が水分の排泄が上手くいくので、試すなら茵陳五苓散でしょう。
症状が重い場合は、両方使用するのも良い選択だと思います。

まとめ

まずは、お酒を飲む前には胃に軽く入れておくことが、二日酔いの予防となります。
次に、当たり前ですが小まめな水分補給ですね。

これだけでも予防となっていきますが、楽しいとついつい進んでしまうのが、お酒です。
そんな時は、飲んだ後からでも水分補給・睡眠・漢方薬で解毒を促す事が必要でしょう。

それでも、過多に飲めば二日酔いになります。
身体に負担がかかりすぎて、代謝できないからですね。

その際には、お酒のみの方から聞いた言葉を紹介しましょう。

二日酔いは、楽しかった証拠!!

以上、参考になれば幸いです。

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