インフルエンザは、何故なくならない!? 毎年、ワクチンを打つ理由とは?

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

寒くなってくると、気になるのが風邪ではないでしょうか??

そして、冬の風邪と言えばインフルエンザです。皆さんは、ワクチンを討って備えるタイプでしょうか??

ワクチンを打っても、インフルエンザにかかる理由は何故か??知っているでしょうか??

今回は、インフルエンザについて話して行きたいと思います。

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インフルエンザって、実際どんなウイルス??

インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染により、起こる風邪症状です。その症状が普通の風邪よりも、高熱・頭痛・関節痛などが強くでます。

注意すべき点は、小さなお子さんでは、まれに急性脳症を起こすことがあったり、高齢者など免疫力が低下している人は、肺炎を起こすことがある事でしょう。

このような理由のため、高齢者・小さなお子さんには、ワクチン接種が勧められています。

何で、流行しやすいの?? ワクチンを打ってもかかる理由は??

インフルエンザウイルスの特徴で、変異しやすいというのがあります。

これは、2つの異なるウイルスが1つの宿主細胞に一緒に存在すると、8本のRNA遺伝子の組み合わせの異なるウイルスが出来上がります。

っえ??急に難しくなった・・・。もっと、分かりやすく教えて!!

そんな声が聞こえそうですね。実際に、意味が分かりにくいかと思います。

まず始めに、インフルエンザウイルスは 8本のRNA遺伝子の組み合わせで構成されています。

例えば、1~8の数字を書いた8個の玉を取り出し口が見えない箱に入れましょう。それを1個ずつ引いて見て下さい。

毎回、同じ番号で引くことは出来ないかと思います。

インフルエンザウイルスは、これと同じで 8本のRNA遺伝子の組み合わせが変化します。そのため、変異が起きやすいと言われます。

さらに、このRNA遺伝子は、2本の鎖で出来ており、その1本の鎖の組み合わせの変化で、 RNA遺伝子の内容も変わります。

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そうなると、もっと複雑に変異が起きやすくなります。

8本のRNA遺伝子の組み合わせは、単純な計算では28 (=256)通りです。これだけ変異先があるので100%効果があるワクチンを作るのは極めて難しくなります。

さすがに、256通りのうち、環境に適応できないものは生存できません。そのため、ワクチンもピンポイントで効果を示すより、大きな的で効果を狙います。

そのため、ワクチンを打ってもインフルエンザにかかります。しかし、ある程度似た抗原を注射する事で、人体はインフルエンザウイルスを似た抗原と認識して反応が起こします。それにより、インフルにかかっても軽い症状に抑えると言われます。

インフルエンザウイルスにかからないためには!?

コロナ禍で学んだ生活を継続しましょう!!

■ 手洗い・うがい・消毒は小まめに。

■ マスクをして、感染リスクを抑えましょう。

■ なるべく、患者や人混みが多いところには行かない。

これらの他に、もう一つ取り入れて見て下さい。

10~15分置きに、水を飲みましょう!!

軽めに水を服用する事で、口腔・気管に入ったウイルスを胃へ流して胃酸で死滅させましょう。感染経路は、手についたウイルスなどを粘膜に付着させる事で起きます。

ウイルスは、最短20分で感染すると言われます。これより短い時間に軽く水分を取ることで、洗い流す事が出来ます。

以上の行動を取ることで、かなり感染のリスクは下がるかと思います。

それでも、かかってしまったら??

まずは、病院にかかりましょう。ただし、発熱後12~24時間くらいにかかると良いと思います。

実は、12時間より前に、検査をしても陰性になる可能性があるので、タミフルなどの薬を出して貰えない事があります。

また、発症後48時間以降は、ウイルスの増殖を抑えるタミフルを服用しても、もう遅いと言われます。

そ・・・そんなぁーーそしたら私は、どうすればいいの??

多くの方は、問題なく薬を貰えても、一部の方は、時既に遅しとなる事があります。

そのような場合は、漢方薬の出番となります。

葛根湯などの風邪薬は、身体の中の病邪を追い出す薬です。今回の場合は、インフルエンザを追い出すような漢方薬が良いでしょう。

代表的なのが麻黄湯または大青竜湯です。

発汗を促すので、発熱を抑える作用もあります。注意点は、汗が冷えた事による体温低下なので、必ず服を着替えましょう。また、水分摂取も忘れずに行う事が必要となります。

まとめ

今回は、インフルエンザウイルスの特徴・予防法・治療法について述べました。

これからの季節は、特に注意が必要です。多くは温かくなる3月頃まで、発症リスクがあります。

ただ、朗報な事は、コロナ禍の生活になってからは、インフルエンザにかかる人は激減しました。いかに、公衆衛生が大切だということが分かる結果です。

スペイン風邪・新型インフルエンザなどもインフルエンザウイルスの変異などで起こっています。変異が起きた時も、今回の点に気をつけて過ごして貰えたら、嬉しいです。

以上、参考になれば幸いです。

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