はーい。こんにちわー。
元気堂です。
暑いときにこそ、発汗して涼しくなる食べ物が良い!! そんな時に夏の定番であるのは、カレーです。
キャンプでも定番の料理かと思います。
また、テレビのCMでも見ていると食欲がそそられる事でしょう。
ただ私もそうですが、多くに方が市販のルーを使っているかと思います。それは、十分に美味しく手間がかからない!!早くて、安くて、旨いの三拍子が揃っています。
そんな元から美味しいカレーにちょい足しする事で、もっと美味しく出来たら嬉しくはないでしょうか??
楽して美味しい物が食べたい!!こんな欲求はないですか??
今回は、手作りガラムマサラを作ってみたいと思います。
ガラムマサラは、スパイスに興味が無いと聞いた事が無いかと思います。
私もはじめて聞いた時には、FF(ファイナルファンタジー)に出てくる敵かと思いました。
そんなガラムマサラは、インドのブレンドスパイスの事を言います。ブレンドのため、ガラムマサラといっても色々なタイプが出来るのが特徴です。
最後の仕上げに、ガラムマサラを入れることで、香りやスパイスが引き立ち、美味しさが倍増すると言われます。
基本的には、以下の7つのスパイスを使います。アーユルベーダから由来するので、生薬としても使われています。
【カレー4皿分】
・ クミン(馬芹 ばきん ) 3杯
・ コリアンダー (胡荽子 こずいし) 4杯
・ カルダモン (白豆蔲 びゃくずく) 0.5杯
・ クローブ (丁字 ちょうじ) 0.5杯
・ ナツメグ (肉豆蔲 にくずく) 0.5杯
・ シナモン (肉桂 にっけ)0.5杯
・ ブラックペッパー 適量または苦手なら入れなくても良い。
全てティースプーンなどの小さい匙で、おおよそで大丈夫です。あくまで参考程度なので、キッチリしなくても問題はありません。しかし、使う分だけ作りましょう。作って放置だと、せっかく香りが飛んでしまいます。
クミンやコリアンダーが基本となります。これが、香りのベースとなります。市販のカレールーにも、含まれています。
そこに、クラフトコーラと同じ材料であるカルダモン・クローブ・ナツメグ・シナモンで香りに深みを持たせます。
最後に辛さの調節としてブラックペッパーを使います。

ガラムマサラ材料
左 クミン
真中 コリアンダー
白皿 右上 カルダモン
白皿 右下 シナモン
白皿 左上 ナツメグ
白皿 左下 クローブ
あれれ??ターメリック(ウコン)は使わないの??
実は、ターメリック(ウコン)は基本的に味付けや香料でなく、色づけのために使われているので、今回は使いません。
実は、馬芹の別名は当帰(とうき)という生薬です。これは、身体の補血剤の代表生薬で、女性の聖薬とも呼ばれる生薬です。血を増やし、巡らせる作用があります。そのため、貧血・皮膚のかさつき・月経不順などにも効果があります。
そこに、他のスパイス(生薬)が健胃作用を持つので、胃腸を整え食欲増進に働きます。また、香りによる精神をリラックスさせる作用もあります。
皆さんが普段食べているカレーも実は、薬膳の一つと言えるでしょう。
注意点は、やはり香り!!
カレーを食べる直前に、ガラムマサラを加えて、ひと煮立ちさせる事です。加熱しすぎると、香りが飛んでしまいますので、気をつけてください。
実際に、原物を砕いて、ガラムマサラパウダーを作ってみた!!
色々と使えるので、今回は少し多めに作ります。実際に作る際には、上記のティースプーンの割合で作ると良いでしょう。

ガラムマサラ末
・ クミン(馬芹 ばきん ) 15g
・ コリアンダー (胡荽子 こずいし) 20g
・ カルダモン (白豆蔲 びゃくずく)
2.5g
・ クローブ (丁字 ちょうじ) 2.5g
・ ナツメグ (肉豆蔲 にくずく) 2.5g
・ シナモン (肉桂 にっけ)2.5g
合計 45g
(1回使用量9g---カレー4皿分)
まとめ
家庭料理の代表であるカレーも薬膳の一つです。
身体に元気を与えてくれる生薬がいっぱい含まれているので、夏バテ気味にも良いでしょう。ちょい足しをしなくても、十分に美味しいです。
明日から薬膳料理としてカレーを食べてみてはいかがでしょうか??
興味があれば、自家製のガラムマサラで、ちょい足しをして本格的なカレーに挑戦しても面白いかと思います。
以上、参考になれば幸いです。