はーい。こんにちわー。
元気堂です。
ビタミンは、身体に必須の栄養素ではありますが、どうやら生活環境にも影響を及ぼしているようです。ビタミンB群と呼ばれるB6/B12/葉酸は、PM2.5(微小粒子状物質)による大気汚染から生じる心血管系への悪影響を減らす働きがあるそうです。米国コロンビア大学の研究が発表されました。
天気予報でも、PM2.5の飛散予測を耳にしますが、これが人体にどのような作用をするかを知っている方は多くはありません。なんとなく、身体に悪い!! このような漠然としたイメージがあるかと思います。
それでは、PM2.5とは一体なんでしょうか?
PM2.5とは、大気中に浮遊している直径2.5μm以下の小さな粒子のこと。ようは目に見えないほどの細かい粒子の事を指します。ちなみに、髪の毛の直径が約70μm・スギ花粉が約30μmのため、それよりも遙かに小さい粒子とイメージできるでしょう。
そのため、この小さな粒子は、気管支や肺の奥まで入り込む事ができてしまいます。そうすると、気管支炎・喘息などを引き起こす呼吸器疾患の原因となります。実は、不整脈など循環器疾患への影響もあります。
特にPM2.5が注目されるのが、花粉も飛び交う春となります。アジアなどからも海を飛び越えて飛散するので、完全に防ぐのは難しい所でしょう。
PM2.5の影響を、最小限に抑えるには、何が効果的か??
外に出ない!! これが一番の方法です。花粉症の方は分かるでしょうが、原因に出来るだけ飛散しない事でしょう。しかし、実際には無理があるでしょう。仕事や学校・食事の買い出しなど外に全く出ないというは無理な話です。
そのため、コロナ禍と同じく、外出時にはマスクを着用しましょう。また、激しい運動も注意が必要です。出来れば、室内がベターでしょう。
医療用・産業用の高性能な防じんマスクが入手できれば、そちらが一番おすすめとなります。「N95」以上の製品が良いとされます。また、顔の大きさに合った物を選んで、空気がもれないよう着用する事も大切です。
循環器系の疾患があるなら、ビタミンB群を取り入れよう。
今回の研究では、健康でタバコを吸わない人が、ビタミンB群のサプリメントを摂ることによって、PM2.5が持つ心血管系・免疫系へ悪影響を打ち消す効果がみられたようです。
ビタミンB群の摂取によって、心拍数へ生じるPM2.5の有害作用は150%弱められ、白血球数においては139%、リンパ球数においては106%ほど抑制したようです。
少なくとも、ビタミンB群を取っておくと良い事が分かります。また、ビタミンB群は水溶性のため、体外へ排出
東洋医学的には、衛気を高めて予防!!
気には、多くの働きがありますが、その中でも衛気に注目したいと思います。
衛気とは、防衛のための気です。つまり、守る力の事を言います。衛気は、食事(水穀の精微)から作られ、体内体外を絶えず流れています。このような常時パトロールする事で、身体の体内体外を守り、風邪・異物(外邪)が体内へ入るのを防衛します。
その他にも、体内の管理・体温の維持を促し、皮膚・筋肉・組織などを温めたりもします。
この衛気を高めるには、黄耆という生薬がファーストチョイスとなります。そんあ黄耆が一杯入った漢方薬が玉屏風散です。屏風を立てて風の邪気を避けるという意味があります。虚弱体質や慢性的な疲れを持っている人にもお勧めとなります。
① 【気について】東洋医学って、少し興味あるけど、難しそう・・・。分かりやすく解説。 – 元気堂 漢方薬 (pet-kanpo.com)
まとめ
ビタミンB群を取り入れるだけでも、研究結果では大きな違いがあります。果物などを食後に食べる習慣を付けるといいかもしれません。
また、そもそもの飛散対策を万全にしていきましょう。特に、喘息や心臓疾患などをお持ちの方は、注意しましょう。
以上、参考になれば幸いです。