プラントベース食を取り入れて、健康だけでなく環境も改善しよう。食事から良い環境作りへ!!

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

プラントベース食という言葉を聞いた事があるでしょうか?? これは、植物由来の食品で構成された食事の事を言います。ベジタリアン・ヴィーガン食が主体の方は、ご存じかもしれませんね。

そんなプラントベースには、健康だけでなく環境にも良い影響を与えるという研究結果があるようです。しかし、あらゆるプラントベース食ではなく、一部のものに限るようです。

これは、米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院のAviva Musicus氏らの研究によって明らかになりました。

環境にも健康にも良いのなら、始めたい!!このように思った方は、プラントベース食について知っておきましょう。

プラントベース食は、ベジタリアン・ヴィーガン食より始めやすい。

プラントベース食は、プラント・ベースド・ダイエットと英語で表すため、植物性食品を中心とした食事でダイエットなど健康的な身体を目指す意味合いがあります。

つまり、ベジタリアンやヴィーガンと違い、健康を目的として植物性の食べ物を主体にしていくのがプラントベース食となります。そのため、比較的に始めやすいのが特徴でしょう。そのため、卵や乳製品もOKですし、添加物や鉱物も含まれてもOKとなります。しかし、魚・肉類は、NGとされます。

しかし、これらのNG食材も完全に駄目ではなく、原材料の一部・やむを得ない場合にはOKともいわれます。人により考え方が変わるので、厳しくないのがプラントベース食です。

こうなると、疑問に思うのがベジタリアンと何が違のか? だと思います。

基本的に、食事内容などはほとんど同じです。大きな違いは、菜食中心の目的となります。

プラントベース食は、健康やダイエットを目的とされ、ベジタリアンは宗教・環境・倫理などが理由であり、自分自身の健康だけを目的にはしないとされます。

ちなみに、ヴィーガンとの違いも目的となります。ベジタリアンよりも食事内容は厳しく、目的も動物搾取をしない・生き物の種類によって差別をしないなどの志を持っています。また、ベジタリアンもヴィーガンも、人により考え方も変わるので定義が難しいでしょう。ちなみに、ヴィーガンは食事だけでなく、動物を使った製品(服・装飾など)も志に背くので、禁止している人もいます。

これらにより、ベジタリアン・ヴィーガンよりも始めやすいと考えられます。

プラントベース食でも、人により考え方がまちまち・・・

そのため、基本である考え方と言われるホールフードプラントベースについて触れておきましょう。

・ 植物性食品でも精製されていない玄米や全粒粉のような穀物がオススメ。そのため、砂糖や白米や白い小麦粉といったものは避ける。

・ 動物食品もできるだけ摂らない。

・ 皮付き野菜や果物を積極的に摂る。

自然そのままが推奨されており、あまり加工したり手を加えないようにするのが、基本とされています。たしかに情報番組でも、皮に栄養がある事を耳にしますね。日本においては、玄米から白米にすることで、ビタミンB1不足となり脚気が流行したのも歴史的にはまだ新しい事柄でしょう。

ちなみに、東洋医学である陰陽思想には、一物全体(出来るだけ精製していない穀物・野菜・果実を丸ごといただく)と身土不二(住んでいる地域・出来るだけ旬のものをいただく)という考え方があります。

プラントベース食は、実は簡単!?

あくまで、目的がダイエット・健康です。思想や志がないので、年がら年中の食事を変えなくてもいい!!

つまり、週に1回でもいいって事になります。

そんなのでいいの?? なんか思ったのと違うな-・・・。このように思うかもしれませんが、もう一度いいます。

目的は、あくまで健康です!!

このような食事は、人により考え方が変わるので週1から始めても批判される事は無いでしょう。また、最近では手頃に、始められる代換え食品も注目されています。

多くは、メディアなどでもダイエットとして取り上げられていますね。その代表が大豆ミートでしょう。漫画:中華一番でも使われていた食材ですね。

最近では、大豆だけでなくエンドウ豆・じゃがいもなどのフェイクミートも出てきています。

しかし、大きな注意点もあります。それが・・・

ビタミンB12だけは、植物からの摂取が難しい!!

ビタミンB12は、基本的に動物性食品から摂る事ができます。植物性食品には、ほとんど含まれていません。

ビタミンB12不足は、貧血などを生じます。人体には欠かせない栄養素の一つでしょう。プラントベース食は、あくまで動物食品を出来るだけで避けることを推奨をしているので、こだわりが強くない方は少し取っていくと良いでしょう。

がっつりプラントベース食にしたい方は、サプリメントを活用することになるかと思います。

まとめ

基本的には、健康を目的とした食事です。暴飲暴食・栄養の偏りが気になっている方には、始めやすい食事方法かと思います。

今回の研究結果は、動物食である赤肉・加工肉の多い食事は、プラントベース食と比べると環境に有害な影響をもたらす結果であり、食事の切り替えを推奨するものではありません。

ただ、健康目的であれば有用な方法でもあることを知っておきましょう。

以上、参考になれば幸いです。

参考文献:「The Lancet Planetary Health」11月号に掲載

漢方専門薬局元気堂(各種生薬、健康食品の通信販売、漢方無料個別相談) (kanpo.co.jp)

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