はーい。こんにちわー。
元気堂です。
皆さんは授業中についつい寝てしまったり、仕事中・電車に乗っているときなどウトウトしてしまった経験はないでしょうか!?
このような、強い眠気が瞬間的に生じる事をマイクロスリープと呼ばれています。
マイクロスリープが生じる事で、最も怖いのは運転中などの状況でしょう。
では、何が原因でこのマイクロスリープが起こるのでしょうか!?
原因を知る事で、上手く予防していきましょう。
やはり、原因は睡眠不足!?
このマイクロスリープは、ほんの数秒間だけ続く睡眠であり、一瞬の出来事でもあります。
運転・高所などの危険な職業に就いている人は、注意したい事でしょう。
マイクロスリープは、目が開いていて起きているようにも見えますが、脳波は睡眠時になっているようです。
厄介なことに、一瞬の出来事のため、意識的は寝ていないと自覚してしまうことが・・・。
しかし、自分自身は眠気は自覚しており、視界がぼんやりしたり、意識がぼーっとしたりと前触れは感じています。
この状態を感じたら、まずは無理をしないようにしましょう。
この原因としては、睡眠不足が挙げられます。
この睡眠は、時間の長さだけでなく、睡眠の質も重要となっていきます。
現代社会は、娯楽も多くなり夜更かししがちだったり、過度のストレスで自律神経の乱れが起こりやすい・・・。
これらにより、入眠障害・途中覚醒も起きやすく睡眠の質も落ちてきています。
マイクロスリープは、電池がなくなったスマホのように、身体に限界が来た身体を守るために、脳が強制シャットダウンしているようなものです。
そのため、スリープモードになってしまっているイメージとなります。
改善策は、睡眠の質・時間が鍵!!
すぐに取り入れられる方法としては、生活リズもの見直しですね。
睡眠には、自律神経が大きく関与するので、ここを整えるような生活をしましょう。
■ 朝日を浴びよう!!
人は、朝日などの日の光に浴びることでセロトニンが分泌されます。このセロトニンに対となるのが、メラトニン!!
メラトニンは、睡眠ホルモンとも呼ばれる物質でもあり、睡眠の質向上には必須でもあります。
■ 入浴をしっかりして、身体を温める!!
睡眠の1~2時間前に、入浴をして深部体温(身体の内部の体温)を上げておく!!
この深部体温が下がり出したときに眠気が訪れやすくなります。
■ 適度な運動を取り入れよう。
運動をすることにより、適度な疲労が睡眠へ入りやすくします。
また、海外の研究でも筋トレを行うと、有酸素運動よりも睡眠の質がよくなるという報告もあります。
これは、筋トレにより筋肉を成長させるホルモンの放出を促し、それが睡眠へ誘う可能性があると見られています。
また、筋力トレの方が、他の運動よりも筋肉のダメージが大きいため、その回復するのにより長い休息を必要とするからかもしれません。
■ 寝室の温度は、16℃くらいが望ましい。
寝室をなるべく下げないようにする事です。
よく冷たい空気にさらされると、目が覚める事はないでしょうか!?
せっかくの眠気を吹き飛ばさないように、室温にも注意を払いましょう。
冷え症で身体の冷えから起きてしまう方は、靴下などで身体の熱が出て行くのを予防するといいでしょう。
基本的に身体の四肢末端から放熱するため、身体が冷える方は冷やさない準備は必要となります。
■ 睡眠時間は、7時間前後がベスト!!
睡眠時間は、長くても短くてもいけません。
以下の過去のブログでも扱ったように、睡眠時間の長短は、健康にも影響します。
睡眠時間で、ワクチン(インフルエンザなど)の効果が低下する!? 効果を高める睡眠時間とは?? – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
睡眠によって、死亡リスクが変わる!?適切な睡眠時間とは!? – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
■ 体質改善も考慮する。
はじめの方にも触れましたが、【気虚】により睡眠障害が起きる可能性があります。
この気の働きが低下することで、自律神経失調症により睡眠障害が起きている場合には、それを整える事が重要です。
特に影響があるのが、肝であり【肝気鬱結証】です。
これは、肝の疏泄作用が低下して、気分が塞いでいる状態です。そのため、精神的ストレスから抑うつ感・憂鬱感を起こします。また、ため息する事が多く、疲労感も出てきます。
これら事から睡眠障害も生じてきます。
・ 肝気鬱結証
肝気鬱結証の治療薬としては、逍遙散・加味逍遥散・抑肝散などが使われます。
イライラ・神経の使い過ぎ・交感神経が高まってる場合には、加味逍遥散が良いかもしれません。
・ 心脾両虚証
心身の疲れ・身体が虚して身体を滋養出来ない・食欲がなく栄養不良などが影響して不眠に・・・。
このような心脾両虚を伴う際には、帰脾湯・加味帰脾湯が使いましょう。
・ 陽虚
寒くて寝れない・身体が冷えるなど身体を温める力が低下している場合には、気を補充する漢方薬を使いましょう。
身体を温めるにもエネルギーが必要です。
気虚の中でも、これを陽虚と言います。この陽虚の基本となるのが人参湯です。
食欲不振・手足が冷える・下痢しやすい・冷えによる腹痛や胃痛などがあれば、人参湯もオススメです。
まとめ
急な眠気が続くような生活であれば、今日から正しましょう。
これにより、睡眠だけでなく他の健康にも影響していきます。
もし、どうしても難しい場合には、仮眠も重要です。
ただし、大体15分程度に抑えましょう。あまり長いと、仮眠でなく本当の睡眠となり、本格的な睡眠へ移行します。
すると、すぐに脳が覚醒しないので仕事などにも影響が出ることでしょう。
以上、参考になれば幸いです。