はーい。こんにちわー。
元気堂です。
喘息には、水泳が良い!!これは、昔から良く耳にする話でしょう。
しかし、何で良いのか??は分からない・・・。 加湿されているからかな・・・。
このように漠然としたイメージではないでしょうか??
今回は、喘息と水泳について話して行きましょう。
まずは、喘息について知ろう。
喘息つまり気管支喘息とは、気管支が収縮することで激しい咳・呼吸が苦しいなどの症状が生じます。
ゼーゼー・ヒューヒューなどの喘鳴を伴います。
喘息持ちの方は、普通の方と比べて少しの刺激でも気管支の周りに筋肉が収縮つまり狭まりやすい特徴があります。この理由として気道・気管支の粘膜にいる好酸球・リンパ球といった免疫細胞が咳発作が無くても、ちょっとした異物に対して働き炎症が起こしています。
つまり、過敏状態であるという事ですね。
免疫の過剰反応は、アトピー・蕁麻疹なども起こすため、アレルギー反応でもあります。病院のお薬でも、抗炎症薬としてステロイド・抗アレルギー薬が出るのは、このためです。
東洋医学では、このような体質を解毒体質とも言います。解毒体質の特徴としては、痩せ型で、首が長く、胸が狭い。リンパが腫れやすいなどがあります。昔だと結核になりやすい方だったり、アトピーや喘息持ちもここに当てはまります。
この解毒体質は、肝での解毒作用が追いつかないことで、様々な症状が現れます。
この体質の子供の特徴として、風邪を引きやすい・咽頭炎・気管支喘息炎・鼻炎などの炎症性疾患に冒されやすくなります。
喘息には、本当に水泳は良い運動なのか??
喘息については、ある程度理解してもらえたと思いますが、ここからは運動についても触れていきましょう。
一般的には、陸上スポーツは過呼吸になるため、気道から水分・熱が失われやすくなります。
つまり、気道・気管支の粘膜の刺激量が増えるので、喘息発作が起きやすいと言われます。この喘息発作は、3~4分以上持続することもあるので、非常に苦しいでしょう。
また、子供によっては咳のしすぎで嘔吐してしまう事も・・・。
喘息発作の条件には、温度・湿度・埃などの環境だったり、心理的ストレスなども影響するため運動する時期なども重要でしょう。
そのため、運動の強度・運動時間だけでなく、環境も考えると良いでしょう。
そこで、有名なのが水泳!!
水泳は陸上スポーツなどに比べれば、埃の少ない環境・湿度が保たれる・規則正しい呼吸法であり喘息発作が起きにくい運動となります。
また、運動を続ける事で心肺機能が向上すれば、過呼吸にもなりにくく気道粘膜など刺激も減るため、水泳は喘息には、おすすめな運動とされます。
しかし、それでも運動強度などにより過呼吸になれば、水泳でも勿論のこと発作が生じます。
水泳中に喘息発作をおこした時には、まず体をよく拭き、バスタオルでくるみ体温を保持しましょう。
そこから腹式呼吸・水分補給をして様子を見る良いでしょう。
もし、痰が詰まっている場合には、背中を叩いて排出するように促し、20~30分休憩しても発作の改善がみられなければ、吸入薬などの薬を使ったり、病院へ相談する必要性が出てきます。
この事から、スポーツの中では水泳はオススメですが、運動強度・運動時間・環境さえ考慮すれば、他のスポーツでも変わらないでしょう。あくまで、心肺機能を鍛える事が重要と考えられます!!
水泳でも、自律神経が整えられる!?
自律神経というのは、気管支喘息には非常に深い関係性があります。
喘息発作は、夜中・朝方に起こりやすい・気圧変動などで急に出てきたりしませんか??
自律神経には、日中に活発な交感神経・夜に活発な副交感神経があり、これが切り替わる際に喘息発作が起こりやすくなります。どちらも気管支の収縮(交感神経)・気管支の拡張(副交感神経)するのに影響を及ぼすからです。
また、低気圧が来ると、地上の酸素濃度が低下する事が分かっています。
酸素が、いつもより減ることで、身体は無意識に酸素をより取り入れるように働きます。そうすると、副交感神経が活発となり血管が拡張して、酸素をより運ぶように働きます。
健康な方は、特に何ともなく、この働きをしていますが、元々の喘息持ち・未熟児・虚弱体質な場合は、上手に対応できないのです。
そうすると、咳発作のように症状として表れます。ちなみに、低気圧で体調が悪くなる方は、自律神経が乱れやすいので、早めに体質改善をすると良いでしょう。
喘息には水泳が良いとされている理由の1つには、この自律神経が鍛えられるということも挙げられます。
皮膚には多くの自律神経があり、皮膚刺激によって鍛えることができると言われます。
プールの水温は、基本的に体温より低い温度に設定されており、水温との温度差によって自律神経を鍛えることができるのです。
これらに理由から、喘息には水泳が良いとされます。また、流行っているのサウナもいいですね。
大人の喘息持ち・自律神経失調症の方には、サウナも1つの手段です。子供は体温が高くなりやすいので注意しましょう。
温度が高い空気・水風呂での温度が低い水によって全身の皮膚を刺激します。それによって体が興奮状態になり交感神経系を強く刺激している状態となります。
そして、外気浴(クールダウン)により、興奮状態から冷静な状態へ移行します。
リラックスさせる副交感神経系が優位に働くようになります。これにより、自律神経を両方刺激するサウナも自律神経の乱れを整えます。
まとめ
夏から秋にかけては台風もあり、喘息発作も多くなります。
自律神経を整えるだけでなく、心肺機能向上にも水泳はオススメですね。
水泳が苦手な方は、流行のサウナも1つの方法かと思います。また、肺を滋養してくれる食材が多いのも、秋です。
この時期に取れる作物を食べることも予防へと繋がるので、取り入れて行きましょう。
以上、参考になれば幸いです。