はーい。こんにちわー。
元気堂です。
3月が旬となるのが、ヨモギ!!
青々としており、東洋医学でいう肝を滋養する食材の一つでしょう。
そんなヨモギといえば、草餅・大福の包みになっている事が多いかと思います。
しかし、東洋医学では、艾(もぐさ)だったり、漢方薬の生薬としても使われています。
つまり、薬としても有用という事が知られていますね。
今回は、そんなヨモギについて、話していきましょう。
何故、草餅にはヨモギが選ばれるのか??
昔からヨモギは、邪気を払ったり、毒気を抜くという言われています。そのため、寿命が伸びるとされており食べるようになりました。
そのため、日本の節句には欠かせない食べ物の一つとなっています。
実は栄養的にも、ビタミン・カルシウムなどのミネラルも豊富とされています。
草餅などに使われるのは、身体に良いだけでなく、縁起も良い事から選ばれています。
ヨモギは、女性の救世主!? 婦人科疾患の特効薬か!?
先ほどもお伝えしましたが、生薬の一つでもあります。
ヨモギは、艾葉と呼ばれ不正出血を止めて、血流を増加させる事で、内臓の機能を高めます。この身体の機能を高める事で、妊娠をもたらす身体作りをサポートしてくれるのです。
不妊症には、様々な原因はありますが、ホルモンバランスが崩れている事が多いでしょう。これは、男性も同じです。
女性は、生理がある事から男性よりも、ホルモンの乱れが身近に存在しています。
また、生理により出血があるので、血虚という血が乏しい症状になりやすい事も影響します。
東洋医学では、血の保管庫として肝が重要であり、肝血と呼ばれます。
この肝血が不足する事で、肝に負担がかかると精神的な症状が現れます。
肝は、五情の中でも怒りをコントロールをしているので、イライラ・抑うつ感などを生じます。
生理前後で、イライラが強い方は肝の血虚も原因かと思われます。
その他にも、ヨモギには精油成分に富んでいます。
シネオール・セスキテルペンなどの精油は、抗菌作用・気管支の緊張を和らげる作用・心拍数を抑えて、冠動脈を拡張させる作用などがあります。
ヨモギを用いた治療として、耳にするのがヨモギ蒸し!!
ヨモギの葉が揮発した蒸気を直接、肌や粘膜から吸収させることにより腸や子宮を含め、身体全体を内側から温めていく療法となります。
産後の大きくなった子宮や産道を収縮させて元に戻したり、膣の収縮・血流の回復など産後の肥立ちにも応用されています。
ヨモギを使った漢方薬として、代表的な物が芎帰膠艾湯!!
■ 芎帰膠艾湯
不正出血・鼻出血・切れ痔などの出血に関して使われる漢方薬です。
この漢方薬は、四物湯という補血作用のある漢方薬を基礎に作られているので、出血時の血液を補充する作用に優れています。
また、艾葉(よもぎ)の止血作用により、効果的に出血と患部の修復を促します。
まとめ
不妊症で多いのは、ホルモンバランスの乱れが多いのは、周知かと思います。
そのバランスの乱れには、過度なダイエットで、日々の生活に優先的にエネルギーを使い無月経になったり・真冬での薄着により子宮を冷やしたりすることで機能が低下しているなど原因は様々です。
まずは、自分自身の原因とは、何か??
これを考えておくのも大切かと思います。
今回は、食用・治療にも用いられるヨモギについて触れていきました。
旬でもあり、身体にも良いので試してみると良いでしょう。
以上、参考になれば幸いです。