はーい。こんにちわー。
元気堂です。
ウコンと聞くと、お酒を飲む前に飲んだり、カレーのターメリックを想像することが多いかと思います。どれも同じ物だと思うかもしれませんが、実はウコンと言っても種類があり、それにより効能や効果も変わるものなんです。世界中に50種類ほど見つかっているそうです。
その中でも、よく私たちの身近なウコンは、秋ウコンと呼ばれるもので、カレーのスパイスの1つであるターメリックの事を指します。ポリフェノールである黄色い色素やクルクミンが多く含まれる事で有名でしょう。
今回は、多くの種類があるウコンの中でも、4つに絞って話したいと思います。
ウコンの代表的な4つの種類を使い分けよう!!
■ 秋ウコン(ウコン)
初夏から秋にかけて、白い花を咲かせます。着物の染料やカレー粉、たくあんの色付けとしても利用されるほど、昔から使用されています。色素成分であるクルクミンを豊富に含み、強い抗酸化力を持っています。
このクルクミンは、肝臓からの胆汁分泌を促進する作用があり、アルコールやその代謝物であるアセトアルデヒドの分解を促進させるといわれています。
アセトアルデヒドが過剰になると、二日酔いの原因になります。そのため、お酒のお供には、秋ウコンが使われる事が多いでしょう。
また、肝臓を保護作用があり、肝障害や肝硬変を抑制する働きもあると言われますが、多く取ると含有している鉄分が悪さをして肝臓に負担をかけるので、あくまで適量が良いでしょう。その他に、抗酸化作用などがあり、アルツハイマー予防としても注目されています。
■ 春ウコン(キョウオウ)
春から初夏にかけて、赤い花を咲かせます。姜黄(キョウオウ)という生薬として別名もあり、沖縄では自生していたりもします。
特徴としては、秋ウコンよりもクルクミンは少ない代わりに、精油とミネラル豊富となっています。
精油は、胃腸を整え、胃腸内のガスを排出する働きがあります。また、血圧降下させる作用があると言われています。
■ 紫ウコン(ガジュツ)
初夏に、ピンク色の花を咲かせます。生薬名では、莪朮(ガジュツ)と呼ばれます。
クルクミンをほぼ含まないのが、特徴です。その代わりに精油が多く、他のウコンよりも胃腸薬として漢方では使用されます。その他にも、ミネラルやアントシアニンを含んでいるのが特徴です。古くから血行を良くする働きが知られています。
■ 黒ウコン
紫ウコンと同じように、初夏にピンク色の花を咲かせます。クルクミンを少量含み、ミネラルの一種であるセレンやアントシアニンも含んでいるため、滋養強壮に良いとされています。
ウコンの使い分けが、健康には重要。
・ お酒をよく飲む方
秋ウコンを中心に使って行くことが良いでしょう。肝機能の向上・胆汁の分泌を促進する効果により、肝臓を労ってくれることでしょう。
・ 胃腸が弱い方
紫ウコンが、胃腸の保護にはオススメです。胃液分泌を高め、胃粘膜を保護する働きにより、胃痛・吐き気などの症状を緩和してくれます。
・ ボケ予防・認知機能を高める
ウコンに含まれるクルクミンには、脳の機能を健康に保つ効果があると言われます。クルクミンが豊富な秋ウコンを使うのがオススメ。
研究でも、カレーを食べることで脳の一部が活性化され、IQが「7」あがったという報告もあります。また、クルクミンが病気の原因となるたんぱく質の蓄積を予防し、アルツハイマー病予防に役立つという報告もあるそうです。
※ 両方の効果が欲しい方は、春ウコンが良いかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?? これを読むと、ウコンを摂取したくなりませんか? 自分に合うウコン知ってもらえたら、嬉しく思います。
ウコンの種類によっても、生薬名は変わっていきます。春ウコンは、姜黄・秋ウコンは欝金・紫ウコンは莪朮です。生薬名が違うのは、効能・効果が違うことを指しています。上手に使い分けることが大切です。
そして、今日のランチや夕食は、カレーだ!! こう決意した方もいるでしょう。そんな方の注意点は、基本的に商品は、秋ウコンを使用しています。
また、その成分であるクルクミンは、人体に吸収されにくいという問題があります。がっつりクルクミンが欲しい方は、粉末の方が良いでしょう。
しかし、一部は吸収はされますので、日々の生活において摂取するのは、将来の肝臓病やアルツハイマー予防としては良いのかもしれません。
以上、参考になれば幸いです。