はーい。こんにちわー。
元気堂です。
秋になり、夏の疲れから体調を崩している方も多くなりました。このまま、冬に行くと風邪を引いてしまう方も多いです。
そうならないためにも、身体のバランスを整える事が大切です。
今回は、夏に消耗した身体の陰の力(潤したり、冷やす力)を取り戻す生薬を紹介したいと思います。
この陰の力が低下すると、冬の乾燥した時に咽頭炎や空咳・痰が絡む咳を起こしてしまいます。
そうならないためにも、今から備えていきましょう!!
潤す力つまり滋潤作用を高める代表生薬と言えば、麦門冬!!
実は、この麦門冬は意外と皆さんの身近に存在しています。
これは、ジャノヒゲの根に存在しています。ジャノヒゲ??と言われてもピンと来ない方もいるかと思います。
ガーデニングでいうリュウノヒゲと見た目もそっくりな植物です。
ガーデニングや整った道には良く植えてありますね。
この麦門冬という生薬は、多くの漢方薬に配合されています。
その理由は、乾燥を抑えて、身体を潤す作用に優れているからです。肺や咽頭の粘膜を潤す事で、咳や痰を抑えていきます。また、粘膜を整えるので風邪が身体に侵入するのも防いでくれます。
この生薬で一番有名なのが、麦門冬湯
麦門冬湯は、名前の通りで、麦門冬という生薬がメインとなります。その他に、人参・粳米・半夏・甘草・大棗で構成されます。補気作用や胃腸を整える生薬も含まれており、夏バテにも使用できます。
この麦門冬湯に合う症状とは、皆さんは、もう分かるかと思います。
空咳・痰が絡む咳・咽頭炎・気管支喘息・声がれなどの症状ですね。このような症状は、年を取っていくと時期に関係なく起きる方もいます。
そんな方は、これを毎日服用して体質を改善していくことが、おすすめとなります。
今が旬の果物では、梨が良い!!
梨は、食べて分かると思いますが、水分がたっぷりと含まれています。
この水分を含んだ果物というのは、陰つまり潤す力をサポートしてくれます。
また、ソルビトールという成分が多く含まれているので、喉の炎症・咳を鎮めてくれます。そのため、痰を出やすくする効果があります。
これからの時期で、咽頭炎・空咳がでたなら、梨を向いて食べる事も良いでしょう。
ただ、注意点もあります。
何事も、取り過ぎは良くありません。この陰の作用を持つ食べ物を身体を潤すだけで無く、冷やす作用があるので冷えが強い方は、適度にしておいた方が良いでしょう。