今が旬のタラの芽を食べよう。 身体を滋養する山菜の王様の効能・効果とは??

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

春の養生の1つには、旬な物がいいというのは聞いた事があるかと思います。また、東洋医学的には、春は肝の季節でもあり、肝を滋養する酸味・青色の食材(青菜・青魚など)がいいとされています。

そんな春の食材として、オススメなのが、タラの芽です。タラノキの新芽であり、山菜の王様とも呼ばれています。独特な苦みなどで、子供の時は苦手な方も多いでしょう。

しかし、歳を重ねて、天ぷらなどにして食べると美味しいと、気が付かされる事もありますね。そんな春の食材であるタラの芽は栄養豊富であり、タラの芽だけでなく樹皮・根においてまで有用な植物でもあります。

妊娠中な人にも、タラの芽はオススメ。

タラの芽には、胎児の成長に欠かせない葉酸が豊富です。妊娠すると、とにかく葉酸を取って下さいと言われるかと思います。葉酸を取るように心がけると、先天性心疾患のリスクも下がるという研究結果もありますね。

葉酸は、ビタミンB群の1つでもあり、造血作用に関与します。そのため、貧血予防にも良いので、妊娠していなくても生理周期のある女性には必須の栄養素となります。

子供が元気に産まれてきてくれるためにも、葉酸を多めに摂取しておくと良いでしょう。

その他にも、食物繊維・ビタミン・ミネラルも多く含まれています。また、他の山菜(うど・つくし・ふきのとう など)の5倍も多くタンパク質が含まれています。王様と呼ばれる訳ですね。

実は、糖尿病にも効果が・・・!?

タラの芽の独特な苦み成分は、エラトサイドと呼ばれます。なんだか聞いた事もない言葉で馴染みがないでしょう。

しかし、生活習慣病で耳にする糖尿病への効果が期待されている成分だと言います。エラトサイドは、糖の代謝作用があると言われます。糖尿病は、糖を細胞へ上手く取り込めないために、血管に糖が増えつので血糖値が上がります。つまり、うまく糖を代謝できていない訳ですね。

また、エラトサイドが注目されているのは、食後の急激な血糖値の上昇も緩やかにさせる働きがあります。

糖尿病の方には、おすすめの働きかと思います。

さらに、食物繊維がより効果を発揮!?

初めの方にも、食物繊維も豊富とお伝えしました。生活習慣病には食物繊維を取るといいのは、耳にした事があるかと思います。

食物繊維は、水分を含む事で何倍にも膨れるので、満腹感を与えて食べ過ぎを防いだり、腸の蠕動運動を促し便通を改善する働きがあります。

そのため、美容・ダイエットにも良い事が分かります。

しかし、食べ過ぎには注意も必要です。食物繊維には、不溶性・水溶性がありタラの芽は不溶性食物繊維が多いからです。水に溶けないため、食べ過ぎでは膨満感・便秘になることもあります。

タラの根・樹皮を用いて、民間療法にもオススメ!!

タラ根皮は、タラノキの根の皮です。糖尿病の民間薬として知られてきました。タラの芽だけでなく根皮も糖尿病にすでに使われていたのです。

薬用に関する古典では、根皮には利尿作用があること分かっています。民間的に糖尿病だけでなく、リウマチ性関節炎・肝炎・便秘などに利用されています。

樹皮も根皮と同じく利用されています。また、動物を使った実験ではタラノキ木部の煎じた液がインスリンと類似した作用があり、グルコースの取り込みを促進し、血糖降下作用を示す事も分かっています。

まとめ

春は、なにかとストレスがかかり、身体への影響が大きい時期でもあります。そんな時に旬なタラの芽を食べて、上手く乗り切っていきましょう。

また、タラの芽だけでなく、樹皮・根皮も民間療法としてもオススメです。生活習慣病に悩んでいる場合には、お茶として試すのもいいかもしれませんね。

以上、参考になれば幸いです。

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