過敏性腸症候群は、春に多くなる!? 急なお腹の不具合の原因を知ろう。 

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

過敏性腸症候群は、漢方薬での相談も意外と多い疾患の1つでしょう。
私も学生の時に、電車に乗ると便意を感じることがありました。皆さんも、たまにそのような経験はないでしょうか?

本日は、過敏性腸症候群について触れていきましょう。

長い病名だけど、怖い病気なの??

【過敏性腸症候群】

過敏性腸症候群は、様々なストレスなどが原因で、下痢・便秘・腹痛などの症状が現れる疾患です。
つまり、ストレスにより身体が反応することで、過敏に腸が動く事で起こる症状となります。

この病気は、腸疾患の約半数を占めているといわれます。
漢方治療では、腸の働きを調整することで、症状を緩和します。

通勤電車に乗ると、決まってトイレに行きたくなったり、試験前になると、お腹が痛くなるというような症状は、年齢を問わず、多くの人に見られます。
精神的な緊張や不安により、便秘や下痢が繰り返し起こるものを、過敏性腸症候群と呼ばれます。

どんな人に多い?? どうすれば良いのか?

この疾患になりやすい人は、真面目な方や体質的に胃腸が丈夫でない人に多いようです。
日本人の大半が、当てはまりそうですね。

過敏性腸症候群は、便秘や下痢が起こる理由には、大腸の運動不良があります。
また、自律神経の乱れにより、腸の収縮と弛緩にアンバランスが生じ、下痢や便秘が起こります。

春に多くなる原因としては新しいスタートを切る季節であったり、寒暖差など目に見えないストレスも関係しています。
東洋医学では、精神的な症状を司る疏泄作用が乱れやすいのも特徴です。
疏泄作用を司る肝は、自律神経を調節作用もあるので、より注意が必要ですね。

では、対策としては何をすべきか!?

始めに、腸の動きを整える物を服用するのが良いかと思います。
例えば、発酵食品・乳製品などが身近で始めやすいでしょう。

それに加え、適度な運動・充分な睡眠の確保も必要ですね。
しかし、すぐに改善したい方もいるでしょう。

おすすめ漢方薬3選!!

そんな時には、芍薬といった生薬が入っているのがいいでしょう。
花屋さんにいくと、たまに置いてありますね。きれいな花を咲かせます。生薬は、この根を用います。

芍薬は、筋肉の収縮を調節してくれるために、大腸の動きが悪ければ動きを促進し、過敏であれば抑えるように働きます。
その他にも、ストレスから起こることが多いので柴胡・枳実などの生薬が入った物がおすすめです。

■ 桂枝加芍薬湯

虚弱体質で、腹部膨満感・胃腸虚弱で下痢や便秘などに用いられる薬です。
過敏性腸症候群の下痢や便秘に用いられるファーストチョイスといっていいでしょう。どちらかというと下痢に使われます。
桂枝湯(けいしとう)芍薬の量を増やした処方で、腸の過剰な蠕動運動や緊張を抑えて、過敏性腸症候群を改善させます。

■ 四逆散

体力が中くらい以上の人で、肋骨下部から上腹部が張り、苦満感のあるときに向きます。
具体的には、胆のう炎や胆石症、胃炎や胃潰瘍、気管支炎などに使われますが、柴胡・芍薬・枳実など気の巡りを改善し疏泄作用の改善にも働きます。

■ 加味逍遥散

逍遥散に牡丹皮・山梔子を加味すると加味逍遙散となります。
不安・不眠・上半身の灼熱感・怒りっぽいなどの神経症状を改善します。
加味逍遙散は、肩こり・めまい・頭痛・のぼせ・発汗・イライラといった不定愁訴といわれる多様な心身の不調に広く用いられます。
腸に直接つかうというよりは、肝の疏泄作用を先に整える事で、過敏性腸症候群にアプローチします。

まとめ

今回は、過敏性腸症候群についてでした。

春は、精神的な症状・自律神経の乱れが多くなる季節です。
それにより、一人一人でる症状も変わるので、その際は気の巡りを良くする事が大切です。

漢方薬による治療の他、心身のリラックスをする時間を取り入れてください。
それが、好きな事であれば1番ですね。

以上、参考になれば幸いです。

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