週に数パックの納豆で、死亡リスクを下げよう。納豆がもたらす効能・効果を知ろう。

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

国民食の1つである納豆が、なんと死亡率に関与している事が、関西医科大学の藤田 裕規氏らの研究で判明したようです。

納豆を習慣的に摂取している男性は、全死亡リスクが低い上に、週に数パック食べる男性と、まったく食べない男性とでは、死亡リスクが40%低いようです。

日本人において、身近な食材であり簡単に食べられるのが、オススメですね。
特に、これから来る冬は腎の季節と言われ、大豆などの豆類は補腎作用を有するので、食べて損なしと言えましょう。日本人に取っては、そこまで意識しなくても食べているのが特徴ですね。

例えば、醤油・味噌・豆腐・納豆などなど。
大豆で大豆を食べることもしばしばありますね。

そんな大豆で、有名な成分が大豆イソフラボン。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンによく似た構造をしています。

そのため、ホルモンバランスが崩れがちな女性には、オススメとなります。また、欧米食が多くなり増えている乳癌予防にも良いとされます。実際にも、毎日みそ汁を3杯以上取る人は、1杯以下しか取らない人に比べると、乳がん発症リスクが約4割も低くなることが判明しています。

今回は、大豆の中でも納豆に注目して話していきましょう。

■ 納豆は、精神安定にも良い!!

納豆は、大豆に含まれるタンパク質を納豆菌が吸収されやすいアミノ酸に分解してくれます。このアミノ酸の中でも、トリプトファンを活性化します。

トリプトファンは、体内で作る事ができない上に、幸せホルモンのセロトニンの材料にもなります。セロトニンには、気分や気持ちをコントロールする働きがあるので、精神安定に働きます。

特に、春というのは東洋医学では肝に影響します。肝は、非常にストレスに弱いために、この季節に納豆などの大豆を取る事は重要となっていきます。

■ ナットウキナーゼで、血液サラサラに!!

このナットウキナーゼは、納豆独自の酵素となります。

人の体内には、血栓を溶かす働きであるプラスミンという酵素があります。これがある事により、血液が固まらないで済んでいます。しかし、プラスミンを作る事に必要なTPA不足する事で、血栓を作りやすくなります。

ナットウキナーゼは、この血栓を溶かすことで心筋梗塞・脳梗塞など血管の詰まりを予防する働きがあります。

納豆と言えば、朝食のイメージがあるかもしれませんが、夕食の方が良いとされます。その理由は、先ほどのTPAは夜中の3~4時に最も低下する事が判明しているからです。納豆の血栓を溶かす作用は、体内で6~8時間続く事が判明しています。

この事から夕食に食べる方が、血栓予防にもなると考えられています。しかし、血栓予防の薬(ワーファリン)と納豆は相性が悪いので、自分が飲んでいる薬を確認しましょう。

■ 腸活にも納豆が良い!!

納豆菌は生命力がとても強く、過酷な環境でも死滅しません。そのため、胃液などを耐え抜き、腸内でも効果を発揮します。そのため、悪玉菌を減らし、腸内環境を整える働きがあります。

腸内環境が良くなると、免疫力アップにも繋がります。腸内には、体内の免疫細胞が約70%も存在しているからです。

しかし、食べ過ぎは納豆菌が増えすぎで、逆に腹痛などを起こす可能性もあります。何事も、適度な量が大切となります。

■ まとめ

代表的な日本食である納豆には、身体に良い影響がいっぱいです。死亡リスクも下げるようなので、上手く取り入れて健康を保ちましょう。

食べる際は、加熱してしまうとナットウキナーゼが壊れていますので注意しましょう。

納豆が苦手な方も、大豆自体を取っていくと良いでしょう。日本人は、大豆から逃げることは難しいため大丈夫かと思います。

醤油・味噌・豆腐・油揚げなど至るところに、大豆が加工されています。大豆のような豆類は、補腎作用があり老化防止などにもオススメです。

以上、参考になれば幸いです。

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参考文献:Clinical Nutrition ESPEN誌オンライン版2025年6月12日号に掲載。

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