はーい。こんにちわー。
元気堂です。
今回は、生薬の旬となる黄連について話して行きたいと思います。
この黄連は、漢方薬では多く使用されている生薬の一つとなります。そんな黄連は、身体にどのような効能があるのかを知ることで、自分自身の健康維持に役立てるかもしれません。

黄連(おうれん)
黄連は、その名の通り、黄色い生薬です。異名で、王連とも言われることもあります。その効能は、まさに王様級なのかもしれません。
キンポウゲ科の根茎を用いて、苦みが強く大きいものが良品と言います。
■ 黄連の効能・効果とは??
黄連は、苦みが強く清熱作用に優れます。東洋医学では、苦みは身体を冷やす作用があるとされています。
身近な食材では、ゴーヤです。沖縄は暑いので、ゴーヤをよく食べることで、体内の蓄熱を流しているとも考えられます。
そして、黄連は生薬の中でも苦みあるので、良く胃炎・高血圧・皮膚炎などに使用されます。
効能・効果というと、清熱燥湿・瀉火解毒・涼血止血とされています。簡単にいうと、熱を取り去るので血液を冷やします。そして、体内の湿気(水の滞り)を除去し、解毒を促します。
ただ、注意が必要な事もあります。
長期間の服用では、逆に身体を冷やし過ぎてしまう恐れがあります。そのため、胃炎で服用していても、過剰に冷やす事で胃腸障害の可能性も出てくるかもしれません。
ちなみに、似た生薬で黄芩 があります。黄芩 は肺・胆に、黄連は心・脾胃に作用する特徴があります。
■ 代表的な漢方薬:黄連解毒湯・黄連湯
■ 黄連解毒湯
のぼせて、顔色が赤色、イライラがある方で、皮膚炎・口内炎・二日酔い・各種の出血・高血圧・更年期障害など身体に炎症があったり、身体が熱してる症状があれば使える漢方薬となります。
ただ、身体が虚弱体質の方は、自分自身で身体を潤す力が低下しています。その場合は、温清飲や知柏地黄丸などの方がおすすめです。
■ 黄連湯
胃腸炎の3大症状とも言える悪心・嘔吐・下痢に使います。他にも急性胃炎・慢性胃炎・二日酔い・胸焼け・逆流性食道炎・げっぷ過多などにも効果があります。
個人的には、半夏瀉心湯を使っています。
■ 半夏瀉心湯
構成生薬:黄連(おうれん)・黄芩(おうごん)・半夏(はんげ)・乾姜(かんきょう)・人参(にんじん)・甘草(かんぞう)・大棗(たいそう)
「心下痞硬」と呼ばれるみぞおち付近が固く傷む時に使います。
症状としては、胃が詰まった感じ・胃が重い硬いようなイメージですね。
黄連・黄芩 が含まれる芩連剤(ごうれんざい)と呼ばれる清熱作用を有する健胃薬として知られ、そこに半夏で胃の湿を取り除く事で水分代謝で生じる吐き気や嘔吐を抑制します。
芩連剤(ごうれんざい)は、基本的に胃腸が弱い方には使いにくいのが特徴ですが、この半夏瀉心湯は人参・乾姜により脾胃を補ったり、冷えすぎないように温めることで胃腸への配慮を考えられています。
また、甘草や大棗は調和薬でもあり、生薬の強すぎる効果や副作用となる毒性を緩和させる効果も持ちます。
これにより、半夏瀉心湯は胃腸が弱くても使えるために、応用が効きやすい胃腸薬となります。
■ まとめ
今回は、季節の生薬である黄連についてでした。
日本人は、胃腸障害が多くあるので、黄連は身体に合う方は多くいるでしょう。普段から胃腸の調子が悪い方は、試してみると良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。