これからは、寒暖差が激しい季節・・・。そんな時期に注意すべき事とは何か?? 

はーい。こんにちわー。

元気堂です。

8月は日中が暑く、朝晩は冷えるような寒暖差が激しい時期となります。
この気温の差がきっかけで、体調不良にもなることがあります。夏バテならぬ秋バテになってしまう事も珍しくありません。

この時期に、ふと考えると倦怠感・疲労感を感じることはないでしょうか??
もしかしたら、この寒暖差が原因となっているかも・・・。

この寒暖差に対しては、自然の事だからどうしようもない・・・。
確かに、朝晩の寒暖差・前日との寒暖差もあります。しかし、寒暖差は何も自然現象だけではありません。

それは、エアコンによる寒暖差も含まれるからです。

夏場で多いのが、この寒暖差による夏バテですね。
秋は、その条件に加えて自然現象も加わってきます。意外と、厄介な季節ですね。

寒暖差による疲労感には注意が必要!?

皆さんは、寒暖差疲労という言葉を耳にした事は無いでしょうか??
人間の体には、体内を一定の状態に保とうとする機能(ホメオスタシスまたは恒常性)があります。

この働きには、もちろん常にエネルギーが必要となります。
そのおかげで、無意識に日常生活を行えています。

しかし、寒暖差が5~7℃以上となる場合では、そこに長くいる事でエネルギー消費が激しくなり、疲労が蓄積しやすくなります。つまり、これが寒暖差疲労です。

特に、冷え・寒さを感じることで、身体の中の働きを維持するために内臓を冷やさないように働きかけます。
すると、四肢末端が冷えやすくなるために、血流も悪くなってしまいます。

血流が悪くなることで、東洋医学的は瘀血体質の原因にも・・・。
特に、女性は冷え・浮腫の原因にもなり、人によっては生理痛が強くなったり、生理不順など婦人病にもなる可能性を高めます。

下肢が冷えることで、心臓から運ばれた血液も末端で冷えてしまい、それがまた心臓へ還る時に子宮や胃腸などを経由して還るからです。
このために、寒さ・冷えにより、生理痛・腹痛なども生じます。

寒暖差疲労を放っておくと、寒暖差アレルギーにも・・・。

寒暖差といったストレスは、上記で疲労の原因にもなる事が分かるかと思います。
東洋医学で言う気虚という元気がない状態を生じます。

この気が乱されるたことで起こるのが自律神経が乱れです。最近では、多くの方が自律神経失調症という症状を発症しています。
自律神経失調症の原因は、他にも対人ストレス・睡眠の質の低下・スマホやパソコンの使いすぎなどもあります。

そもそも、自律神経とは無意識下で24時働き続けている神経です。先ほどのホメオスタシスまたは恒常性の事を指しますね。

そのため、内臓や血管などの働きをコントロールして体内環境を整えてくれています。
この自律神経には、交感神経・副交感神経の2つがあり、これが上手く作用することで健康を維持しています。

交感神経は、興奮状態・ストレスがかかっている時に優位に働きます。
交感神経により、血管の収縮・血圧上昇・心拍数の増加などを管理することで、運動したりストレスに対抗しています。

反対に、副交感神経は、休憩・リラックス状態に活発になる神経です。
副交感神経が優位になると、基本的に交感神経の逆に働き、血管の拡張・血圧低下・心拍数の減少などを起こします。

しかし、急激な寒暖差が起こると、この交感神経と副交感神経のバランスが乱れてしまいます。
すると、身体の中を上手く運行できないために、鼻水・くしゃみ・咳などが生じてしまいます。

そんな寒暖差対策には、お風呂に浸かろう!!

40度くらいのお湯に首まで浸かろう!!
深部体温が上がるだけでなく、1時間半~2時間後くらいに体温が下がり始めるため、その付近に入眠すれば睡眠の質も向上します。

その他にも、お風呂に入ることはメリットがいっぱい!

■ 温熱効果

身体全体を温める事で、血流がアップ!! また、体温も上がるので新陳代謝が上がり、解毒が促されます。これにより、日頃の疲労感の改善も!

■ 水圧効果

水圧によって、血流がアップ!! これにより、浮腫や冷えがマッサージされたように改善します。また、温熱作用も加わるため、血管が広がり効果もアップします。

■ 浮力効果

水中では、体重が10分の1くらいになると言われます。そのため、水中運動は、関節の痛みがある方には、推奨されています。常に自重がかかって生活をしているので、身体の負担を解消します。

■ 蒸気効果

気道や粘膜は普段から潤っている方が異物の侵入を防ぎます。また、乾燥時期だと体内の粘液は消耗しがちのため、お風呂場の湿度が高い状態は、加湿するにもオススメ。

■ 自律神経を整える効果

心と身体をリラックスすることで、交感神経の鎮静作用を促します。これにより、副交感神経が優位になるため、入眠を質を高めたり、内臓機能の働きを高めたりします。また、アロマや入浴剤により、副交感神経が刺激されるので、入浴の際の使用するのも良いでしょう。

まとめ

夏で溜め込んだ疲れ・毒素をお風呂で洗い流しましょう!!
上手にデトックスすることで、秋を健康的に過ごせて頂けたら嬉しく思います。

日頃からお腹を壊しやすい・生理痛などの婦人病・疲れやすい方にも、入浴は身近な治療法でしょう。
ホメオスタシスまたは恒常性を整えて風邪知らずの生活を手に入れましょう。

以上、参考になれば幸いです。

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