はーい。こんにちわー。
元気堂です。
9月がもう近づいており、秋を感じる頃でしょう。
秋と言えば、スポーツの秋・食欲の秋・芸術の秋など耳にしますが、風邪が増え始めるのも秋となります。
夏に多い感染症である手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱などの感染から、インフルエンザウイルス・RSウイルス感染病などが増えてきます。
乾燥時期である秋冬では、これらの感染リスクが高まる時期でしょう。
そのため、感染しないように健康に気を遣うことが大切となります。
ウイルスの感染対策としては、コロナ禍のように気をつける事が大切でしょう。今年は、マスクもなくなったことでインフルエンザも増えると考えられています。
特に、今年受験を控えている学生は一層の注意を払う必要があるかと思います。
秋冬に風邪が流行るのは、何故か??
これは、気温・湿度が下がることで、ウイルスが活発に活動しやすくなるからですね。
そのため、人から人への感染も容易になっていきます。
秋は、気候も落ち着くことが多いため、旅行・スポーツなど外での行動も増えます。
外出が多くなると言うことは、多くの人とすれ違ったりもするため、それだけでの感染リスクは高まるでしょう。
また、昼と夜での寒暖差も感じられ、体力を削られます。
上手く養生をしていないと、免疫力が下がることも要因の1つとなります。
秋の感染症について対策しよう!!
まずは、風邪という敵を知ることも大切でしょう。
そうすることで、いざ病気にかかっても冷静に対処も可能となるでしょう。
■ インフルエンザウイルス
高熱が出る上に、隔離期間もあるので厄介な病気でしょう。ウイルスは最短で20分で感染するとも言われます。
そのため、予防としては一定間隔で軽めに水を服用!!
口腔・気管に入ったウイルスを胃へ流して胃酸で死滅させましょう。感染経路は、手についたウイルスなどを粘膜に付着させる事で起きます。
それでも感染したときには、すこし様子見る方がいいかもしれません。あまりに早く罹ると、インフルエンザの検査が陰性になる可能性もあり、正しい薬を出してもらえない事も・・・。そのため、発熱後12~24時間くらいにかかると良いと思います。
また、発症後48時間以降は、ウイルスの増殖を抑えるタミフルなどを服用しても、もう遅いと言われます。
このような場合には、対症療法となりますね。
時間を気にする事が大変な場合は、風邪の初期からでも服用出来る葛根湯などで対応するのも良いでしょう。
葛根湯などの風邪薬は、身体の中の病邪を追い出す薬です。今回の場合は、インフルエンザを追い出すような漢方薬が良いでしょう。代表的なのが麻黄湯または大青竜湯です。
葛根湯と同じように発汗を促すので、発熱を抑える作用もあります。注意点は、汗が冷えた事による体温低下なので、必ず服を着替えましょう。また、水分摂取も忘れずに行う事が必要となります。
■ RSウイルス(ライノウイルス)
鼻風邪の代表的なウイルスであり、1~3日ほどの潜伏期間があるので気がつきにくいです。
主な症状としては、鼻づまり・咽頭炎・頭痛などがあります。一般的な風邪症状を伴い大半がこのライノウイルスが原因だと考えられています。
これも対症療法であり、症状に合わした薬で身体を楽にするしかありません。つまり、自分自身の免疫が重要となっていきます。常備薬として、葛根湯で対応しても良いでしょう。
秋の感染予防を考えよう!!
基本的には、飛沫・接触感染で移るのです。
手洗い・うがい・消毒は大切です。
また、小まめに水分を取って粘膜につく異物を流しましょう!!
他にも、空気清浄機や加湿器なども一定の効果があります。
また、症状の緩和を目的として予防接種も1つの手段です。しかし、抗体が出来ても感染することはあるので、公衆衛生をしっかりする方がいいでしょう。
実際に、コロナ禍ではインフルエンザの感染は激減しています。
この経験を活かすと良いでしょう。
身体の衛気を高めて、風邪の侵入を防ごう!!
東洋医学の元気には、様々な作用があります。その中でも、注目すべきなのが衛気というものです。
これは、防衛する力の事を言います。これが充実している人は、感染症となる原因が身体に入ってくるのを防衛してくれます。
身体の中に、SECOMやアルソックがいるようなものです。非常に、安心ですね。
日常的に元気を保つことが大切です。しかし、仕事や対人関係のストレス・肉体的な疲れ・加齢などにより、それを維持するのは難しいのが本音です。昔と違い、パソコン・スマホの普及によって、娯楽が増えました。睡眠不足な人や夜型になっている人も多いのが、問題となっています。
この衛気を高めるには、肺・脾・腎の働きが重要になります
それでは、どんな漢方薬があるのでしょうか??
■ 玉屏風散
これには、黄耆という生薬が多く含まれているので、肺の衛気を高めます。秋は、乾燥時期でもあるため気管・気管支への影響します。
そのため、肺の衛気を高める玉塀風散はオススメの漢方薬となります。
まとめ
これからの感染症対策の助けになったら嬉しく思います。
最近では、公衆衛生も緩くなっているので、ここらで1度見直すと風邪にも罹らず、健康を維持できることでしょう。
また、秋の養生について過去のブログも参考にしてもらえたら幸いです。