はーい。こんにちわー。
元気堂です。
もうすぐ、11月になりますが、この時期から春にかけて流行するのが溶連菌です。お子さんをお持ちの方は、良く聞いたことがある感染症だと思います。しかし、子供の病気というだけでなく大人も発症する事があります。
そのため、今の時期から知識を入れておくことで、予防に繋がっていきます。
これからは、どんどん寒くなり、乾燥もするので風邪にかかりやすいため、注意が必要でしょう。
実際に、どんな病気なのか?? 流行前に、一度話しておきたいと思います。
溶連菌って、どんな病気!? まずは、敵を知ろう。
A群β型溶血性連鎖球菌と事を言います。これを、略して溶連菌と言います。菌の一種で、感染症の1つになります。感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染・タオルや食器などの接触感染となり、きちんと予防ができる感染症となります。
子供の場合は、10歳頃までに引き起こす事が多く、大人は少ない方です。
特徴としては、舌がイチゴのようにブツブツができる苺舌・高熱・発疹・のどの痛み・扁桃腺の腫れ・胃腸症状などが起きます。
多くは、抗生剤により早く完治する事が可能なために、大きな問題はないでしょう。稀に、重症化すると糸球体腎炎・リウマチ熱を引き起こすので、注意が必要となります。
やっぱり、予防が1番大切!!
コロナ禍で経験した事もあって、皆さんも予防対策はできているかと思います。引き続き、手洗い・消毒・マスク生活をしていけば、かかりにくいかと思います。また、接触感染もあるので、人の手の触れるものは消毒・洗濯を心がけましょう!!
または、免疫力が低い人がかかりやすいので、風邪を引きやすかったり、虚弱体質気味であれば、体質を改善する活動をしましょう。
適度な運動・バランスの取れた食事・十分な睡眠など日常生活から改善する事も必要です。
特に、在宅で一日も部屋から出ないのも、良くはありません。
窓を開け気分転換をしたり、太陽の光を浴びることも大切です。季節の変わり目は、気圧も乱れて体力も落ちがちです。自律神経の乱れから体力の低下も防ぎましょう。
東洋医学での予防策はあるのか??
東洋医学の考えでは、『気』が重要となります。
『気』というと、なんだか急に怪しい話になってきたぞ・・・。大丈夫なの??
そのような疑いが出る事もあるでしょう。
『気』というのは、色んな作用があります。皆さんの中で、一番分かりやすいのは元気という気かと思います。
元気があれば、何でもできる!!!病も気から。など、多くの言葉がありますので、日常に意外と溶け込んでいるのが、『気』です。
この『気』の中でも、予防に必要なのが衛気という気です。つまり、防衛の気となります。
衛気を理解するのに、一番分かりやすいのは漫画やアニメです。
ONE PIECE・ドラゴンボール・HUNTER×HUNTERで、身体の周りにオーラが出ているを見たことは無いでしょうか?? 実際には、見えませんが、東洋医学の概念では皆がこの衛気という気を持っています。もっと昔の作品では、北斗の拳なんかが分かりやすいかと思います。
つまり、身を守るオーラ=衛気だと考えてください。
これが、知らず知らずのうちに、病気・病邪が身体へ侵攻してくるのを防いでくれているのです。高齢者や虚弱の方が風邪を引きやすいのは、この衛気の低下が原因となります。
その衛気を高めるには、どうすればいいの??
予防と同じく生活の改善が大切です。ただ、それができない・・・。すでに、病気がある方もいるかと思います。
その場合は、体質改善が一番の近道かと思います。鍼灸治療・漢方薬がおすすめになります。また、そこまで健康に問題ない方なら、ストレスだけに注意して下さい。
ヨガや太極拳なども良いでしょう。漢方薬・鍼灸の場合は、体質に合わせての治療が一番ですが、衛気を高めるものも紹介しておきましょう!!
黄耆の入った漢方薬がおすすめ。
有名なところで言えば、補中益気湯でいいでしょう。
その他にも、黄耆建中湯・玉屏風散などもおすすめです。基本的に、補法という治療のため、健康食品の上位互換となります。身体の内側から元気にすることで、免疫力を高める事が衛気を高めます。
また、人によって元気が乏しくなる気虚だけでなく、気の巡りが悪くなり、ストレスなどにより自律神経が乱れたりする気滞・肝気鬱結なども伴ってです事があります。その場合には、その症状も考慮した漢方薬がいいでしょう。
まとめ
どんな風邪も、まずは公衆衛生が大切です。それでも、かかる恐れがあるのが風邪のため、日頃からのケアを行いましょう。
食事の乱れ・運動不足・睡眠不足は、免疫力の低下に関わるので、当てはまる方は、少しずつでも改善していきましょう。また、体質的に虚弱気味であれば、そこを改善すると毎日の健康状態がまったく変わっていきます。
そのため、面倒だと感じても行動に移すことが大事かと思います。
以上、参考になれば幸いです。