はーい。こんにちわー。
元気堂です。
寒くなると鍋物などの温かい食べ物が増えて、目にすることが多くなるのが、春菊!!
春菊は、特有な味をしていて、少し苦手意識がある方もいるかと思います。
しかし、香りが強い春菊ですが、意外にアクは少ないため、ホウレン草よりも食べやすいとも言われます。
春菊は、同じ緑黄色野菜でも、ビタミンA(βーカロテン)が多いのが特徴です。
さらに、アルカリ性の食材であり、普段からストレス・暴飲暴食の現代人には都合の良い野菜となります。
個人的なおすすめは、サラダにして食べるという事です。
想像したよりも食べやすいため、好んで食べるほどです。その他にも、加熱することでβ-カロテンが濃縮されるので鍋やおひたしで取り入れるのも良いかと思います。
そんな春菊が、風邪対策に良いという事を知っていますか??
特に、粘り気が強く、痰の切れが悪い時なんかの去痰作用にはおすすめです。
春菊は、多くの栄養を含み、胃腸を丈夫にすることが昔から伝えられています。あの特有の臭いには、胃腸を健康にする作用があります。これは、シソと同じですね。
そのため、食欲の増進作用もあります。
しかし、どうして去痰にいいのか??
これは、東洋医学の考えも入ってきます。胃腸の健康が低下すると、水分代謝が低下してしまいます。その水分代謝が悪くなると痰飲という病症へ悪化するのです。
そのため、胃腸を健康にする春菊には、優れた去痰作用も備わってるのかと考えられます。
春菊の栄養は、風邪予防・骨粗鬆症の予防にも!!
免疫を高めたり、美肌には欠かせないビタミンCも含まれています。
ビタミンCは、抗酸化作用もあるため、ストレスから身体を守る働きをします。
抗酸化作用があるという事は、老化・動脈硬化などの生活習慣病の予防にも効果が期待できますね。
また、粘膜を強くするため、この時期の乾燥対策としてもオススメでしょう。
次に、ビタミンKがビタミンDによる骨へのカルシウムの吸収をよくする働きがあります。
簡単言えば、骨を丈夫にしやすい!!また、骨からカルシウムが溶けだす事も防ぐため、骨粗鬆症にも良いでしょう。
また、カルシウムも含まれているので、春菊を食べるだけで骨には良い事が分かりますね。
春菊が胃腸にも風邪にも良いことは分かった・・・。でも、野菜が苦手・・・。
そんな方もいるかと思います。
既に、濃い黄色い痰が絡んだり、空咳をしている方には、漢方薬がおすすめです。
咽頭~気管支の粘膜の低下つまり陰虚から症状が起きていると想像できます。
この場合は、潤いを保たすような漢方薬の服用がおすすめです。
■ 麦門冬湯
肺陰虚を改善する補陰薬と言われます。ようは、風邪疾患により起こる粘膜障害を改善するような漢方薬です。
この漢方薬は、比較的甘く、子供でも飲みやすい味となります。
私の子供も、水に溶いてあげています。味を特に気にしないで服用が出来ているので、敏感な方は、試してみるのも良いでしょう。
その他に、ノドのイガイガがあれば、小柴胡湯や小陥胸湯なども併用したり、空咳があれば柴胡桂枝乾姜湯なんかも検討に入れるのが、おすすめです。
まとめ
春菊は、痰・免疫力の向上・骨の強化に良い。
この3点だけでも覚えて貰えたら嬉しいです。
また、民間療法になりますが、春菊を煮詰めて、ドロドロにしたものに氷砂糖を入れて、春菊汁を1日2回の服用というものもあります。
手頃なところは、漢方薬の麦門冬湯です。乾燥時期なので、風邪予防としても服用できます。これから、どんどん冷えこむ季節です。身体を大切にしてきましょう。
以上、参考になれば幸いです。